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車中泊にトイレは必用?気になるコンポストトイレを徹底検証!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


『車中泊車にトイレは必要か??』

車中泊をする時にトイレはあった方がいいのか?は、よく浮かび上がるお悩みポイントかと思います。

日本では比較的どこでも公共トイレが自由に使えるので、あまり必要性は感じないかもしれません。

しかし、トイレのないキャンパーバンで2年半ほど生活してみて

【公共トイレが使えるとしても、トイレは必須で車内に欲しい装備!】

となりました。

日本で車中泊をする時の事を考えても、やっぱりトイレは外せない条件で装備しておきたいアイテムです。

でも実際問題処理などはどうなのか?

そしてキャンピングカー用のトイレでずっと気になっていたコンポストトイレ。

コンポストトイレはどんな感じ?処理方法は?車中泊にはどうなの?

キャンピングカー用のトイレに最適なトイレは?

などなど、気になることを調べてみました。

車中泊にトイレが必要だと想った理由

車中泊車のトイレは必用派と必要じゃない派に分かれるとは思いますが、わたしは必用派です。

なぜ必要と想ったか?について、まずは見ていきたいと想います。

トイレがないストレスはけっこう大きい

行きたい時すぐにトイレに行ける環境がないと、心身ともにストレスが大きいです。

しかもいけないと分かっていると、余計行きたくなってしまう現象が…。

使える公共トイレが近くにあればいいのですが、トイレに行きたくなったタイミングでトイレがあるとは限りません。

我慢をするのは身体的にも良くないので、トイレが車内にあればいつでも安心です。

トイレがないせいで車中泊場所が限られる

トイレのない車だと車中泊場所を探すとき、大切なのはトイレが近くにあるか?が最重要ポイントになってくると思います。

トイレの近くに車中泊をするとなると、駐車する場所はどんな感じになるのかはだいたい想像がつくかと思います…。

それに人通りも一晩中あるかもしれないので、なかなか落ち着けません。そして車中泊する場所は限られてきます。

トイレが車内にあれば、何も気にせず好きな所で車中泊できる!

特にわたしたちは誰もいない自然の中で車中泊をするのが好きなので、トイレがあればもっと素敵な場所で車中泊出来たかもしれないのに…と何度も思いました。

近くにトイレがあっても行くのがとても面倒くさい

車内にトイレがないと、車から外に出てトイレに行くことになります。

トイレの近くに駐車していたとしても、トイレに行きたくなるたびに車内から外に出て、トイレに行く。

これが実は、かなり面倒です…。

特に雨・嵐など悪天候の時は、さらにめんどうに感じます。

そして1番面倒だと感じるのが、寝ている時にトイレに行きたくなった時!

車内にトイレがあればそのままさっと済ませてすぐにベッドに戻れるので快適ですが、外に行かなければならないとなると…?

まずは夜中に洋服を着て、靴を履いて外に出る。

女性だと深夜の公共トイレは不安要素もあるので、ちょっと警戒心も必要です。カギは閉めて行くべきか?

など心配事もあり眠たい中、トイレに行くためだけに心労が…。

そんな感じで、やっぱりあったほうが断然快適に車中泊生活が送れると想うトイレ。

車中泊車にトイレは必用派となりました。

車中泊にコンポストトイレはどうなのか??

キャンピングカー用のトイレは車内にあると便利ですが、実際処理などはどうなのか?

調べていると、日本では処理出来る場所はまだまだ限られているようです。
(キャンパー人口が増えていると想うので、今後は処理出来る場所も増えていくかもしれません。)

通常のキャンピングカー用のトイレはけっこうな頻度で処理が必要になってきます。

処理が思ったようにできないとなると、それはそれでストレスが溜まるんじゃないかと予測します…。

そしてずっと気になっていたコンポストトイレ。

コンポストトイレの仕組み・処理方法などについて調べてみました。

果たして車中泊とコンポストトイレの相性はどうなのでしょうか??

コンポストトイレの仕組み

コンポストトイレは基本的におが屑などを使用し、微生物の力によって排泄物を分解します。

微生物が活発に動いてくれる環境を整えてあげると、ちゃんと微生物が分解してくれるので臭いも気にならないようです。

また水を流す必要がないので、車中泊にとって貴重な水もいりません。

そして気になる処理方法。

トイレの使用頻度にもよりますが、長ければ1年程交換しなくても大丈夫なのだとか!

処理がそんなに必要ないとなると、車中泊には最適そうです。

おが屑を交換する時には、畑などにも最適な肥料になっているので自然に返せます。

環境にも優しいコンポストトイレ、良さそうですね。

コンポストトイレを調べていると、コンポストトイレには大きく分けて2種類あることが判明しました。

コンポストトイレとバイオトイレ?! ~それぞれの特徴~

コンポストトイレについて調べていると、バイオトイレなるものもありました。

この違いはなんなのか?

