車両代込み！憧れのキャンピングカーが『100万円以下』で手に入る！ オーダーメイド販売店を取材リポ

キャンピングカーや車中泊仕様車が欲しい。

DRIMOの読者なら誰しもがそう思っているはず。

しかし！キャンピングカーや車中泊仕様車はどれも高額でなかなか手が出せない！と感じている人も多いのではないでしょうか。

軽自動車ベースのキャンピングカーでも架装済みの車両本体価格が300万円～は当たり前。

人気のトヨタ・タウンエースやハイエースベースになると安くても400万円代。

オプション装備を少し追加して、諸経費も払うとなるとあっという間に購入価格が500万円、600万円となってしまいます。

価格に見合う楽しみがあるとわかっていても、おいそれと手が出るものではないでしょう。

などと思っていたところ、見つけました。

車両代込みでも乗り出し価格100万円以下で買えるキャンピングカー！

しかも内装は新品というのですから驚きます。

一体、どういう代物なのか。

製作しているオーダーメイド中古車専門店（合同会社Global Action）の中川さんにお話しを聞きました。

なぜこんなに安くできるのか？

オーダーメイド中古車専門店の在庫車両をカーセンサーで見てみると、一例ですがホンダステップワゴンをベース車にしたキャンピングカーが車体価格59万8,000円（税込、以下価格は税込）、支払総額が69万8,000円となっています（記事執筆時）。

内装は新品で架装済み、車検も付いた価格です。

念のために言っておくとベース車の車両代も含まれています。

内容を見るとフロア板張りにベッド展開できるソファとキャビネット、シェード、テーブルが付いて、車検、構造変更検査・手続きまで込みとなっています。

市販のベッドキットだけでも20万円ちょっとはするのに、こちらは家具や架装工賃、そしてベース車込みで59万8,000円。

安い。

ひと桁間違っているのではなないかと思うくらいの、ちょっと驚く安さではないでしょうか。

この価格が実現できている理由の一つは、オーダーメイド中古車専門店という屋号を見てもわかるように、ここが製作しているキャンピングカーのベース車が中古車であるということ。

良質の中古国産ミニバンやワゴンなどを主に中古車オークションで仕入れているため、新車をベース車にする場合と違って、支払総額を安く抑えることができます。

そして次に気になる内装ですが、これだけ安いと安かろう悪かろうではないのかと心配になりますよね。

この点については「同価格帯ではどこにも負けないと言えるくらいクオリティには自信があります。業務用家具などを作っている工場に依頼して、利益はできるだけ抑えて高いコストパフォーマンスを維持するようにしています」（オーダーメイド中古車専門店の中川さん）

また、作業工場と駐車場のみ所有し、ネット販売に特化していることで経費を削減できるためこの価格が実現できるとのことです。

同社はもともと自動車の板金塗装や中古車販売、スズキのジムニーやエブリイ、輸入車などのカスタム事業をしていました。

そんな中、中川さん自身が趣味の釣りと家族サービス用にキャンピングカーの内装を作ってみたところ、「思ったほど費用がかからない。

経費を抑え、その分をお客様に還元できれば、多くの人が買いやすいキャンピングカーを提供できることに気づいた」（中川さん）そうです。

自分で作って使ってみて感じたキャンピングカーの楽しみを、少しでも多くの人に手軽に味わってほしい。

そんな想いからスタートした事業といえますね。

車両持ち込み、ベース車探しから依頼、完成車の購入から選択可能

では、オーダーメイド中古車専門店のキャンピングカーが欲しいと思った場合どうすればいいのか。

まずベース車を決めるところからスタートとなります。

これには2通りあって、自分でミニバンやバンなどを持ち込んで架装のみ依頼。

もう一つは、中古車オークションで希望に合うベース車を探すところから架装までトータルに依頼するパターン。

※新車の持ち込みやオーダーメイド中古車専門店で新車をベース車として購入することも可能。

上記の2パターンだと内装がされていない状態での発注となるので、後述する基本プラン、S・M・Lプランのほか、フルオーダーにも対応。

かなり自由度が高く自分好みの一台に仕上げることができます。

逆に細かいことはいいから、コスパの高いキャンピングカーをすぐに欲しいという場合は在庫の完成車を購入するという方法もあります。

ちなみに「在庫している完成車はデモカー兼販売用ということで、オークションで仕入れたベース車両にはほとんど利益を乗せていないので、いちばんお得な価格設定になっています」（中川さん）とのことなので、かなり狙い目だと思いました。

