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五稜郭にも函館山にも近い!函館観光を満喫するならこのRVパークがおすすめ!!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
北海道にはそれぞれ地域性豊かな20施設あまりのRVパークがあります。
そのなかで最も南に位置するのが、今回ご紹介する「RVパーク はこだて緑園通」です。
津軽海峡に面する函館市、夜になると無数のネオンが灯る市街地の一角にこのRVパークはあります。
函館山から見える「奇跡の夜景」、そのなかにキャンピングカーで泊まるなんてステキじゃないですか!?
それにここを拠点にすれば、函館五稜郭や名湯・湯の川温泉だってすぐ近く。
いずれも3kmと離れておらず、車だと10分程度で行けちゃいます。
さらに足を延ばし、RVパークから12kmほど走れば函館山。
展望台からは市街地と海、遠くに連なる山々を一望できます。
また、これら名所への良好なアクセスとともに、周辺環境が充実しているのもこのRVパークの特長といえるでしょう。
函館の市街地は比較的コンパクトにまとまっていて、RVパーク近隣にも飲食店やスーパー、温泉銭湯、コインランドリーといった便利な店が集まっているのです。
なので、近場をぶらぶら散策するのもよし、函館の名所をエネルギッシュに見て回るのもよし。
そんな「RVパーク はこだて緑園通」とその周辺の魅力をご紹介いたします!
<基本情報>
・料金 1泊1台2000円(電話予約の場合)
トレーラー・バスコン 1泊1台2500円
・チェックイン 13:00〜18:00
・チェックアウト 〜10:00
・電源完備 あり 1泊500円(100V電源)
・ゴミ処理 30Lごみ袋100円(燃えるごみ用)
・給水 併設ホテル横 24時間利用可
・家電 電子レンジ使用可
・休憩室 24時間利用可
・トイレ 24時間利用可(男女共通)
・シャワー なし
・ダンプステーション あり
・発電機 利用不可
・ぺット OK
・利用可能台数 5台
・所在地 北海道函館市本通3丁目15-11
「RVパーク はこだて緑園通」の概要
ここが魅力
1. 各名所に行きやすく、函館観光が満喫できる
2. 函館港と最寄りの日吉IC、空港へのアクセス良好
3. 路面電車やバスの交通網が密でお得な周遊乗車券がある
4. 飲食店が徒歩圏内にたくさんある
5. 徒歩2分の温泉銭湯で朝風呂も楽しめる
6. コンビニとコインランドリー、クリーニング店が道路向かいに並んでいる
7. 併設ホテルの運営なので通年営業。トイレやごみ処理(有料)、ダンプステーションも利用可
ちょっと不満な点
1. ホテル駐車場の一部なので、車の出入りがやや目立つ時間帯も
2. 使えるトイレが1つしかない(男女兼用)
予約方法とクーポン
「RVパーク はこだて緑園通」はビジネスホテル併設のRVパークです。
運営は「ホテル緑園通」で、窓口もこのホテルの電話番号(0138-35-7000)になります。
原則として宿泊前日の17時までに予約しましょう。
宿泊する際は、電話または「タイムズのB」のWebサイトで予約できます。電話の場合、RVパーク利用希望であることと、氏名と住所(番地まで)・電話番号・宿泊人数・ペットの有無・クーポンの有無・おおよその到着時間を伝えます。
その内容を確認したうえで、5台の駐車スペースのうちどこに停めればいいか指定してくれます。
予約の際、クーポンを持っているか、JAF会員であれば料金がお得になることも。
著者が使ったクーポンは、キャンピングカーオーナー向けの「くるま旅CLUB」のものです。
Webで会員登録すると(有料)、年数回発行される会報誌「旅楽」に付いてきます。
ここ「RVパーク はこだて緑園通」に泊まった際は、電源使用料200円引きのクーポンが使えました(1泊につき500円が300円に)。
また、JAF会員証でも同様の特典が得られます。どちらも電話予約時に利用する旨を伝えてください。
※くるま旅CLUB(運営:くるま旅クラブ株式会社)の公式サイトはこちら
主なアクセスと受付
予約当日は、いざRVパークへ!
