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車中泊初心者さん必見!車中泊の際押さえておきたいポイント

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


この1〜2年、新たに車中泊をスタートしたという方を、ネット上や旅先でかなり多く見かけるようになりました。

自由にあちこちおでかけすることが難しいコロナ禍において、密を避けながら旅を楽しめる車中泊・バンライフという旅のスタイルが注目を浴び、人気が高まっていることが理由のひとつのようです。

車中泊は自由で楽しいイメージが強いかもしれません。

しかしそれは目的地の選択や旅の最中の時間の使い方等が、ホテル・旅館を利用するよりも自由になるというだけ。

旅先で困ることがないように事前に万全の準備をしたり、車中泊でのマナーを守ったりすることは最低限必要となってきます。

そこで今回の記事では、車中泊旅を心置きなく楽しむために、押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。

慣れてくれば当然わかっていることでも、最初のうちは戸惑うことがかなり多いのが現実です。

特に車中泊初心者さんに向けてご紹介していきますので、これから車中泊を予定している方やまだ数回程度しか車中泊をしたことがないという方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

ポイント1.気温・気候の変化に対応するための準備を整える

真夏であっても、標高が高い場所なら朝晩冷えることもあります。

冬場も都心ではさほど寒くない日であっても、向かう場所によっては雪が降っていたり、気温が10度近く違うことも。

日本国内であっても場所が違えば気温も気候も違いますし、急に雨が降って気温がグッと下がることもありますので、季節による気温・気候の変化、朝晩の気温の低下等に対応できるよう、さまざまなアイテムを車に積んでおくのがおすすめです。

例えば電気毛布

海よりも山が好きな筆者にとっては必須のアイテムで、夏場であっても折り畳んだ状態で電気毛布を積み込み、ポータブル電源も持参していつでも使用できるようにしてあります。

上にサッと羽織ることのできるストールやパーカーなども持参し、冷えや寒さに対応できるようにしています。

反対に暑いときに使用できるよう、扇風機や薄手の服、汗をいっぱいかいてしまったとき用の着替えなども夏場には必ず積むようにしています。

急に寒くなったり暑くなったりしたときにただ我慢をして過ごすことは、体調を崩す原因になりかねません。

可能な範囲で、アイテムを揃えておくと良いでしょう。

ポイント2.車内でぐっすり眠れるよう、ベッドスペースや寝具をチェック

ベッドスペースのあるキャンピングカーであったり、車の中をDIYしてベッドを設置してある場合はさほど問題はないのですが、シートを倒してそのまま寝る予定がある場合は、少し注意が必要です。

シートを倒しただけではシートや背もたれの凹凸が体に当たって不快だったり、シートの硬さ・柔らかさの問題で睡眠中も起きてからも、体のあちこちが痛くなってしまいます

またそのままの状態では平行に寝ることが難しいため、安眠ができない可能性がかなり高いのです。

事前に車中泊用に販売されている車用のマットや厚手の寝袋などを購入すれば、不快感が軽減されるのはもちろん、硬さの問題も解消できて車内でもぐっすりと眠ることができますよ。

さらに宿泊のため車を停車する場所についても、押さえておくべきポイントがあります。

そのポイントとは、できるだけ平らな場所に停車をするか、寝るときに頭になる側が高くなるように停車することです。

頭側が少しでも低いと、頭に血がのぼるような感覚があり、安眠は難しいです。

停車後一度横になってみて、頭側が低いようであれば前後・左右を逆向きにして停車し直すのがおすすめです。

ポイント3.夜間使用する照明器具をいくつか用意しておこう

停車時はエンジンをかけることができないため、車内は真っ暗になります。

キャンピングカー以外の車で車中泊をする場合には、車内で電気をつけることは困難になるため、電気式のランタンなど持ち運びが可能な照明器具を用意しておくとよいでしょう。

持ち運び可能なものをおすすめするのには理由があります。

夜中にトイレに目が覚めたり歯磨き等でトイレに向かう際、周囲に街灯もなく真っ暗な場所では、足元も見えません。

そんなときランタンがあれば、移動の際サッと手に持ち、足元や前方を明るく照らすことが可能になります。

筆者も充電式のランタンを、常に3つほど車に積んでおくようにしています。

充電や電池が切れたときのことも考えて、2つほど持参しておくと安心です。

ポイント4.安心&安全な車中泊のために、防犯対策はしっかりと!