「オーダーをするにしても、どんなクオリティなのかデモカーを見てから決めたいというご要望も多いので、今後もデモカー兼販売車は常に何台かは在庫しておく方針です」（中川さん）とのこと。

取材時には完成しているデモカー兼販売車の在庫が6台ありました。

内装は基本プラン49.8万円から。さらにS・M・Lプラン、そしてフルオーダーも！

そして気になる内装ですが、まず基本プランが49万8,000円から（車体の大きさによって変動）。

架装などの内容は

●フロア板張り/クッションフロアまたは専用カーペット
●車種専用家具・ギャレー/ベッドキット
●作業用テーブル
●構造変更検査・手続き
●小物収納家具または全面ベッド仕様

となっています。

オプションでベッドマットやソファのカラーは好きなものを選べるそうです。

次にSプランとして、基本プランの装備や手続きに加えて、

●車種専用遮光サンシェード
●LEDデコラティブライト
●サブバッテリー1基
●サブバッテリー電圧モニター
●DC電源ソケット×1
●USB電源(QC搭載)×2
●走行充電機(アイソレーター)
●定格1000W正弦波インバーター
●ACコンセント×3
●冷蔵庫/小物収納家具/全面ベッド仕様選択可

が付きます。

これだけでも相当な装備ですが、さらにMプランはSプランのサブバッテリーシステムを強化。

Sプラン＋
●MPPTソーラーチャージャー
●外部電源引き込み+延長ケーブル
●サブバッテリー増量・増設【大型×2基】
●走行充電器容量アップ
●Bluetoothバッテリー監視モニター
●175Wフレキシブルソーラーパネル

となります。

さらにLプランではオーダーメイド中古車専門店で注文の多いオプションをすべて搭載。

Mプランに加えて、

●370W 単結晶ソーラーパネル
●シンクキット(電動ポンプ付/シャワーに変更可)
●20インチ液晶テレビ/専用取付金具
●定格1800W正弦波インバーター
●専用カーテンキット
●高性能アルミ断熱材＋ウレタン2層断熱処理

という内容になります。

また例えば、基本プランでいいんだけどLプランにある断熱処理だけ足したいとか、居室用にクーラーやFFヒーターを付けたい、ベンチレーター（換気扇）が欲しいなどのセミオーダーや、ゼロからすべて自分の好みにできる完全フルオーダーにも対応。

実際に新車のハイエースで内装&装備、そしてエアロパーツなどの外装までフルオーダーというケースもあったそうです。

納期はなんと最短で2週間。平均で約2～3カ月と超早！

昨今のキャンピングカーブームで、キャンピングカーの納期は長期化の一方。

半年ならかなり早いほうで、1年～1年半はかかるという話もよく聞きます。

購入するとなったらなるべく早く手元に欲しいと思うのが人情だと思うので、オーダーメイド中古車専門店の場合の納期についても聞いてみました。

すでに完成しているデモカー兼販売車なら即納なのはわかりますが、「ベース車があってそれに合う家具などのパーツの在庫もある場合なら、内装の組付けから登録などの手続きを含めても最短2週間で納車できます」（中川さん）とのこと。

さらに、「Sプラン、Mプラン、Lプランといった内容が決まっているプランで、ベッドやソファの色を自分の好みのものを指定した場合は平均で2～3カ月程度になります」（中川さん）