いつもワクワクする瞬間です。
アクセスの例をいくつか挙げれば、最寄りの函館新外環状道路・日吉インターチェンジから約3km、函館フェリーターミナルから約7km、そのほか函館駅と朝市周辺から約6km、繁華街のある本町からは約3kmという好立地です。
駐車したあとの受け付けは、ホテル緑園通のフロントになります。
チェックインは13時から18時まで。
宿泊内容を確認して支払いを済ませます。クレジットカードとPay Pay、現金による決済があります。
そのあと、施設の利用説明を受けて不明点は質問を。
RVパークから180mの場所に温泉銭湯「にしき温泉(にしきゆ)」があり、利用したい方は相談するといいでしょう。
現地で買うより30円お得な入浴券(450円)や、温泉入浴セット(650円)の取り扱いもありますよ。
施設内設備
休憩室
ホテルエントランスを入って、トイレの奥に休憩室があります。
基本的に宿泊者専用ですが、短時間であれば利用できます。
トイレ待ちや、歯磨きタイムにはありがたい休憩室です。
そして、横にある電子レンジは使用可能。
給水
屋外にあります。
深型シンクなのでラクラク汲めました。
水道管をヒーターで温めるので、冬でも使えるそうです。
電源
駐車エリアの後ろ側に、駐車台数分の電源BOXが設置されています。
電気使用料金を支払うことで利用可能。
容量は20Aです。
防水型の2口コンセントで、雨天時も安心して給電できます。
トイレ
併設ホテルのエントランス近くに24時間利用可能のトイレが1つあります。
ただし、男女兼用で一つしかありません。
もし埋まっていた場合は、道路を挟んだ向かい側にコンビニがあるので、買い物のついでにお手洗いを利用させてもらいましょう。
ゴミ処理サービス
燃えるごみ用の30Lごみ袋を1枚100円で販売しています。
ビン・カン・ペットボトルのみの場合は、30Lごみ袋が無料でもらえます。
退去時、館内のトイレ前に置けば処理してもらえます。
人気の温泉銭湯「にしき温泉(にしきゆ)」
<基本情報>
営業時間
平日 5:00~9:00/12:00~22:30
土日祝 5:00~22:30
定休日 水曜日
料金 大人480円 小学生140円 小学生未満70円 (今年10月から新料金)
RVパーク割引チケット 大人のみ450円 (今年10月から新料金) ※現金払いのみ
RVパークからは徒歩2分ほど、表通りから100mほど入った住宅地のなかに、地元民だけでなく旅行者からも愛されている「にしき温泉」があります。
60台分の駐車場があり、私が訪れた日も多くのお客さんで賑わっていました。
浴室は天井が高く、開放感いっぱい!
そして、源泉かけ流しの大浴槽をはじめ、ジェット風呂や湿式サウナ、高麗人参など11種類の生薬を入れた漢方湯があり体をポカポカ温めてくれます。
また、北海道では比較的珍しい「飲泉」もできます。
「良薬は口に苦し」といいますが、苦めの味で胃腸や便秘に効果があるそうなので、このお湯で内臓の疲れを癒してはいかがでしょう。
そしてもう一つおすすめなのが朝風呂です。
にしき温泉はなんと早朝5時から営業していて、ゆっくり朝風呂を楽しんでさっぱりしてから遊びに出かけることができました。
周辺の函館観光
■お得な周遊乗車券の紹介
函館の観光を歩いて満喫するには絶対、「市電・函館バス共通乗車券」の活用をおすすめします!
キャンピングカーで回るのもいいですが、夜景タイムの交通規制がある函館山のように、目的地や時間帯、交通状況によっては動きにくくなるケースもあります。
そういうときは無理をせず、市電やバスを活用するのが函館攻略の道なのです。
市電車内や函館バスの営業所、観光案内所などで販売されており、1日乗車券は1000円(小児500円)、2日乗車券は1700円(小児850円)です。
ただし、取り扱いがなかったり、片方の取り扱いしかない販売所もあるので、事前によく調べてから購入に向かってください。
そのほかにも、たとえば「函館バス専用1日乗車券」(800円/小児400円)や、「市電1日乗車券」(600円/小児300円)などのお得な周遊乗車券があります。
乗車券の販売店が近くにないという方や、営業時間内に行けない方は、スマートフォンやタブレットで24時間購入できる「Dohna!!」という便利なWEBアプリを使いましょう。
説明を少し加えておくと、ダウンロードしたアプリかブラウザでも使え、クレジットカード(VISA・Master)で周遊乗車券を購入できます。
実際に市電やバスに乗るときは、スマホやタブレットの画面に表示された乗車券を見せるだけでOK!
上記の周遊乗車券はすべてこのアプリで購入でき、値段も販売店と変わりません。
これなら乗車券をなくすこともなく安心でしょう?
さらにこのWEBアプリならではの「スマホ限定 市電24時間乗車券(900円/小児450円)」も。
1日乗車券だと始発から終電までの利用となりますが、この乗車券ならば日をまたいできっちり24時間使えます。
さすがデジタル化の波、乗車券もどんどん便利になってる!
■市電と函館バスに乗りまくる!
