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車中泊で日本一周、中古ライトエースを車中泊仕様にDIY! どこまでやるか?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私は今春から車中泊で日本一周を考えていて、先日買った中古のライトエースをDIYで車中泊仕様に改造しようとしています。
最初は「全て自分でやってやる」と気合十分でしたが、色々と見聞きした結果なんでもDIYはやめた方がよさそうです。
ディーラーの整備士さんやホームセンターの電気系担当のスタッフさんから、任せるべきところは任せた方が安全ですとアドバイスを頂きました。
それと4ナンバー登録しているので毎年の車検も考えなくてはなりません。
安全第一と車検対策を念頭に、DIYでどこまでやるか考えたいと思います。
【車中泊で日本一周】荷室のDIY「天井と床」
車中泊ではライトエースの荷室が生活の中心となります。
ある程度の快適性を求めるなら天井と床には断熱と防音対策、窓際には目隠しと断熱効果を考えてカーテンは取り付けたいですね。
【天井】
天井に付いているグレーの内張を剥がすと鉄板が剥き出しになっています。
2〜3cmほどのスペースがルーフと内張の間にあるので、防音対策に制震シートを貼って、断熱材を入れ込むことができそうです。
木目の内装に憧れていましたが、燃えにくい難燃性素材を使用しないと万が一の火災時に危険なのはもちろん、車検も通らないことがあると聞いたのでそのままグレーの内張を使います。
【床】
床は黒いビニール製のカバーがボタンで脱着できるようになっていて剥がすのが楽でした。
すでに制震シートが貼られていたので断熱材を入れ、既製品の合板でフルフラットにします
工具の問題といつか車を手放すことを踏まえ、床は既製品を購入するつもりです。
もし、売ることになった場合、手作りの床より、寸法と形がぴったりの既製品の方が見栄えが良いですからね。
【車中泊で日本一周】荷室のDIY「ベッドとキッチン」
食と睡眠は生活する上で重要なポイントです。
ライトエースの荷室の大きさは、後部座席を除いて長さが204.5cm、幅は一番広いところで149.5cm、そして室内高が118.5cmです。
【ベッド】
家で使用しているベッドのサイズが縦195.0cm、幅140.0cmなので右側のリアヒーターの出っ張りを考慮してもある程度のサイズは確保できそうです。
問題は高さ。
『ベッド下の収納を確保しつつマットのクッションは10cm以上、それでいてベッドの上に座っても閉塞感を感じない』という条件をクリアしたいと考えているのですが、これらの希望条件を室内高118.5cmの中で叶えるとなるとけっこう難しくて今も悩んでいます。
すでに購入したポータブル電源の高さが30cmあるので、ベッドの土台を作成しながら考えたいと思います。
【キッチン】
キッチンも据え付けたいと思いましたが、DIYだとできる範囲がかなり限られるようので今回は見送ります。
キッチンがなくても、キャンプで使用するバーナーを複数持っていることと、ポータブル電源を持っていって電化製品を使えば、それなりの調理ができるからです。
ただ、バーナーでガスを使用する時は換気が必要なので、DIYで窓枠に取り外し可能な換気扇を作りたいと考えています。
キッチンと言えば水回りが気になるところですが、とりあえず蛇口付きタンクで十分だと考えシンクなどの取り付けは行いません。
【車中泊で日本一周】ルーフキャリアとソーラーパネル
タウンエースは箱型の車なので屋根面積が大きいです。
車中泊で自分が持って行きたい荷物を全て持って行こうと思うと、屋根のスペースを利用しない手はないですよね。
【ルーフキャリア】
ルーフには大きめのルーフキャリアを積もうかと考えています。
やはり、キャンプ道具と釣り具を持ち運ぶには車内の収納スペースだけでは狭く、屋根に大きめのボックス(ルーフボックス)を載せるためのルーフキャリアは必要です。
釣具に関しては臭いの問題があるので、可能な限り車外に積みたいですね。
お財布とも相談ですが屋根にどれだけ積めるかで全体の荷物が決まると思います。
かなり重要なポイントになるのでじっくり調べます。
【ソーラーパネル】
車中泊・バンライフを楽しんでいる人達のSNSを見ると屋根にソーラーパネルを貼って車内に電力を引き込んでいる方が多くいます。
ソーラーパネルがあれば電気を常に充電できるので設置するか悩みました。
しかし電気系統を素人のDIYで行うと安全性の問題があり、外注するとお金が掛かります。
今回は容量が大きいポータブル電源を購入したので、最初はシガーソケットからの充電と、晴れの日に折り畳み式の持ち運べるソーラーパネルを広げて充電することで、なんとか電気を確保する予定です。
私はテント泊をけっこうやってきたので、キャンパー目線で考えるとそこまで電気に依存しなくても大丈夫な気もしています。
【車中泊で日本一周】車体の塗装と足回り
車体を塗装したり、足回りをかっこよくしたりしたいって考えますよね。
私は商用車のタウンエースを購入したので、ノーマルなままだと見かけはそのまま「業者さん」です。
【車体の塗装】
私の勝手な憧れですが、車体を塗装してオリジナリティやこだわりを出すってかっこいいですよね。
ただ、外見が「かっこいい」を手に入れるには、相応なお金が必要です。
今回の車中泊の旅は何が大事で何がしたいのかを考えた結果、車体の塗装は最後に取っておこうと思いました。
車中泊仕様の全体像と総額が見えてから、お財布に余裕があれば塗装するかどうかあらためて考えます。
しかしやりたい気持ちは強く、塗装するなら色はオリーブかカーキに決めています。
【足回り】
これも外見のカッコ良さに関係しますが、タイヤをオフロード仕様にしたり、車体を何インチかリフトアップしたり、やりたい事はいくつかあるのですが今は一旦諦めるつもりです。
色々とカスタムの選択肢がある部分は、やろうと思うとお金がいくらあっても足りないので心が折れます。
それでもちょっとした色気は欲しいので、ホイールを黒に塗装します。
車の塗装や改造を行なっている方々のSNSを見ると、ホイール塗装はなんとか安く仕上げることができそうです。
あとがき
私の住んでいる富山もここ2週間くらいで一気に気温が上がり、気持ちの良い季節の到来です。
今はもっぱらECサイトやホームセンターで情報と材料集めを行っております。
お財布との相談事が多く、なかなか思うように作業が進みませんが、来週あたりから材料が届き始めるので、床や足回りの部分から改造作業に入れます。
いよいよ車中泊仕様に向けてDIY開始です。
ライター:Kazzz
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
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