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ハイエースの純正スピーカーを社外スピーカにDIYで変更!【ハイエース快適化計画】
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
こんにちは!
ハイエースって純正スピーカーがイマイチ物足りないですよね。
以前からスピーカーを交換して快適にしたいなと思っていたのですが、緊急性も低いのでなんやかんやと後回しになっていました。
しかし今回、ついに重い腰を上げてスピーカー交換にチャレンジしてみましたので交換方法などをお伝えできればと思います!
必要なもの
今回、スピーカーを社外のものに変更する為に某大型カー用品店で購入したのはこちらです。
新しいスピーカー
ALPINE (アルパイン)のスピーカー「STG-G170S」
このスピーカーはALPINEのツイーターがセパレートになっているタイプです。
詳しいことはよくわかりませんでしたが、金額と見た目のかっこよさでチョイス!
また、アルパインのスピーカーをハイエースに取付する為に必要な、インナーバッフルボード(スピーカーの枠みたいなやつです)も一緒に購入しました。
デッドニング用の材料
今回、せっかくスピーカーを外すので、音質向上の為、簡単なデッドニングも行いたいと思います!
デッドニングとは車のスピーカーボックス(今回はフロントドアですね)に制震対策などを行い、スピーカーボックスとして理想的なものにすることで、音質を向上することです。デッドニングはプロにお願いする事もできますが、今回は自分でできる範囲で簡易的なデッドニングに挑戦したいと思います。
デッドニング用に購入したのはこちら。
やり方はネットで検索すると先輩達がたくさんいらっしゃいましたので、スマホを片手に色々と調べながら格闘しました。
板チョコの様なレアルシルトディフュージョンと、制振シートのレアルシルトです。
この板チョコ型の方ですが、公式サイトによると、
「レアルシルト・ディフュージョン」は、車両ドア内部の厳しい環境を克服するとともに”拡散” “反射” “吸収”の物理的な三要素で音質の向上をはかることを可能にしました。人間の耳にもっとも聞こえやすい1kHz〜2kHz付近の音楽情報を著しく向上させ、音楽の明瞭度と繊細な音楽表現をより高める新素材です。
レアルシルト・ディフュージョン公式サイト
制振シートの方は、新幹線N700Aにも使用されている制振・防音シートとの事。
これは、なんだか期待大!ワクワクが止まりません。
ではこれらを使って、いざ施工していきたいと思います!
取付開始
内張りをはがす
まずは、助手席側から。
ドアパネルを外していきます。
ドアハンドルのここにネジがあるので外します。
次にドアポケットのここのネジを2つ外します。
ドアポケットのネジ2つを外してパネル部分を上に持ち上げると写真のようにパカっと外れます。
パワーウインドウのコネクタが繋がっているのでこれも外しましょう。
次にサイドミラーの内側のここも取っておきます。特にネジなどはないので手前に引っ張って取ります。プラスチックの白いピンが車体側に残るのでなくさないように外しておきましょう。
そして、ドア内張りの本体です。上面はウインドウの枠に引っかかっているので側面と下の部分から外していきます。
端の方に内張り剥がしを突っ込んでバチっとピンを外していきます。結構固いのですが外周から攻めて後は気合いで引っ張ってはずしちゃいます。
先程も書きましたが、内張りの上辺は、ドアフレームに引っかかっているので最後に持ち上げて取る形になります。
写真で使っているような内張り剥がしの道具があると傷も付きにくく内張りを取りやすいのでおすすめです!
ちなみに裏はこんな感じになっています。
白いピンがこのように配置されているので、ここの箇所を重点的に攻めるとはずしやすいです!
車体の方はこんな感じです。パワーウインドウやドアロック、スピーカーの配線などが張り巡らされていますが結構シンプル!
ここまで外すと純正スピーカーが見えます!
