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《あなたの知らない世界》走る家と比喩される「モーターホーム」が凄すぎた

価格は4,000万円超えだが年間3台も売れている!

運転席もソファーと同じような座り心地になっていたことに驚きました。こうしたモーターホームは、長期滞在だけでなく、長距離移動も想定していることから、ドライバーも快適に運転できるようになっているのです。

車体の左右には大きく張り出した部分があるため、運転にはかなりの慣れと経験が必要ではないかと思います。

しかし、運転席に座った印象は、観光バスなどとあまり変わらないということ。むしろ、ソファーのような座席と、回しやすいハンドル、大型のサイドミラーによって、かなり運転しやすいのではないかと感じました。

展示会場にいた担当者は次のように話します。

「クラスAと呼ばれるモーターホームの車両重量は11t、排気量は6,500ccになります。車体はとても大きいですが中型免許があれば運転可能です。

ただし、現在ラインナップしている2車種はいずれも左ハンドルのみとなっているので、車体の大きさなども考慮すると、それなりの練習が必要かと思います。

新車価格は4,000万円前後で、乗り出しまでに5,000万円ほどかかりますが、年間3台ほどの販売実績があります。個人での購入だけでなく、会社所有として従業員とともにキャンプ利用されているオーナー様もいらっしゃいます。」

アウトドア需要の高まりによって、キャンピングカーに注目が集まっています。当然、モーターホームの需要も高まっていて、WOT’Sでは、中古車でもいいから買いたいという要望も寄せられていると言います。

しかし、コロナ禍や車体・部品の流通の滞りなどによって、あまり要望に応えられていない状況にあるとも話してくれました。

今後は、アウトドアという楽しみだけでなく、災害対策にも活用できることから、さらなる需要が見込まれるモーターホーム。土地や予算に余裕があれば一度は所有してみたいところです。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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