車中泊の際忘れがちなのが防犯対策。

特に夜間ひとけの無い場所で車中泊する際には、事前の準備と細心の注意が必要です。

周囲に車や人がおらず、街灯もない方が安眠できるように思われがちですが、防犯の意味ではあまりおすすめできません。

特に車中泊に慣れていない最初のうちは、周囲が街灯などで適度に明るく、携帯電話の電波の入る場所で車中泊をするようにしましょう。

その上でスマートフォンなどすぐに連絡ができる手段を準備し、いつでもスマートフォンを手にとって外部に連絡ができるようにしておくと安心です。

その他にも、周囲の車や人から車内が見えないよう窓をカーテン等で目隠ししたり、深夜トイレに行く際には1人ではなく、同伴者と一緒に車外にでるようにするなどの防犯対策が有効です。

ポイント5.充電設備をいくつか準備しておこう

旅先でスマートフォンやタブレット、ランタン等の充電が切れてしまうとかなり大変ですよね。

旅先で困ることがないよう、スマートフォンやパソコンタブレット等の充電や、扇風機などの家電を車内でスムーズに使用するために、ポータブル電源や携帯用の小型充電器を購入しておくのがおすすめです。

特にポータブル電源は、現在車中泊をする人たちの中で必須アイテムとなりつつあります。

しかし、まだ車中泊を始めたばかりですと、本当に車中泊を楽しめるかどうかがわからず、数万円単位の出費となるポータブル電源を購入するのは、躊躇してしまう方かもしれません。

その場合には、扇風機や電気毛布などの家電が必要ない、比較的過ごしやすい春や秋の季節に車中泊をするようにし、スマートフォンやパソコンの充電用に5000〜8000円前後の小型充電器をひとつ用意しておくと良いでしょう。

筆者もパソコンの充電用に6000円ほどの小型充電器を購入し、車中泊の際に持ち歩いています。

小型の充電器であっても、1泊2日程度の車中泊旅であればスマートフォンやパソコンの充電で困ることもなく、かなり便利に使うことができています。

ポイント6.マナーを守って気持ちよく車中泊を楽しもう

ときどきテレビ等で「車中泊者のマナーの悪さ」を取り上げていることがあるようです。

そのたびにマナーをきちんと守って車中泊をしている方達は肩身の狭い思いをし、この先車中泊をしづらくなっていくことを懸念しているようです。

車中泊の際には、最低限のマナーを守ることが必須。

深夜に大きな音を出さない、アイドリングをしない、滞在施設の決まりを守るなどは当然とされています。

最近では車中泊禁止となっている場所で車中泊をしたり、道の駅やサービスエリア等の駐車スペースにテーブルやチェア、テントなどを出していたり、車外で火を使って調理していたり、トイレの手洗い場で食器を洗うなどの行為が散見されています。

これらもすべてマナー違反。

筆者も道の駅のトイレに立ち寄った際「洗い物はしないでください」という張り紙の真下で洗い物をしている方に遭遇したことがあります。(当然注意をしましたが・・・)

マナーを守ることが車中泊のしやすさに繋がり、これからの車中泊環境をよいものにしていきます。

「今だけは良い」「自分だけは良い」「今回だけだから」などと言い訳せず、きちんとマナーを守って、自分も周りも気持ちよく過ごせるように心がけてくださいね。

ポイント7.事前に車中泊可能な場所をしらべておこう

24時間使用可能な無料駐車場であっても、車中泊は不可となっている場所が多く存在します。

特に道の駅や高速道路のサービスエリア・パーキングエリアなどは基本的には仮眠のみ、宿泊はNGとしている場所が多く、マナーや防犯上の問題もあり避けるのが懸命なようです。

現在はRVパークやオートキャンプ場、Carstayステーションなどの有料サービス・有料スペースを利用するのがおすすめです。

無料のキャンプ場もあるにはあるのですが、数がとても少なく、季節によって閉鎖していたり、マナーの問題で閉鎖してしまった施設も多数あるのが現実です

お目当ての施設がある場合は、事前に利用可能かどうかや申し込み方法、施設のルール、チェックインチェックアウトの時間等を電話やメールで問い合わせをしておくのがよいでしょう。

万全の準備で、車中泊旅を心おきなく堪能しよう!

今回は、特に車中泊初心者さん向けに、車中泊旅を心置きなく楽しむために押さえておきたいいくつかのポイントをご紹介しました。

さまざまなポイントがあり、全部を覚えたり実行するのはとても大変に感じ、不安に思うかもしれません。

しかし、何度か車中泊をし慣れてしまえば「いつものこと」として当たり前にできるようになっていきます。

ときどき失敗してしまうこともあるかもしれませんが、それも良い経験になります。

ぜひ今回の記事を参考に、車中泊のさまざまなポイントを押さえて、旅を楽しんでみてくださいね。

ライター:haru.

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執筆者プロフィール
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