純正スピーカーをはずす
純正スピーカーはこんな感じです。純正って感じのやつですね。
高音質を目指して、この忌まわしき(別に忌まわしくはない)純正スピーカーを葬りたいと思います。
これを外すのが結構厄介。純正スピーカーはネジで止まっているわけではなく、リベットという金属のピンで固定されていますので、
このリベットの真ん中をドリルでほじってはずします。(ピンをドリルで破壊する感じです)
僕は素人なのでこのちから加減がなかなかうまく行かず、ドリルの刃を1本曲げてしまったりしました。もっと太いドリルでやったら良かったのかもしれません。しばらく奮闘して何とか外すことができました。
レアルシルト(制震シート)の貼り付け
いよいよ次はデッドニングの作業に入っていきます。まずはレアルシルト(制震シート)の貼り付けです。
ドアの内部にも施工したいのでまずはドアに付いているこの部分のパネルを開けます。
前方の方には黒い樹脂パーツがついているのでそれも外しましょう。
すべてのパネルを取るとウインドウの開け閉めをするアームでしょうか。パワーウインドウの機械らしきものが見えました。
ここまで外せばドアの内部にもある程度アクセスできますので、手が届く範囲ですが内部にもレアルシルトを貼っていきたいと思います。
レアルシルトを貼る位置ですが、ドアの部分を指で叩いてみると、レアルシルトを貼っていない部分は、コンコンという響いた音になるのですが、レアルシルトを貼るとコツコツという音に変わります。色々な箇所を叩きながら、コンコンという音がする所を重点的に貼っていきます。
写真では見づらいのですが、一応、手の届く範囲で穴の奥の方にも貼っています。
本当はもっといっぱい貼りたかったのですが、左右の分を考えると足りなくなりそうだったのでケチケチしてしまいました。レアルシルト1セット(2枚)だと少し物足りないかもしれません。
ドアの内張りの方も重低音がでた時にビビりがちなのでこちらも裏側に貼りました。
貼り付けが終わった段階で、フロントドアを外側から叩いてみると、コンコンと響いていた音はコツコツというかカツカツというか、明らかに音が変わっているのがわかります。制震されている証拠ですね。
レアルシルト・ディフュージョンの貼り付け
次はスピーカーの裏側にレアルシルトディフュージョンを貼り付けます。
どのぐらいのサイズ感で貼れば良いかよくわからなかったので、とりあえず半分に切って左右に使いました。
レアルシルトディフュージョンには裏側に両面テープが付いているので、そのまま貼り付けるだけです。こいつが音を”拡散” “反射” “吸収”してくれ、音質を向上してくれるわけですね。
バッフルボード取付
次はバッフルボードの取付です。付属のボルト&ナットで取り付けるだけです。この際、バッフルボード側に配線通し用の溝がありますので、スピーカーの配線を挟み込むのを忘れないようにしましょう。
僕はこれを忘れて手戻りが発生してしまいました・・・
スピーカー取付
次はいよいよ新しいスピーカーを取り付けますがここで事件発生。
付属のビスが短くてしっかりと固定できない・・・同じアルパイン同士なのに・・・
急遽ホームセンターにビスを買いに走ることとなってしまいました。選択したスピーカーの種類にもよるかもしれませんが、付属のものより少し長めのビスを用意しておいた方が無難かもしれません。
そんなドタバタがあったため写真を撮るのを忘れてしまい、反対側の写真です。
ツイーター取付
最後に、ツイーターを取り付けます。
高音と中低音のフィルターの役目をしてくれるネットワークという付属のパーツを使用し、ツイーターを接続していきます。ネットワークはドアの中に貼り付けて隠してしまいます。
うまく設置しないとドアの内張りがはまらなくなってしまうので、他の方のブログなども参考にしながら干渉しない位置を見つけて貼り付けしました。
ツイーターの取り付け位置は、ピラーやダッシュボードに取り付けをしているのをよく見かけるので、そのようにしようと思ったのですが、配線を引かないといけないことに気が付きました。
ドア側から本体側への配線の引き込み方をネットで検索してみましたが、配線通しなどが無いと厳しそう?
もう気力がなかったので、ピラーやダッシュボードへの取付を諦め、ドア側のここに取り付けることにしました。
ここであれば、配線はそのままドア内張りから引き込むことができ簡単でした。
最後は半ば強引でしたが結果として良い位置に収まりました。
感想
実際にいつも聞いている音楽をかけてみると、素人でもわかるレベルでかなり音質が良くなっています。ツイーターを取り付けたことで、ちょっとこもりがちだった高音域もはっきりと聞こえるようになりました。また、重低音時にドアパネルなどがビビってしまっていたのも無くなり、大変満足です。
取り付けに関して、最初に手を付けた助手席側はパネル外しのところから試行錯誤しながらやったり、途中買い出しに走ったりで3時間以上かかってしまいましたが、反対の運転席側の時は手順もわかっているため1時間もかからず設置することができました。
慣れていないこともあり、思っていたより時間がかかってしまいましたが大満足です!!
スピーカー交換は、比較的簡単な快適化だと思いますのでぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。
※実際に取付する際は付属の説明書をご確認の上、説明書に記載の方法で作業してください。
DIYでの加工や改造は安全面に影響が出る可能性があります。また、アフターサポートなどを受けることができなくなる可能性もありますので、法令、基準などを遵守した上で自己責任で行ってください。不明な場合は販売店などに確認してから行うようにしましょう。
ライター: HIROTA MORIO
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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