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雨の日の車中泊は大変!?快適に過ごすための工夫や注意点を紹介!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
楽しみにしてた車旅当日!せっかく計画を立てていたのに、雨が降ってしまってはがっかりですよね……。
車中泊の経験がある方なら共感していただけると思いますが、雨の日の車中泊は大変です。
「キャンプだと外だから大変そうだけど、車内なら雨が降っても大丈夫なんじゃないの?」
そう思われる方も多いかもしれませんが、雨の日の車中泊を快適に過ごすには様々な工夫が必要です。
では、どんなところが大変で、どういった注意点があるのでしょうか。
車中泊旅をしながら全国をまわっている私たちの体験談を交えながら、実際に行っている工夫などを詳しくご紹介していきたいと思います!
雨の日の車中泊は大変
先程も言いましたが、雨の日の車中泊は様々な工夫が必要です。
特に私は、ルノーのカングーという乗用車を車中泊仕様にDIYして旅をしているのですが、本格的なキャンピングカーのように雨対策がされているというわけではないので尚更工夫しなくてはなりません。
では、どういったところが大変なのかというと、
・換気が難しい
・ドアを開けないと取れない収納物を簡単に取り出すことができない
・トイレに行く度に濡れる
・スライドドアを開ける度に車内が濡れてしまう
・雨の音がうるさい
などなど…苦労をあげればきりが無いです。
夫婦で5ヶ月以上車中泊旅を続けていますが、毎回雨の日は夫婦二人で憂鬱になっています(苦笑)
そうはいっても、日本全国雨が降らない地域なんてないので、雨の日の車中泊をできるだけ快適に過ごすために工夫をしなければいけません。
ではさっそく、私たち夫婦が雨の日の車中泊で必ずやることを紹介します!
雨の日の車中泊で必ずやること
天気予報をチェック
まず、毎日の天気予報のチェックは必須です!
・何時頃から雨が降るのか
・いつ雨が止むのか
ということを常に確認することで、雨が降っていないときにしっかりと事前に準備することができます。
私たち夫婦は衣類などを床下収納の中に収納しているのですが、バックドアを開けないとアクセスするのが難しい構造になっています。
ですから、『夕方から雨が降る』というようなことが事前にわかっていれば、朝の内に次の日の衣類などを取り出しておきます。
ルノーのカングーはバックドアが観音開きのタイプなので、屋根がないところでは、自分もびしょ濡れになるのはもちろん、雨が車内に入り込んで最悪です…(笑)。
天気予報はしっかりチェックし、事前に行動するようにしています。
駐車する場所に気をつける
車中泊スポットに着くと、車を駐車させる場所を決めないといけません。
雨の日の場合は、この駐車場所で快適に過ごせるかどうかが決まってきます。
私たち夫婦が、雨の日の車中泊で駐車する場所を決める際にチェックするポイントは、下記の4つです。
◯トイレにできるだけ近い場所
駐車場所がトイレから離れていればいるほど、当然、雨に濡れる時間が長くなってしまいます…(笑)。
ですから、できるだけトイレの近くに駐車します。
ただ、トイレに近すぎると人の往来が気になったりするので、そこは程よい距離を!
