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憧れのバンライフ!〜「ボンゴブローニイバン」を車中泊仕様にDIY〜

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


バンの車内を家のように改造し生活する「バンライフ」。

海外で一大ブームとなりその波は日本にも到来、今や注目のライフスタイルと呼べるでしょう。

そんな私たち夫婦も、お洒落なリメイクを施した海外のバンに憧れ、いつかバンで気ままな旅へ出たいと夢見ていました。

この夢を実現しようと、まずはバンを購入。1年間ゆっくり車内のDIYを進め、ついに住み心地抜群の内装を完成させたのです!

今回は私たち夫婦が協力して作った、自慢のバン内装を詳しく紹介していきます。

「ボンゴブローニイバン」で広さを確保

まず、私たちが選んだ車は「ボンゴブローニイバン」。

マツダ・ボンゴをベースにした上位車種で、車体が長い分、中も広々としています。

年式の古い車体を中古取引したため、40万円弱の低価格にて購入できました。

内装を改造する前提だったので、材料費等を確保するために、「車体の価格を極力抑えたい」また、「ゆったり過ごせるスペースが欲しい」といった希望がありましたが、そのどちらもクリアしていることが、このボンゴブローニイバンを選んだ主な理由です。

ゆったりサイズのベッドがメイン

我が家のバンの内装のメインは、何と言っても、このゆったりとしたサイズのベッドです。

横幅はダブルサイズ、縦幅はスペースの都合で約175センチ。身長180センチオーバーの夫は少し足がはみ出るようですが(笑)それでも快適に眠ることはできています。

海外のバンライファーたちが撮影した動画や写真では、日中に使用したソファーのマットレスと脚を組み直し、ベッドにしている様子が見られたりします。

しかし、私たちは長時間の運転後は疲れているため、すぐ横になりたいですし、そんな時にベッドを組む作業は大変なので、最初からベッドは常設で!と決めていました。

ベッドを常設にしたおかげで、その都度組み立てる必要がなく、目的地に到着したらすぐにそのまま眠れるのは、本当にラクチンで快適ですよ。

日中も景色を眺めながらゴロゴロゆったり過ごせるので、ベッドメインの内装は夫婦共々お気に入りです。

ベッドサイドにはブックスタンドと跳ね上げ式のテーブルを

ベッドを作った際、サイドに少し隙間が残りました。そこで、マットレスの安定も計算しながら、ブックスタンドと跳ね上げ式のテーブルを追加。

ブックスタンドには旅が楽しくなるような情報誌や、車内での調理をエンジョイするためのレシピ本などを収納しています。

テーブルを下ろせばランタンやドリンクを置いたり、タブレットで車内映画を楽しんだりすることも可能。

好きなドリンクを飲みながら読書したりと、まるでブックカフェのようなひとときを過ごせます。

反対側には壁掛けフック&写真を飾って

ブックスタンドの向かい側には、壁掛けフックを取り付けました。バッグの中には睡眠時に喉や鼻を乾燥から守る、マスクやハンドクリームが入れてあります。

そして壁掛けフックの左側には、さらにフックと麻紐を設置。旅の大切な記念写真を、少しずつ飾れるようにしました。

天井中央部分には、ねじ式のフックを取り付け、ランタンが吊せるようにしています。

天井からの明かりがあれば、夜も車内がぐっと明るくなりますね。

収納もできるベンチチェストでさらに快適度アップ!

ベッド以外の居住スペースには、市販の木製収納ボックスを少し改造して、ベンチチェストを配置しました。

食事をする時は折りたたみテーブルと、このベンチチェストが大活躍します。

ベンチチェストに座り、窓を開けて心地よい風を感じながら、本を読んだりおしゃべりする時間は最高です。

また、ベンチチェストと折りたたみテーブルを組み合われば、車内でのパソコン作業も可能に!

居心地の良い車内で、旅先の景色を眺めながらのワーキングは、作業効率アップにも役立っています。

今後普及するであろう「ワーケーション」にも、キャンピングカーやバンライフは最適なのではないでしょうか。

ベンチチェストには、冬用の毛布や電気毛布を収納しています。

私たちはこのバンに完全在住しているわけではなく、休日のレジャー時だけの使用なので、載せている荷物は全体的に少なめです。

ベンチチェストの座面(フタ部分)は、少し長めに作ってあります。そのため、できた空間には、大容量バッテリーを収納しました。

夏には扇風機を、冬には電気毛布を使用する際に活用しています。

ベッド下もすべて収納スペースに

ベッドの下も、ベンチチェスト同様に市販の木製収納ボックスを使用し、すべて収納スペースとして活用。

中には調理器具や食器類、お風呂セットなどが入れてあります。

ボックス2個を結束バンドで連結し、2個いっぺんに引き出せるようすることで、奥まで無駄なく活用できています。

ただ、連結させた収納ボックスはそのままにしておくと、走行時に飛び出してしまうため、木材でストッパーを作り、ベッド足部分にはめこみました。

このストッパーは持ち上げるだけで、簡単に外すことができます。

ボックスを引き出す際もスムーズで、使い勝手も見た目も大満足の仕上がりです。

バックドアを開ければ、後方からもベッド下への収納が可能です。

ここに収納してある荷物の出し入れは、バッグドアの開閉を条件としました。中には、主に外で使用する折りたたみテーブルや椅子、カセットコンロやクーラーボックスなどが入っています。

カーテンは全部で4カ所

日除けやプライバシーを確保するために、カーテンを4カ所に設置しました。

バッグドアとセカンドドア部分にはレールを取り付け、クリップでカーテンを挟んであります。

上の写真は、車内前方の座席部分と後方スペースの間です。天井両側に金具を取り付けて麻紐を張り、そこへカーテンを設置しました。

はじめはカーテンレールや突っ張り棒にしようかと思いましたが、よく見ると天井部分がカーブしているため、レールの取り付けが難しく、突っ張り棒は落ちやすい上に好みの商品もなかったため、麻紐の使用となったのです。

麻紐を使ったことで車内のインテリアにもマッチし、ナチュラルな印象に仕上がりました。

助手席の真後ろにマットを敷き座れるスペースを確保

助手席シートの真後ろ部分には、市販のマットをカッティングし布で包んだ、簡易マットレスを敷きました。疲れた時などはここに座れます。

ベッド下に収納してある折りたたみテーブルを出せば、このマット部分とベンチチェストにそれぞれ座って食事もできますよ。

バックドア内側にも木材を打ち付けて

中古車ということもあり、購入当時はバックドア内側がかなり傷んでいました。そのため、この部分にも木材を取り付けたのです。

こちらもナチュラルな印象になって、可愛らしくお気に入りのポイントです。

休日を豊かに過ごす「休日バンライファー」

バンの内装をDIYし車中泊仕様にしてからは、休日に少し遠出をすることが多くなりました。

出発時間が遅くなった時や、ちょっと離れた場所に行く際も、車中泊仕様にしてあれば心強いです。

今では、「気軽に出かけられるようになった」、そして「休日を豊かに過ごせるようになった」と感じています。でも、それ以上に大きいのは、多くのキャンパーやバンライファーと知り合い、どんどん仲間が増えたことでしょう。

今後もまた追加でDIYをしていく予定です。そして仕事をしながらレジャーを楽しむ「ワーケーション」の機会も増やしていけたら…と思っています!

今回の記事がバンのDIYを考える方や、バンライフ・キャンピングカーライフを始めたいと考える方に、少しでもお役立て頂ければ嬉しい限りです。

ライター:haru.

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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