それぞれ見ていきたいと想います。

コンポストトイレとは? 特徴と処理方法

車中泊車に搭載されているコンポストトイレを調べると、ほとんどこのタイプが主かと思います。

おが屑などで分解する点では、コンポストトイレもバイオトイレも変わりません。

=コンポストトイレの特徴=
・大と小は別で処理する
・オフグリッド
・大の方はおが屑などの中へ
・小の方は小用のタンクへ
・おが屑は使用後攪拌させる
・小(水分)が過多におが屑の中へ入ると、微生物が分解できなくなり臭いが発生する

コンポストトイレの特徴は上記のような感じでした。

処理方法・おが屑の部分は先ほども触れましたが、微生物が分解してくれるので使用頻度によっては1年程交換しなくても大丈夫だそうです。

そして交換時は自然に返す。

どこで自然に返せるのか考えてみましたが、法律上問題がなければ自然にお返しできます。

自然に返すときは自宅や畑・またはその土地を管理している方に聞いて、許可をもらいましょう。

小の方は頻繫に処理が必要となると思いますが、これはキャンピングカー用の水洗トイレと同じ方法で処理することになりそうです。

また尿について調べていると、尿も良い肥料になるそうです。

環境に優しいコンポストトイレは災害時にも活躍

災害時・被災地でも作れる『緊急トイレ』(コンポストトイレ)の作り方が紹介してありました。

=小=
・近くの下水(マンホール)に流してください。
・ご自身の畑があれば、畑などの土に撒いてください。(肥料になります)
Greenly(処理の方法を引用)

と書いてあります。

その他、どちらも対応できない時の処理方法・大の処理方法も記載してあります。

ちなみに小は食酢と水をタンクの1%入れておくと、臭いの発生を長期間抑制する効果があるそうです。(蓋は必須)

こちらの処理法は災害時など緊急の時の方法なので、車中泊の処理も一緒で大丈夫なのかは法律上の確認が必要そうです。

バイオトイレとは? 特徴と処理方法

バイオトイレはコンポストトイレと違い、大と小どちらも一緒に出来るシステム。(サイトによって呼び方が異なるようです)

コンポストトイレで気になっていた大と小を分けなければいけない部分が、バイオトイレで解消されます。

バイオトイレはコンポストトイレと何が違うのでしょうか?

以下、バイオトイレの特徴です。

=バイオトイレの特徴=
・大と小を分けなくてよい
・水は必要ない
・使用するのに電気が必要
・電気でおが屑を温め、尿(水分)を蒸発・分解を促進させる
・使用後はおが屑を攪拌

バイオトイレは大と小一緒に出来るので、車中泊と考えるとかなり嬉しい仕組みです。

しかも交換は尿の処理も必要なし、おが屑は1年に1度ほどでいいので素晴らしいですね。

ただ、気になる電気の使用。

バイオトイレは温めて水分を蒸発・分解させるので、月3000円弱電気代がかかるそうです。

(お家の場合)車中泊で考えると、貴重な電気をけっこう使うことになりそうですね。

また攪拌と温めるシステムが必要なので、専用のトイレが必要になりお値段もそれなりに…。

処理も頻繫に必要なく大小一緒に出来るメリットは素晴らしいのですが、車中泊で使うとなると電気が持たないかも…。

実際にバイオトイレは自宅や公共トイレ用のものしかなく、キャンパー用タイプは見かけませんでした。

結局車中泊にはどのトイレが最適なのか??

・処理が年に数回で良い

・大小一緒に出来る

バイオトイレが車中泊には理想的かとは思いますが、電気の問題があります。

またバイオトイレはヒーティング・攪拌システムが必要なので、コストもそれなりにかかります。

バイオトイレをDIY出来るかなと調べていましたが、温めるシステムをなんとか作れれば可能かもしれません。

コンポストトイレをDIY!

alterna

バイオトイレをDIYするとなると、温めるシステムは知識も必要となり難しいかもしれませんが、台所用のコンポストをトイレとしてDIY出来る様です。

いろいろなサイトを参考にさせていただきましたが、中身は園芸用土『ピートモス』が良いようです。(泥炭由来)

DIYで出来るコンポストトイレのタイプは電気・水を使わないオフグリッドタイプで、大小分別型。

ちなみに尿も水で3倍に薄めると、肥料として畑に撒くことが出来るそうです。

環境にも車中泊にも優しいコンポストトイレが魅力的!

個人的に、車中泊にはコンポストトイレがベストじゃないかと思いました。

やはり『小が別』というのが気になりますが、キャンピングカー用の水洗トイレは毎日の処理を考えると大変でストレスになりそうなので…。

その点コンポストトイレだと処理の事もあまり考えずに済み、自然に返せるので車中泊のトイレとして最適かなと思いました。(小の問題はある)

次回車中泊仕様車にDIYする機会がありましたら、コンポストトイレのDIYも挑戦してみたいと思います。(出来ればヒーティングシステム付き)

車中泊仕様車のトイレを検討されている方がいらっしゃいましたら、処理も楽でエコで環境にも優しいコンポストトイレを取り入れてみてはいかがでしょうか??

車中泊の良い相棒になってくれると想います。

ライター:Betty

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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