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【夏の車中泊】暑さ対策でやるべき4つのポイントとは?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
桜の季節もあっという間に終わり、夏の気配がすぐそこまできています。
毎年のように『猛暑』と騒がれている夏。
開放的に「どこか遊びに旅に出たい!」と思いますが、夏の車中泊ってきついことが多々ありますよね……(笑)
断熱がしっかりとされていて、冷房設備があるようなキャンピングカーであれば問題ないかもしれませんが、そうでない車中泊仕様車や乗用車の場合、夏に車中泊をするには快適に過ごすための工夫が必要です。
そこで当記事では、日本一周車中泊旅をしている私たちの『今までの車旅で学んだ暑さ対策や、実践しようと思っている暑さ対策』など、夏の車中泊をできるだけ快適に過ごすための4つのポイントをご紹介します!
車中泊時はエンジンを切るのがマナー
「車中泊で旅をしているんです」という風に旅中に出会った人に話すと、「寝るときもエンジンをつけたままなの?」と聞かれることが多々あります。
しかし基本的にエンジンをかけたまま車中泊するのはNGです。
環境面の観点や騒音などの問題から、特に人気がある場所の車中泊ではエンジンはつけないようにしましょう!
車中泊はゴミ問題やエンジンの騒音問題などが問題視されやすいので、一人ひとりが意識しないとどんどんと車中泊がしにくい世の中になってしまいます。
しっかりとマナーを守った上で、日本の厳しい暑さと戦っていきましょう。
夏の車中泊で暑さを軽減するための対策4選!
しっかりと換気する
真夏であっても日中と比べると夜は多少涼しくなります。
そのため外の空気をしっかりと車内に取り込み、車内の熱くなった空気を排気することがかなり重要です。
夏の車中泊はすぐに車内の温度が上昇します。
特に車内で調理する際、コンロなど火を使うと車内の温度は一気に上昇するので換気には十分注意しています。
夏の換気といえば窓を開けることが一番よいのですが、虫の侵入に注意しなければなりません。
そんなときに役に立つのが、このような一般的な車につけることができる「網戸」です。
リアゲートに装着できるタイプの網戸もありますので、リアゲートを開けて助手席or運転席の窓に網戸を装着すれば、風が通ってだいぶ涼しくなります。
「中を見られたくない!」という方なら、網戸から10センチほどスペースを空けて布などを垂らせばプライバシーの確保もできます。
USB扇風機を活用する
最近ではUSBで給電するタイプの小さな扇風機が充実しています。
業務用の強力なものから、手頃な値段の卓上扇風機まで様々なラインナップがあります。
クリップ式や卓上に置くタイプなどもありますので、ご自身の車に合った扇風機を選んでみてください。
外気を取り入れるようにして扇風機を設置すれば涼しい風が入るため、車内の快適性が全然違います。
真夏に車中泊をする際は、ぜひUSBで給電できるタイプの小型扇風機を購入してみてくださいね!
冷感の寝具を揃える
車中泊を楽しむのに一番重要といっても過言ではないのが『気持ちよく寝れて、気持ちのいい朝を迎えること』です(笑)
不快感であまり眠れなかったり、朝起きると汗だく……なんてことになれば車中泊を楽しめません。
快適な旅を続けるためには寝具へのこだわりも必要です。
そこで私たち夫婦が導入する予定なのはニトリの「Nクール」。
旅に出る前は、自宅でもニトリのNクールシリーズのシーツや掛け布団を使っていましたが、とてもひんやりして気持ち良かったので、今年の夏は車中泊でも使用しようと思います。
私たち夫婦はキャンピングカーやバンなどに比べると比較的コンパクトな車(ルノー カングー)で旅をしています。
収納性などを考慮して一般家庭用の寝具ではなく、できるだけキャンプ道具などのコンパクトな道具で生活していました。
ですが真冬になってどうしても寒かったので、収納を犠牲にして購入したのがニトリのNウォーム寝具だったのです。
使った感想は「寝心地サイコー!」今ではすっかりニトリ信者になってしまいました(笑)
車中泊旅を楽しめるかどうかは寝心地が左右するので、夏場はできるだけ冷感のある寝具を用意するのがおすすめです。
高所などの涼しい場所で車中泊する
車中泊での暑さ対策として一番重要と言っても過言ではないのがズバリ、『場所』です!!
日本は、北は北海道、南は沖縄とかなり広いですし、同じ地域でも標高差が変わるだけで気温がガラリと変わります。
調べてみると、北海道稚内の2020年の8月平均気温は19.7度、沖縄の那覇では29.4度。
同じ日本でもこんなに差があるので、暑い時期に車中泊をするのなら、できるだけ北に行きましょう!
私たちは日本一周の旅をしているので「夏は北へ」「冬は南へ」というように、できるだけ快適に過ごせる地域を旅しています。
ですが、週末だけ車中泊するというような方であれば『来週は北海道で車中泊しよう!』なんて無理な方も多いと思います(笑)
そんな方は、できるだけ標高の高い場所で車中泊しましょう!
一般的に「標高が100m上がるごとに0.6度気温が下がる」と言われています。
私たちは10月に四国で標高1400m地点の場所で車中泊をしたのですが、平地と比べてかなり寒く感じました。
それほど平地とは気温差があるので、真夏は標高の高い場所を車中泊の場所として選ぶようにしてみてください!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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