納車まで平均で約2～3カ月！

架装代が49.8万円～と価格破壊なだけでなく、納期もいい意味で常識破り。

購入希望者にとっては、うれしいことばかりですね。

架装部分は1年保証付き、47都道府県に納車実績あり、120回ローンも！

支払総額は驚く安さで、コスパは高いし、納期も早い。

これだけでもかなり購入のハードルが低いと思いますが、もし自分がオーダーメイド中古車専門でキャンピングカーを買うとしたら気になる点をさらにいろいろ質問してみました。

まず、家具などの架装部分は1年間の保証付き。

ベース車が中古車の場合は、車両の保証はないですが、購入後の車両の不具合については近隣であれば提携工場で対応できるとのこと。

また、「遠方のお客様で、近所で修理を頼める所がわからないという方には、こちらで最寄りの自動車整備工場などを探して紹介しています」（中川さん）

いままでに、ほぼ47都道府県すべてに納車実績があり、陸送費もできるだけ安くできるように手配していて、関東なら4万～5万円、北海道や沖縄だと約10万円が目安だそうです。

オートローンは120回まで対応。

「約半数のお客様がローンを活用されています」（中川さん）とのことです。

例えば関東に住んでいて、本記事冒頭の支払総額69万8,000円の完成車を購入したとすると陸送費5万円を足しても74万8,000円。

60回払いにしたら、金利は別ですが毎月1万2,466円。

任意保険料や自動車税、車検費用、駐車場代はどんな車でも維持費としてかかるので、キャンピングカーの車両代金としては月々1万3,000円程度で、キャンピングカーオーナーになれてしまいます。

これ、かなり現実的な金額ではないでしょうか。

最後に最新のイチオシモデルを紹介します！

さて、中川さんのお話を基にオーダーメイド中古車専門店について紹介してきました。

取材の最後にトピックスとかアピールしたいことはありますかと聞いたところ、「できたばかりのバンライフ仕様をぜひ見てほしい」とのことでした。

これまでは主にシックな内装のキャンピングカーが多かったようですが、今回のバンライフ仕様ではシンクなどを排した4ナンバー（貨物登録）で、総ウッド張りと雰囲気抜群（シンクなどを搭載して、8ナンバーキャンピング登録も可能）。

未塗装のパイン材を使用しているので、このまま経年変化を味わうもよし、フィニッシュオイルを塗装して自分仕様にカスタムしてもよし。

木材をこれだけ使っていると材料費もそれなりにかかるはずですが、そこは価格破壊のオーダーメイド中古車専門店だけあって、上の画像のバンライフ仕様のセレナは支払総額119万8,000円。

内装、ベース車両代込み、車検も付いています！

さらに、上の画像のボンゴバンベースのバンライフ仕様車は、99万8000円！

全面断熱処理されている上に、ソーラーパネルまで装備されています。

またまた繰り返しになりますが、ほんとに安いですね。

遠方でもリモートで契約可能！

オーダーメイド中古車専門店は奈良県にあるので、関西の方なら直接行って一度デモカー兼完成車を見てみるとよいと思います。

ただ、なかなか奈良まで行けないという場合は「メールとLINE電話を含む電話のやり取りで、問い合わせや契約、納車まで完結することが多いです」（中川さん）とのこと。

先述しましたが全国47都道県に納車実績があり、購入者の中には一度も顔を合わせずに納車までいく人もいるそうです。

自分で中古のミニバンを買ってDIYするより安いのではないかと思うような低価格。

「リモートで契約していただいても、完成して納車したときに、思っていたのと違うと言われたことはいままでないです」（中川さん）ということですが、この価格帯なら仮に万が一少しイメージしていたのと違う箇所があったとしても、年間で数十台キャンピングカーの内装を製作しているオーダーメイド中古車専門店に頼んだほうが、自分で材料をかつてDIYするより無難だと思いました。

※記事中のデモカー兼販売車は本記事掲載時に売約済みの場合があります。
紹介した車両以外にも常に完成車の在庫はあるそうなので、興味のある方はぜひオーダーメイド中古車専門店までお問い合わせください。

※オーダーメイド中古車専門店の公式サイトはこちら

ライター：DRIMO編集部

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