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シンプルだから自由度高め!軽キャン「VanBaseエブリイ」レビュー

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカーや車中泊仕様車の中でも、最近特に人気が高まっているのが「軽キャン」と呼ばれる軽自動車ベースのキャンピングカー。

その人気の理由は、購入価格や維持費の安さなどお金に関する部分や、用途や内装面での自由度が高い点、コンパクトながら車内の居心地が良いことなどがあげられます。

軽自動車ベースのため従来の大きなキャンピングカーに比べると運転もしやすく、狭い道もスイスイ。

思い立ったらいつでも気軽に「車中泊」や「キャンプ」に出かけられるというのが、最大の魅力ではないでしょうか。

現在はその人気の高さを受け、さまざまなメーカーから魅力ある軽キャンが多数発売されていますが、この10月にナイルから発売された「VanBaseエブリイ」もそのひとつ。

「VanBaseエブリイ」は、従来のキャンピングカーとは異なるシンプルな作りが最大の魅力となっており、用途や内装の自由度はかなり高め。

キャンピングカーとしてはもちろん、普段使いにも最適で、仕事からプライベートまで毎日の生活をより充実させるのに役立ちます。

今回VanBaseエブリイの試乗をさせていただき、実際の乗り心地や内装の広さ、特徴となる部分など隅々までチェックをしてきました。

軽キャンに興味のある方は、ぜひご一読ください!

新型軽キャン「VanBaseエブリイ」

今回発売された「VanBaseエブリイ」は、スズキの軽自動車「エブリイ」をベース作られたキャンピングカー。

四角いデザインなのですこし大きめに感じますが、他の軽自動車と変わらずコンパクトで小回りがきき、運転がしやすいのが特徴です。

もちろん車中泊だけではなく、通勤や買い物・お子さまの送り迎えなど、4人乗りの軽自動車として普段使いもできますよ。

NASAのスペースシャトルにも使用!断熱塗料「GAINA」使用

「VanBaseエブリイ」は天井〜側面上部にNASAのスペースシャトルにも使用している断熱塗料「GAINA(ガイナ)」を使用しています。

「GAINA(ガイナ)」は、特殊セラミックを適正配合した断熱塗料で、塗るだけで断熱・防菌・防音・遮音・結露防止などのさまざまな効果が期待できるんですよ。

さらにオプションで、赤外線99%カット、紫外線カット率は驚異の100%を誇る特許申請フィルム「ahead-TSM90C」も用意されています。

フィルムを装着することにより高い断熱性と遮熱性を実現し、車内で過ごす時間をより快適なものにしてくれます。

フルフラットのキャンピングカー仕様へ、展開も手間なく簡単

「VanBaseエブリイ」は、後部座席の背もたれを起こしておくことで、4人乗りの軽自動車として日常使いすることが可能です。

そして車中泊の際には、後方座席の背もたれを運転席側に倒し、車内後部に折り畳まれている床板を畳んだ後部座席上に広げることで、フルフラットのキャンピングカー仕様に展開することができます。

この展開も難しいコツや手間もなく、とても簡単なんですよ!

実際の展開時の手順を、写真とともにご紹介していきますね。

まず最初に、後方座席の背もたれをひとつずつ前側にパタンと倒していきます。

車内後方に折り畳まれている床板を最後部から展開させ、後方座席上に乗せるように開きます。

たったこれだけの手順で、あっという間にフルフラットのキャンピングカー仕様になりました!

床板も重さがさほどないので、力の弱い方や女性でも無理なくサッと簡単に展開が可能です。

手間も時間もかけずにフルフラットの状態にできるため、運転中に眠気を感じ「ちょっと仮眠がしたい」なんていうときや、「今日は車内でゴロゴロしたいだけ」といった短時間&日帰りでの使用にもおすすめですよ。

フルフラットにすれば、車内広々!

運転席からの眺めはこんな感じ。

奥行172cm×横幅135cmのフルフラットな空間は、軽自動車とは思えないほど広々としていますよね。

バックドアを開けることで、車内後方の景色を楽しみながら、開放的な気分を味わうことができます。

後方の荷室床や天井、側面下部には木材を使用。

木の温もりを感じ自然と調和する、ナチュラルで居心地の良い空間に仕上がっています。

天井部分には、はめ込み式のライトが3つついています。

車内後部右側のコンセントをポータブル電源に差し込むだけで、ライトを使用することができますよ。

後方荷室は十分な広さがありますが、助手席を倒すと車内をさらに広く感じることができます。

これだけの広さがあれば、車中泊はもちろん、車内でピクニックのようにお弁当を食べたり寝転んで動画をみたりと、自宅と変わらない自由な過ごし方が実現しますね。

筆者は身長が151cmのため問題なく足を伸ばして横になることができましたが、問題は身長が180cm超ある筆者の夫。

車内後部が奥行172cmということだったので「身長の高い夫にはさすがに窮屈なのでは・・・」と心配をしていました。

しかし助手席の背もたれを倒すことで、身長が高い夫でも助手席側に足を伸ばし、ごろりと寝転んでリラックスすることができました。

助手席部分はフラットにはなりませんが、夫が車中泊慣れしていることと、普段車中泊をしているバンのベッドが170cm程度ということもあり、さほど狭さは感じなかったようです。

