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困る!キャンピングカーや車中泊仕様車の旅先での故障・不具合!これだけは備きたいアイテム4選
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
タ昔に比べれば格段に信頼性は増したが、車に限らず、機械とは故障するものである。
乗用車以上に様々な機器が搭載されたキャンピングカーならば、なおさらである。
ギミックが多い分、トラブルが発生する機会も多いと考えた方がいい。
えてして、故障やトラブルはディーラーやキャンピングカー販売店から遠く離れた場所で勃発するものだ。
あるいは、運悪く定休日だったり、深夜だったり。狙ったようにやってくるところが恨めしい。
しかし、恨んでばかりいても仕方がない。
中には完全お手上げの不具合もあるだろうが、ちょっとしたアイテムを積んでおくだけで応急処置くらいはできて、そのまま旅が続けられる場合もあるはず。
本記事では、何にも用意していなくていきなりアウト!という事態をできるだけ防ぐために、「最低限これだけは用意しておきたい」という必携アイテムを紹介したいと思う。
目次
走行不能の場合は迷わずJAFか保険会社のロードサービスへ!
ここで紹介するアイテムは、窓が閉まらないとか、バンパーが落っこちたとか、室内照明が付いたり消えたりするとか、ヘッドライトが片方付かないとか「多少の不便はあっても、何とか旅は続けられる不具合」の応急処置に役立つと思われるものである。
エンジンがオーバーヒートしたり、かからなくなったりしたときなど、走行自体ができない場合は、あきらめてJAFまたは加入している保険会社のロードサービスに連絡することをおすすめする。
ただ、自分で何とかできるかもしれないちょっとした不具合でも、立ち向かうためには“道具”が必要だ。
以下は、私がおすすめする4選。積んでおいて損はないと思う。
故障・不具合に備えて積んでおきたいもの その1 工具
プラス(+)とマイナス(−)のドライバーを大小1本ずつ、スパナ、ラジオペンチといった基本的な工具は、まず用意しておきたい。
高級な工具をそろえる必要はないので、ホームセンターや通販サイトで数千円程度で売られている「工具セット」がお勧めだ。
欧州車の場合、日本ではあまり使われていない15mmや17mmのスパナやソケットを追加しておけば安心。
アメリカ車の場合は、インチ工具もそろえておこう。
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故障・不具合に備えて積んでおきたいもの その2 テスター
目に見えない「電気」は敬遠されがちだ。
実際、素人が手を出すと危険な場合もある。
が、むしろ身を守るためにも、テスターは常備しておきたい。
逆を言えば、テスターがなければ、電気の故障には全くお手上げと言ってもいい。
テスターをコードや電線にあてれば(持ち手部分は絶縁素材なので安心だ)電流が通っているかどうかがすぐわかる。
つまり、うかつに手を出せない部分ほど、テスターが必要なのだ。
こちらも高級品を用意する必要はない。
DCとACの電圧、それに抵抗値が測れれば十分。
アナログなら1000円程度、デジタルでも2000円程度から入手可能だ。
故障・不具合に備えて積んでおきたいもの その3粘着テープ
ちょっとした水漏れや電気配線の処理など、粘着テープは何かと役に立つ。
ガムテープ(できればアメリカでダクトテープと呼ばれる強力な物)とビニールテープ、それにキッチン用のアルミテープの三種類を用意しておきたい。
「アメリカ人はダクトテープで何でも直す」と冗談を言われるほど、ガムテープは活用範囲が広い。
家具が壊れた、車のパーツが外れたなど、とりあえず固定するのに、これほど便利なものはない。
電気配線の補修にビニールテープは必須である。切れた線を撚(よ)って、ビニールテープを巻けば、とりあえずは通電できる。
そしてビニールテープ自体は絶縁なので、配線の被膜の代わりとして役立ってくれる。
アルミテープは薄くてしかも防水なのがメリット。
FRPボディに損傷が出たときなど、このテープを使って損傷部分を覆えば、水(雨)やゴミが入り込まないようにしておくことができる。
後から本格的に補修する際にも、内部に水分やゴミ、ホコリが侵入していなければ相当手間が省ける。
故障・不具合に備えて積んでおきたいもの その4 結束バンド
タイラップ、インシュロックなど様々な名前で呼ばれる、ナイロン製のバンドのこと。
太さや長さ、色など数種類をセットにしたものが、ホームセンターなどで売られている。
ごちゃつきがちな配線を束ねるのにも便利だし、本数を増やせばそこそこの強度も期待できる。
エントランスステップやオーニングが収納できなくなった!
という緊急事態も、結束バンドで縛って止めると仮押さえ程度には十分だ。
また、何色かセットになっているものは目印をつけるのにも役立つ(荷物やコードを色分けしておくなど、何かと便利である)
直す知識も技術もない。道具なんて持っていたって無意味なのでは?
そう思う人もいるだろう。
確かに、本格的な修理はプロでなければムリである。
だが幸い、今や大抵の方がスマートフォンをお持ちだろう。
電波が届かない場所ではお手上げだが、スマホさえあれば、映像を見せて状況を説明したり、修理の手順ややり方を遠隔で指示してもらったりすることもできる。
私自身、画像や動画のやり取りを交えつつ、ディーラーに相談して旅先でのトラブルを解消した経験がある。
スマホだけあっても、ドライバーの1本さえ積んでいなければ、小さなネジひとつ締めることさえできないのだから、やはり最低限の工具は持っておきたい。
どれも安価!積んでおくだけで安心!!
ここに紹介したものは、どれも高価なものではない。
お近くのホームセンターや通販サイトで簡単に手に入るものばかりだ。
使わなくて済むのが一番だが、積んでおけば安心なものばかり。
自分と家族の安全と安心のためにも、ぜひ用意しておきたい
ライター:渡部 竜生
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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