筆者は市電に乗ったので、車内で現金1000円を支払って「市電・函館バス1日乗車券」を買いました。
3回も乗れば元はとれる計算で、函館市内を密に移動しようと思えばたいへんお得です。
実際にたどった主なルートを記しましょう。
最初に乗車したのは、「RVパーク はこだて緑園通」から徒歩約10分のところにある市電「深堀町」停留所。
乗り放題の乗車券は、停車中に乗務員さんに声をかけて買いました。路面電車は、車と同じく信号機で停車するのでやりとりする余裕があります。
乗車券の使い方はとても簡単。
スクラッチ式の年月日があり、使用する日の年、月、日をそれぞれ1ヶ所ずつ削ります。
それを降車時、日付が見えるように乗務員さんに提示すればOKです。
市電では、深堀町から函館駅前まで移動しました。そこでバスに乗り換え、いよいよ念願の函館山へと。
通常の料金だと、函館駅前から函館山山頂まで片道およそ30分で500円。
この区間の往復だけで、1日乗車券800円の元はとれちゃう計算です。
しかも山頂直行の登山バス、1日乗車券が使えるのは無茶苦茶うれしい!
ただし、人気の路線なので、日によってはたいへん混み合います。
毎日15時40分以降、20時出発の最終便までほぼ10分~20分おきに運行していますが、時間に余裕をもって列に並んだほうがよいでしょう。
ちなみに、登山道の冬季休業期間(おおむね11月中旬~4月上旬)は運行していないのでそれもお忘れなく。
さて、1日乗車券を使って意気揚々とたどりついた函館山でしたが、この日は頂上付近にあいにくガスがかかっていました。
「世界三大夜景」のひとつに数えられる絶景は、あいにく白いカーテンの向こう側……。
でも、帰りのバスに乗ると、運転手さんがきれいな夜景が見えるあたりで徐行してくれました。その光景はいまも瞼の裏に焼き付いています!
また、函館山のほか、トラピスチヌ修道院と函館五稜郭にもバスで行きました。
乗り放題のバスを活用することで、お得に、しかも効率よく観光を楽しめたと感じています。
ただ、この路線のバスの本数は1時間に1本ペースで、特に五稜郭周辺は混み合うこともあります。
いずれもあらかじめ時刻表を見てから移動したほうがよいでしょう。
もうひとつの注意点として、函館バスの最終便が案外早い路線があります。
たとえば五稜郭タワー前から函館駅に戻るルートなど、16時前にはバスがなくなるのでお気を付けください。
万が一、バスに乗れない場合は、五稜郭公園前の停留所から市電に乗ってRVパーク方面に帰るといいでしょう。
のんびり走る路面電車ですが、運行本数は多く、湯の川温泉からRVパーク周辺、五稜郭、函館駅前など主要地を往き来するのに使い勝手がいいです。
おすすめの近隣飲食店
函館をご紹介する上では、グルメの話題も欠かせません!
海に面し、有名な朝市がある函館市。
活イカなどの海産物をはじめ、ほかにも塩ラーメンやハンバーガー、焼鳥弁当といったご当地グルメを出す店がたくさんあります。
これもいいな、あれもいいなと目移りしつつ、筆者がのれんをくぐったのはジンギスカンの店「居酒屋 田にし」。
「RVパーク はこだて緑園通」からは徒歩10分ほど、市電の深谷停留所の近くにあります。
ご夫婦で40年近く営んでおられるそうで、こぢんまりとして暖かみのある店内、女将さんの気配りが行き届いていて気分よく滞在できました。
居酒屋なのでおいしい料理がいろいろありますが、なかでもリピーターが多いのは、自家製のタレに漬け込んだ生ラムジンギスカンと、熱々ふわふわの厚焼き玉子。
本場の焼き方を女将さんにレクチャーしてもらって焼いたラム肉、いやねえ、もう絶品でした!
これから行かれる方、皆さんもぜひ女将さんに聞いて焼いてみてください。
なお、店主の広崎さんはその昔、車でご家族とあちこち旅をされていたそうな。
そのためか、最近は「RVパーク はこだて緑園通」に停まっているキャンピングカーのことが気になっていたそうです。
「特に他県からいらっしゃるキャンピングカーの皆さん、ぜひ本場のジンギスカンを食べに来てください」とのことでした。
近隣スーパー
最後に、最寄りのスーパーマーケットをご紹介しておきましょう。
「居酒屋 田にし」の目と鼻の先には、イオン系列のマックスバリューがあります。
朝9時から夜21時45分まで営業しているので、よほど遅くならないかぎりは食後でも買い物ができます。
車中泊に必要な物はここで補充しておくとよいでしょう。
まとめ
以上、北海道最南のRVパークと、その周辺観光を紹介させていただきました。
振り返ってみれば十分楽しめた旅でしたが、行ってみたい函館の名所やお店はまだまだ尽きません。
それだけこの地が観光資源やグルメに恵まれているということでしょう。
今回はガスに包まれていた函館山山頂からの夜景も見てみたいし、函館朝市だって行ってみたい。
活イカや海鮮丼だって食べたい!
春になったらまた行ってみようかな……、なんて。
たぶん一週間滞在してもずっと楽しめる場所なので、皆さん、函館に行かれた際は「RVパーク はこだて緑園通」を拠点に旅を楽しんではいかがでしょうか。
アクセスと周辺環境が充実していて、自信をもっておすすめできるRVパークです。
ライター:ささき夫婦
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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