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ざっくり収納でバンライフを快適に!仕事も遊びも満喫したい我が家のDIY

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


バンを自由に改造して暮らす「バンライフ」。

家を引きはらい日本一周を楽しんだり、仕事や遊びの都度バンででかけたりと、旅のスタイルも様々です。

うちは後者で、その都度でかけるタイプ。

撮影の仕事で出る時と、遊びの時とでは、載せる荷物の内容も異なるから積み下ろしが大変。

本音としては、積み下ろしは最短で済ませたいし、快適に過ごすために居住スペースも確保したい!

我が家のそんな悩みを解決したのが、「ざっくり収納」でした。

今回はそんな、我が家の収納術についてご紹介したいと思います。

バンライフの収納に関する悩みと解決策

バンライフする車内は自由自在。

自分で好きなように棚やベッドをレイアウトできるのが魅力です。

一方でDIYのプロという訳ではないため、技術的に作れないジレンマにも悩まされますし、綺麗に完成されているキャンピングカーをうらやましく思うことも。

その辺りは、自由度と完成度のバランスや好みといったところでしょうか。

では実際の我が家の収納の悩みと解決策をご紹介します。

バンライフ収納の悩み①収納スペースに限りがある

まずは車中泊といえば「スペースの問題」。

我が家のメルセデスベンツ「トランスポーター」は、車高が高くバンの中では広い方。

とはいえ、大人2人と猫1匹ともなると、あっという間に居住スペースが圧迫されてしまいます。

上の写真は以前のレイアウト。

居住空間のほとんどをベッドが占めて、手前の足元に荷物をたくさん置いています。

服や小物をタンスに収納していましたが、足の踏み場はとても少なくなってしまいました。

そこでベッドの位置を、車内の半分くらいの高さまで上げ。

ベッド下に広いスペースを確保しました。このスペースは引っ越しや里帰りの荷物が多い時にも大活躍!

ベッドの上に座っても天井までは余裕があるため、寝るときも問題ありません。こうして2段にすることで、スペースを有効活用できました。

バンライフ収納の悩み②広すぎて取り出しづらい

広いスペースができたことで、大きなものまで収納できるようになりました。

例えば2人分の自転車やスキーの板なども気軽に収納できます。

それは良かったものの、今度は広すぎて雑多になり取り出しにくくなってしまいました。

何よりベッド下は光が届かなくて暗く、車内側からアクセスすると何がどこにあるのやら。

そこで、新しいルール作り。

外で使うものは後ろの扉から取れるように、後方に収納。

着替えや化粧ポーチなど、車内で使いたいものはボックスにまとめて手前に入れるようにしました。

使う時に車内側からボックスを引き出せば、明るい場所で荷物を取り出せます。

さらに家から車への荷物の移動も、ボックスひとつで済みますし、棚に詰め替えたりする必要もありません。

ベッド下では、他の荷物に合わせて位置をずらしたり、自由に動かせるのも良いところ。

大人2人でボックスを2つ。それぞれ自由に入れたいものを入れています。

バンライフ収納の悩み③よく使う小物は取り出しやすい位置が◎

今度はよく使う小さい小物たち。

例えばティッシュとかお手拭き、除菌シート、猫がトイレをした時に使うビニール袋や、猫のごはん。

携帯の充電器なども頻繁に使いますが、欲しいと思ったときに、ボックスに入っていては、さっと取り出せません。

そこで、そういったものはベッド上の棚に収納することにしました。

元々ここは旦那が釣り道具を入れるために作った細長い場所で、ベッド下に収納できるようになったため、100均で小さい収納カゴを設置。

カゴごとに衛生用品、電子機器など最初はわけて収納していました。

ただ旦那ひとりで車を使うことも多く、とにかく物を詰め込む人のため色々なものが混在。

「もうちょっと仕分けしてくれたら取り出しやすいのになぁ」と思っている妻なのですが、ルールを作りすぎてもお互い気持ちよく過ごせないので、あればいっか、くらいに思っています。

それはキッチン上の棚も同じことで、お見せするのも恥ずかしいくらい中は乱雑です(汗)

ここは猫に取られたら困る食品やお菓子を入れる場所にしていますが、旦那の入れっぱなしのよくわからないものもちらほら。

少し高い位置のため、中が見える透明の収納カゴを入れようかと検討していますが、ふたをしてしまえば中は見えないので、こちらもざっくり収納です。

バンライフ収納の悩み④物が動く・うるさい・落下する

キャンピングカーやバンで車中泊されている方は、当たり前のように対策されていることと思います。

動く車の中では、物の音や落下はとても気になるところです。

物同士がぶつかり、うるさい

走行中、荷物同士がぶつかり合って、ガチャガチャと音を立てるのは短時間ならまだしも、長時間になるとかなり気になります。

そこで我が家では吊り下げ収納はしていません。

キッチンまわりは、吊り下げると便利だとは思うし、家ではいくつも吊り下げていますが、バンでは辞めておきました。

物が動いてしまう

車の揺れで物が動くのは、ある程度仕方ないとは思いますが、この点はボックスを使ったことで改善されました。

多少動いてもボックスの中でのことなので、気にならなくなりました。

物が落下する

我が家には猫がいるため、物の落下には特に気を付けています。

キッチン上の収納は扉を磁石で止めるようにし、中から物が飛び出ないようにしています。

またベッド上も、重いものや飛び出すほどは物を入れません。

唯一失敗したのは、テレビ。

ベッドでも、テーブルでも見られるように可動式にDIYして吊り下げたものの、重力に耐えられず落下して壊れてしまいました。

幸い怪我はありませんでしたが、それからは重いものには特に気を付けています。

バンライフ収納の悩み⑤猫グッズは猫が使いやすい場所に置く

最後に置く場所を選ぶのが「猫グッズ」。

具体的には、猫用のトイレ、餌とおやつ、フードボウル、ウォーターボウル、おもちゃです。

中でも一番場所をとるのが猫トイレで、我が家では運転席の後ろが定位置。

猫はトイレを我慢してしまうこともある生き物なので、ストレスなく使ってくれるか見られることと、掃除がしやすいことが理由です。

車用のものではなく、家でも使い慣れた猫の匂いがついているものを家から運んでいます。

猫用の餌とおやつは、取られないようにキッチン上の棚に。フードボウルとウォーターボウルは、助手席の後ろ。

たまに足でひっかけてしまうこともありますが、水が無くなったらすぐに気づける位置にあり安心です。

その他のざっくり収納スペース

実はあと2か所、我が家のバンには収納スペースがあります。

ひとつめはキッチンの下。

ここにはバッテリー類を収納しているので普段はほとんど触りませんし、猫が入れないように柵をしています。

そして、もうひとつは長椅子の下。元々付いていた長椅子は、あけると収納できる仕様です。

ここは旦那が自分の好きなものを収納しています。

我が家のバンライフ、ざっくり収納法

我が家の細かく仕切らない「ざっくり収納」は、いかがでしたでしょうか?

理想の収納はバンの大きさや、バンライフのスタイル、個々の性格によって好みが分かれてくるかと思います。

うちの場合は、「仕事の時」と「遊びの時」で荷物が大きく異なるため、入れ替えしやすく、大きな荷物も積めるこの方法で今は落ち着いています。

良ければ参考に、みなさんに合う収納方法を見つけてみてくださいね。

ライター:まのあつこ

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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