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使って分かった!キャンピングカーのトイレ、実際必要なの?

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


トイレなしとトイレ付きキャンピングカーに乗ってきた家族の体験談

キャンピングカーのトイレ。

絶対必要という人もいれば、道の駅やサービスエリアなどにもきれいなトイレはあるから要らないという人もいると思います。

自分のキャンピングカーにトイレが付いていても、普段から使用する人と緊急時のみ使用する人で分かれるのではないでしょうか。

いろんな意見があるので、これからキャンピングカーの購入を検討する際にはどれが正解か迷ってしまいますよね。

そこで少しでも参考になるように、トイレのないバンコンとトイレ付きのキャブコンの両方に乗ってきた我が家の、それぞれのトイレ問題(使用方法や匂い対策など)について紹介できればと思います。

我が家が使用してきたキャンピングカーのタイプ

我が家は1台目のキャンピングカーとして、バンコンのトイファクトリーBADENに乗っていました。

そして現在乗っているのはキャブコンのバンテックZIL。

実際に、トイレがないBADENとトイレがあるZILの両方を体験してきました。

バンコンのときには『ポータブルトイレ』を使用していましたが、現在のキャブコンには常設トイレが備わっています。

結論から言うと、我が家にとってはキャンピングカーにトイレは必要でした。

バンコンのBADENで使用していたポータブルトイレ

実際にBADENで使用していたポータブルトイレは、Dometicのポータブル水洗トイレ(Mサイズ)です。

こちらは座面高が30㎝程度のコンパクトなトイレで、大人も子どもも使用できます。

座面高が高いLサイズもあります。

このトイレは、小さな子どもがいる家族などがいざという時に使用することもできるため、キャンピングカーに限らず様々な車で活用できます。

また、災害時のトイレとしても使用できるため持っておいて損はないと思います。

BADENのトイレの置き場

一般にマルチルーム付きのキャンピングカーの場合、トイレはマルチルーム内に置くことが多いですが、我が家が乗っていたBADENにはマルチルームがありませんでした。

我が家ではポータブルトイレはスライドドアを開けたすぐそばに置いていました。

走行時もベッド展開時もポータブルトイレを置いておくにはピッタリのスペースであり、いつでもトイレを使用することができました。

しかし車内では完全に丸見え状態になるので、基本的には子どもがメインで使用し、大人は夜のみの使用で日中はなるべくトイレのある道の駅やサービスエリアなどで済ませていました。(下図のオレンジ色の部分にトイレを置いていました。※トイファクトリーのカタログの一部を使用しています。)

バンコン・ZILのトイレとマルチルーム

現在乗っているキャブコンのZILにはマルチルームがあり、そこにはトイレと洗面台とシャワーが設置してあります。

ZILのトイレの使用方法

キャブコン購入前の段階では、水洗トイレを使用する気満々でした。

しかし実際に納車されてみると、便器が陶器製ということもあり汚れや匂いが心配になり、1度も水洗機能は使用していません。

代わりに「非常用臭わないトイレセット」を便器にかぶせて用を足しています。

BOSの非常用臭わないトイレセット

我が家では、バンコン時代から変わらず「BOSの非常用臭わないトイレセット」を使用しています。

このトイレセットは、5~400回分などがインターネットで販売されており、回数が多くなるほど単価が安くなります

使用期限も10年と長いため、我が家では100回分を購入するようにしています。

旅の頻度にもよりますが、1度購入すれば半年以上は持ちます

100回分セットには、① 防臭袋BOS(白)100枚、② 凝固剤100袋、③ 便器カバー(青)5枚、④ 汚物袋(黒)100枚、⑤ 取扱説明書1枚が入っています。

この非常用トイレの使い方はとても簡単です。

《使用方法》
1. 水漏れ防止のために便器カバー(青)を便器にかぶせます。(我が家では黒の汚物袋をかぶせて2重にして使用しています。)
2. 便座を下ろします。
3. 凝固剤を入れたら使用可能。
4. 使用後は汚物袋(黒)を取り出して袋の口を結びます。
5. 汚物袋ごと防臭袋BOS(白)に入れ、袋の口をねじってしっかり結んで完了です。

我が家では、子ども3人と大人1人が使用したら交換するという要領で使用しています。

大便をしたときのみ、すぐに結んで消臭袋に入れます。

大便でも消臭袋に入れれば全くと言っていいほど臭わないためとてもオススメです。

どのくらいの量に対応できるのか実験!

「BOSの非常用臭わないトイレセット」の凝固剤が実際にどの程度の便の量まで対応できるのかを、お茶を使用して実験してみました。

まず初めに凝固剤を入れます。

次に500mLペットボトルの1/3程度の量のお茶をトイレに入れてみました。

凝固剤がお茶を吸い込んで体積が増えていますが、凝固剤の白い部分も残っておりまだ余裕があります。

次に、ペットボトルのお茶を全部入れてみました。

凝固剤がお茶を全て吸い切れていないようにも見えますが、実際に汚物袋(黒)を取り出して確認してみるとお茶は全て吸収されていました。

凝固剤の体積が、お茶を入れる前と比べると全く別物かと思うくらいに変化しているのがわかります。

500mL程度ならしっかりと凝固剤が吸収してくれます。

最後に、袋の口を結んで消臭袋に入れたら終了です。我が家では子ども3人と大人1人が使用してから汚物袋を交換していますが、このように便の量が多い場合でも、まだもう少しの量なら処理できそうでした。

私が思うベストなトイレのスタイル!

バンコンとキャブコンでトイレを使ってきた私が思うベストなトイレのスタイルは、『マルチルームにシャワーと換気扇と窓を設置してトイレはポータブルトイレ!』です。

換気扇や窓があると、大便をした際にも臭いがこもるのを防ぐことができます。

また、マルチルームならプライバシーの確保も可能です。今乗っているZILにはマルチルームにトイレが常設されているため、シャワースペースが狭くなってしまいます。

ポータブルトイレなら、未使用時は別の場所に置いておくことによりマルチルームをシャワーと洗面所メインで使用することができます。

まとめ

キャンピングカーのトイレ問題について体験を交えながら紹介していきました。

キャンピングカーは自由な旅ができるのが良いところなのに、トイレが付いていないと車中泊場所が限定されます。

可能であれば、換気扇または窓付きのマルチルームでポータブルトイレを使用するというスタイルがオススメ。

小さな子どもがいる家族は、特にトイレは必須と思います。

我が家のようなトイレの使用方法なら、手軽にトイレを利用でき、掃除も特に必要ありません。

トイレを1度使用してみるとその便利さに気づき、トイレがあってよかったと感じるはずです。

様々な意見もあると思いますが、キャンピングカーのトイレ問題について少しでも参考になればと思います。

ライター:RINA

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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