◯水たまりになりそうな場所を避ける
意外と見落としてしまいがちなのが、このポイントです。
以前、雨の日に車中泊をしていたとき、朝起きて車外に出ようとすると、あたり一面が広範囲で水たまりになっていたことがあります…(笑)。
私たちが乗っているカングーでは、車中泊時に運転席と助手席を潰してしまうので、気軽に車を動かすこともできず……これは朝からガッカリしました。
◯道路沿いを避ける
車の通りが多い国道沿いなどでは、車の走行音が雨によってかなり増幅されます。
雨が降っていないときでも道路沿いの駐車スペースは避けますが、雨の日は特に注意を払っています。
◯木の下を避ける
『雨宿りに木の下はいいんじゃないの?』という声が聞こえてきそうですが、意外とそうではないんです。
私たちも最初はそのような考えで、雨の日に木の下に駐車して車中泊をしたことがありますが、普通に雨にさらされるよりも音がうるさいんです…。
木の枝や葉っぱによって打ち付ける雨の量は減りますが、その代わり大粒になった雨粒が車に落下してきます。
しかも、一定のリズムならまだいいのですが、不規則なリズムで大粒になった雨粒が打ち付ける音は、結構不快でした。
屋根がある車中泊スポットはほとんど無いので、諦めて大空の下に駐車しています。
洗濯物を減らす
一泊の車旅であれば、身体を拭いて濡れたタオルなどもそのまま持って帰って自宅で洗濯すれば良いですが、中長期の旅では車内で干して乾燥させる必要があります。
ですが、雨の日はなかなか乾かず、車を移動させたいと思っても車内は洗濯物だらけに。
雨の日は使用するタオルは最小限にするように心がけています。
雨の日の車中泊で注意すべき点
換気
車中泊では、車内で自炊するという方も多いかと思いますが、雨の日は換気もしづらいです。
IHなどを使えばいいのかもしれませんが、相当の電気を消費してしまうので、我が家ではガスを使用して調理しています。
しかし、気をつけないといけないのが、『一酸化炭素中毒』です。
安全対策として、車内には一酸化炭素警報機を付けていますが、雨の日は窓を大きく開けることができないので、数値が大きく上昇します。
雨が弱まった時を見計らったり、雨が侵入しない程度に窓を開けるなど、工夫しながら料理します。
着用する衣服
トイレに行く際は傘を差したりしても、どうしても濡れてしまうので、できるだけ乾きやすい服を着ます。
カッパなどを着ると、逆に車内がビショビショになってしまうので、水は多少吸収するけど乾きやすいポリエステル系生地などの服がおすすめです。
濡れた服を着たまま布団に入って寝るわけにもいかないので、外に出たあとは着ていた服を脱いで車内で干すことになるのですが、乾きにくい服だと次に着るとき生乾きになっている場合が多く、不快な思いをしてしまいます。
雨の日の車中泊に向けて準備した方が良いもの
ドアバイザー
先程、“換気が大変“ということを書きましたが、このドアバイザーがないと、雨の日はまったく窓を開けることができず、換気することができません。
車内で調理をすることはおろか、どれだけ暑い日でも窓を締め切らないといけないのは、はっきり言って地獄です。
もしもドアバイザーがない車で車中泊をしたいと思っている方は、ドアバイザーを取り付けることを強くおすすめします。
自分で取り付けることもできるので、チャレンジしてみるのも良いかもしれないですね!
耳栓
雨の日は、とにかく車内がうるさいので、耳栓は必須アイテムです。
車のルーフに雨が絶えず打ち付けててきますし、土砂降りのときは相当な雨音になりますので、耳栓が無いと寝ることができません…。
5ヶ月以上、100円ショップで売っている耳栓を利用して旅をしているのですが、100円ショップのもので十分だと思います。
是非持っていってください!
折りたたみ傘
小雨のときは、傘を差さないでトイレに行ったりもしますが、土砂降りのときはさすがに傘を利用しなければいけません。
その場合、通常の傘だと場所も取りますし、傘が濡れたまま収納することになります。
ですが、折りたたみ傘だと収納する場所にも困りませんし、濡れた部分の露出を最小限に留めることができます。
私は、ボタンをワンプッシュするだけで、傘を開いたり折りたたんだりできる、上写真の傘を利用しているのですが、車内から外に出るときもスピーディに傘を開くことができて非常に重宝しています。
車内で準備が完結できる機構
車中泊をするときは、車内を寝られるようにセッティングしないといけない、という方も多いのではないでしょうか?
ルノーのカングーもまさしくそのような形で、就寝前は荷物を運転席と助手席に移動したり、目隠しを取り付けたりと色々な準備が必要です。
そのようなとき、『外に出ないと車中泊仕様にセッティングできない』という機構になっていると、雨の日に本当に大変です。
冒頭で、”衣類を床下収納している”と言いましたが、一応、中からその収納にアクセスできるようにしておいたり、車内で準備が一通り完結するような工夫をしました。
土砂降りのときなどは、車外に出て準備することはできないので、できるだけ車内ですべての準備が完結するようにベッドスペースなどをDIYすることをおすすめします!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、車中泊時の意外な天敵である『雨の日』について、体験談を交えながら書いてきました!
晴れの日もあれば雨の日もある。色々なシチュエーションで車中泊を楽しめるように工夫するのも面白いものです。
この記事が少しでも参考になり、あなたの車中泊ライフがこれまで以上に素晴らしいものになれば幸いです!
ライター:ゆうま
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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