「VanBaseエブリイ」の広さであれば、筆者夫婦は問題なく車中泊を楽しめると思います。

スライド式のテーブルを使えば、料理&仕事も屋外で気持ちよく!

「VanBaseエブリイ」は、車体後方の床下にスライド式のテーブルが収納されています。

キャンプ用のチェアを用意してテーブルをスッと引き出すだけで、あっという間にアウトドアリビングが完成!

日中はテーブルとチェアを出して車外で過ごし、寝る時は車内へ。

シーンごとに車内と屋外を上手に使い分けることで、軽キャンであっても窮屈さによるストレスを感じることがなくなります。

テーブルを引き出して屋外でのんびりと過ごせば、気持ちの良い風や絶景など「アウトドアらしさ」をいつでも楽しむことができますよ。

気持ちの良い空間でのリモートワークにもスライド式のテーブルが役立ちます。

自然豊かな場所での仕事は、いつもより捗るような気がしませんか?

バッグドアがテーブル上面にあるため、パラパラと雨が降っても濡れる心配がありませんし、日除けとしての効果も多少期待できます。

またスライド式のテーブルを使えば、調理や食事もかなりスムーズになります。

テーブルを引き出して屋外での調理が可能となるため、調理器具さえ揃えてしまえば、自宅に近い調理環境を整えることができます。

自宅と同じように立って調理をしても、チェアに座りながら調理してもどちらでもOK!

実際に簡単な料理を作ってみましたが、広々としたテーブル&屋外ということもあり、とても調理しやすかったです。

料理が完成したら、そのままテーブルでの食事が可能。

調理から食事・片付けまで移動なしで完結することができるため、場所を移動する面倒さや手間がなく、自炊がかなりラクになりました。

バッグドア内側にはフックが取り付けられています。

このフックには、夜間に必須のアイテム「ランタン」をかけておくことが可能です。

フックのある位置がちょうどスライド式テーブルの真上なので、手元を明るく照らしながら調理や食事、パソコン作業ができるようになります。

これはかなり便利!

ランタン以外にも、濡れたタオルやシャツなどをハンガーにかけて干しておいたり、小物類の仮置き場としても役立ちそうです。

軽自動車ならではの「小回りのよさ」も魅力のひとつ

車内は広々としていますが、軽自動車のため車体はとてもコンパクト。

小回りがよく、狭い道路もストレスなくスイスイと進むことができます。

筆者が普段車中泊をしているボンゴブローニイバンは、高さも横幅もありかなりの大きさ。

普段大きい車に乗っているからか、狭い道路もスイスイと進めるコンパクトな「VanBaseエブリイ」は、とても魅力的に感じました。

ステップ高も低めのため、女性やお子様でも乗り降りがラクチンです。

普段使いや車中泊、リモートワークにも!使い方自由自在「VanBaseエブリイ」

今回は、ナイルから発売された新型軽キャン「VanBaseエブリイ」をご紹介しました。

筆者は普段、夫婦で車中泊仕様にDIYカスタマイズした「ボンゴブローニイバン」で車中泊を楽しんでいます。

軽キャンと比べると車内にかなりの広さがあるのが利点ではありますが、高さがあるため乗り降りが大変だったり、狭い道を避けることがあったりと、その大きさゆえにマイナスになってしまう部分もありました。

今回軽キャン「VanBaseエブリイ」を体験しましたが、軽キャンは想像よりも広くて過ごしやすく、コンパクトサイズで運転もしやすかったです。

また普段使いにも使えるため、毎日車通勤している夫がかなり興味を持った様子でした。

自由度が高く、お気に入りの家具を積み込んだり、内装を自分好みにすることができるという部分が筆者的には一番魅力に感じたポイントです。

内装やアイテムにこだわり、自分好みのキャンピングカーに仕上げたいという方には「VanBaseエブリイ」のようなシンプル構造のキャンピングカーが最適なのではないでしょうか。

現在軽キャンの購入を検討しているという方は、ぜひ「VanBaseエブリイ」を選択肢の中に加えてみてくださいね。

ライター:haru.

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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