更新
レンタルキャンピングカーを利用すると得する?損する?うまく活用して旅を楽しもう!!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
「欲しいけれど、使いこなせるかどうか不安」
「忙しくてそんなに使わない気がする…」
そんな方にお勧めなのがレンタルキャンピングカーだ。
少し前まではキャンピングカーをレンタルする会社は少なかった。
あったとしても用意されている台数が限られていて、あまりポピュラーとは言えなかったが、昨今のブームでレンタル会社も大増殖。
あちこちで見かけるようになってきた。
そこで、キャンピングカーをレンタルするときのメリットとデメリットについて考えてみよう。
キャンピングカーをレンタルするメリットとデメリットとは?
キャンピングカーをレンタルするメリット
キャンピングカーをレンタルするメリット1.とにかくコストがかからない
一般の乗用車も同様だが、使う頻度が低いならば借りた方がコストは安く済む。
購入する場合と比べて、はるかに安価でキャンピングカーを使うことができるし、後々のメンテナンスを含め、維持費もかからない。
キャンピングカーをレンタルするメリット2.いろんな種類を試すチャンス
キャンピングカーのレンタルが広まったことで、扱われる車種も増えた。
現在では国産の軽キャンパーからアメリカ製の大型車まで、色々な種類のレンタルがある。
気になるタイプを使い比べてみたり、自分にとって必要な装備の見極め、便利なレイアウトを探る絶好のチャンスと言える。
キャンピングカーをレンタルするメリット3.メンテが不要
1.でも書いた通り、自分のものとなったらメンテナンスは必須。
だが、レンタルならばそのまま返すだけで済む。
車の整備はもちろん、洗車の手間も不要。
キャンピングカーの場合は車両メンテナンスだけでなく居室部分の面倒も見なければならない。
それらがすべて不要、と考えるとかなりお手軽と言えるだろう。
キャンピングカーをレンタルするデメリット
キャンピングカーをレンタルするデメリット1.好きな時に使えない(かもしれない)
いくら増えたとはいえ、キャンピングカーのレンタルはまだまだ少数派。
乗用車のようなわけにはいかない。
連休などハイシーズンは予約が集中しがちだから、早くから計画して予約しておく必要がある。
また、ホテルやその他旅行代金同様、繁忙期は料金も高くなる。
キャンピングカーをレンタルするデメリット2.どこで借りる?
1.同様、増えてきたとはいえ、まだまだ少数派なのがキャンピングカーのレンタルだ。
自宅からほど近いところにうまくあればラッキーだが、便利のよい場所にあるとは限らない。
借り出す場所まで出かけて荷物を積み込んでそこから出発するのか・一度自宅まで持ち帰って、改めて自宅から出発するのか。自宅・借り場所・目的地の関係をよく考えて計画しよう。
キャンピングカーをレンタルするデメリット3.ペット同伴には制約がある
ペットと一緒に旅がしたくてキャンピングカーを導入する人は多い。
そこで「我が子」を連れて旅行するとどんな感じなのか、我が子の反応を確かめるためにもレンタルでお試ししたい、と言う人も多いだろう。
だが、レンタルのキャンピングカーの場合、ペット同伴には制約がある場合がほとんどなので注意しよう。
会社や車種によって、ペットNGだったり、ペット同伴の場合は追加料金が発生するケースもある。
みんながレンタルするワケ
まずはお試ししたいから
これが一番、多い使い方ではないだろうか。
乗用車と違って「泊まってみないと良し悪しがわからない」のがキャンピングカーというものである。
買う前に色々なタイプを借りてみて、自分たちのスタイルに合うものを見つけるのはお勧めだ。
そうしょっちゅう使わないから
「忙しくてそうそう出かけられないから買うほどではない。レンタルで十分」。
こんな人も多いだろう。
たまにしか使わないものに大きな投資をするのをためらうのも良くわかる。
ただ、筆者の経験からすると、忙しい人ほど手元に置いて「いつでも出かけられるようにしておく」ほうが、結果的に出かける回数は増える気もする。
遠距離ドライブを避けたいから
例えば関東圏に暮らしていると、北海道や沖縄は国内でも最も遠い旅先となる。
自宅から自走で出発するのも、それはそれで楽しいが、旅費もかさむし日数もかかる。
フェリーを使うなどの手もあるが、時間も費用もそれなりにかかる。
長い休みを取りにくい場合など、荷物は宅急便で送り、列車や飛行機で移動。
現地でキャンピングカーをレンタルすれば、現地での滞在時間を最大限に活用できる。
レンタルキャンピングカーの注意点
事前説明は充分に受けること
車両を借り出すとき、装備類の説明を受けることになるだろう。
その際にはじっくりと、何度でも質問して理解できる(納得できる)まで説明を聞くこと。
特にベッドは展開しないとベッドにならないものが多いので、現地で夜になってから困らないためにも、ぜひ一度は出発前に展開・折り畳みをやってみてほしい。
私自身、旅先でベッドの扱いがわからず四苦八苦している人を何度も助けた経験がある。
また、装備や設備を破損すればせっかくの旅も台無しになりかねない。
どんな装備がついているか、どう使うのか、わからないときは電話で教えてもらえるのか(電話受付は何時までなのか?)詳細に確認を。
くれぐれも運転は慎重に
ほとんどの車両が普通免許で運転できるとは言え、一般の乗用車と同じ感覚で運転できるものではない。
キャブコンなどはもちろん、バンコンであっても、重心が高く、横風の影響も受けやすい。乗用車よりも重さがかなりあるので、制動距離も長い。
カーブやブレーキの感覚がつかめるまでは、絶対に無理をしないこと。
特に高速道路は気持ちよく飛ばさず、スピードは控えめに。
“超”安全運転を心掛けよう。
そもそも運転計画の立て方からして、乗用車とは違う。
渋滞を避けて深夜や早朝に走るもよし、だが、もし疲れたり眠気に襲われたら、サービスエリアや道の駅でしっかり仮眠を。
ベッドに横になっての寝心地は、車のシートを倒して眠るのとは雲泥の差である。きっとキャンピングカーのありがたみを実感できるに違いない。
以前よりずっと気楽に利用できるようになったレンタルキャンピングカー。
上手に使いこなして「キャンピングカーのある生活」をぜひ、体験してほしい。
ライター:渡部 竜生
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...