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ペット連れユーザーに人気のWonderシリーズに新モデル!オールラウンドな用途が魅力のキャンパー鹿児島「Wonder AR」をレビュー

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンパー鹿児島「Wonder AR」

Wonder ARは、オートバックスかしわ沼南プロデュース、人気ビルダーキャンパー鹿児島が制作するバンコンタイプのキャンピングカーです。

同社のWonderと言えばペット連れのユーザー向けに展開されるシリーズですが、このWonder ARは以前DRIMOでも紹介したCK-Wilderのペット対応モデルという位置付けで、ペットとの車旅には必須となる車載用クーラーや防汚シートなどを搭載しつつ、普段使いもしやすいハイエース標準ボディをベース車に採用しています。

今までのオートバックスが手がけたWonderシリーズは、ハイエーススーパーロング・ワイドハイルーフなど大型の車がベース車の設定されていたので、そこに取り回しの良いペット向けキャンピングカーがラインナップに加わった形ですね。

それでは日常使いからペットとの車旅までオールラウンドな能力が魅力のWonder ARについて詳しく見ていきましょう。

Wonder AR
ビルダー:キャンパー鹿児島
販売元:オートバックス専売モデル
タイプ:バンコン
ベース車両: TOYOTA ハイエース標準ボディ
乗車定員:6名
就寝定員:2名
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,980mm
公式サイトはこちら

外装

Wonder ARの外装には架装は施されておらず、見た目的には通常のハイエースと変わりませんが、ボディと内壁の間には断熱材が入っていたりとキャンピングカーならではの快適な車内空間が確保されています。

サイズ的にも高さ1,980mm、幅1,695mmと国内の一般的な駐車場にも難なく収まるサイズなので、走行・駐車ともに困ることはほとんどないでしょう。

ペットに快適な環境を用意しつつ、ショッピングなどの普段使いに使える車というだけでもWonder ARには大きな魅力がありますね。

内装

レイアウト

Wonder ARの特徴の一つとして多彩なレイアウトに変更可能な点が挙げられます。

走行時は運転席が配置された前部座席に助手席が2つあり3人が着席可能で、中央席にはバックルが取り付けられているのでリードをシートベルト代わりにして、ペット用のベンチとしても使用できる作り。

2列目シートにも3人座れるので、合計6人が前向きに乗車することが可能となっています。

そのほか、食事や作業をするときに便利なテーブルモード、複数人で談話を楽しむベンチモードなど、状況に合わせて椅子となるマットレスを自在に動かせるので非常に使い勝手が良さそうです。

ちなみにこのマットレスは取り外しができるので、ペットのためのスペースを広めにとりたかったり、大きな荷物を車に積むときにもありがたい仕様です。

ダイネット

Wonder ARでは前述したようにさまざまなレイアウトに変更できるので、用途や人数に応じて使いやすいダイネットを形成することができます。

食事や作業を行いたい時には車後方右側にあるコンソールの引き出しを下げることで、机として使用することができ、とても便利。

独立したテーブルも良いですが、このような仕様であれば車内のデッドスペースを減らすことにつながるので、実際に使用するユーザーの使いやすさを考慮した設計だと思います。

またテーブルが必要ない場合は、2列目シートと車左側のベンチシートでL字型のダイネットを形成したリビングモードや、乗車人数が多い時にはリアゲート前に席を追加したベンチモードにレイアウトを変えてあげると、より機能的な空間となるでしょう。

ベッド

2列目シートやマットレスを使ってダイネット部分をベッドとして使用できるようになっています。

縦2.4m幅1.3mと家庭用のセミダブルよりもやや大きめの作りとなっているので、大人2名とペットでもゆったりと就寝することができるでしょう。

またWonder ARではペット連れユーザー向けということで、床やシートには汚れのつきにくい素材が用いられ、水がこぼれたりしても拭き取るだけでOK。

抗菌加工も施されているので、臭いもつきにくく車内を清潔感のある空間に保つ工夫がなされています。

ペットの爪が食い込みづらいかつ滑って転んだりしないように、シートや床の表面は細かな凹凸が加工されている点もペット向けキャンピングカーとして非常に考えられているなという印象ですね。

空調

暑さに弱いペット向けのキャンピングカーとしてなくてはならないのが空調周りです。

Wonder ARでは車載用クーラー(クールスター)が標準装備。

稼働時間は搭載するバッテリーによって異なりますが、オプションのリチウムイオンバッテリーであれば5〜6時間は動かすことができるようです。

やむを得ずワンちゃんのが留守番をする際などに、誤操作が起こらないようスイッチパネルカバーを装着するなど、細かな配慮もペット仕様ならではの装備です。

最近のキャンプ場では充電できる環境が整えられているところも多いですが、長旅を想定している方はオプションのソーラーパネルなどの充電設備を追加するとより安心感のある旅を楽しめるでしょう。

電装系

Wonder ARでは標準装備で110Ahのサブバッテリーが2つ、500Wのインバーター、走行充電システム、外部充電と電装系統も高い充実度を誇ります。

前述したように電気効率の良いリチウムイオンバッテリーや、ソーラーパネル充電のオプションを選択すればさらに快適な車旅を期待できそうです。

その他気になるオプションとしては冬用にFFヒーターは欲しいところ。

FFヒーターがあれば寒い時期にも車中泊ができるので、一年を通してキャンピングカーライフを楽しみたい方はぜひ選んでおきましょう。

まとめ

今回の記事ではキャンパー鹿児島の「Wonder AR」についてご紹介しました。

ハイエース標準ボディをベース車としながら、ペットや飼い主にとって快適に過ごすための大事な機能は網羅的に盛り込まれた一台となっています。

日常的にも車旅もペットといつも一緒にいたいユーザーにとっては特に必見のキャンピングカーとなっているので、ぜひ一度お店や展示場に足を運んでご覧になってください。

ライター:DRIMO編集部

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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