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人気のポータブル電源がフルモデルチェンジ!50分で8割充電!さらに車中泊に便利!Eco Flow DELTA2
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
小容量から大容量まで、ポータブル電源のRIVERシリーズやDELTAシリーズを次々と発売してきたEco Flow(エコフロー)。
ここ最近はポータブルクーラーや、オフグリッドの電源システムなど、ポータブル電源に限らず電気で暮らしや車中泊、アウトドアレジャーを快適にする製品も手がけています。
そんなEco Flowが、ベストセラーモデルのEFDELTAを約3年ぶりに完全リニューアルして、DELTA2として8月10日に発表しました。
先立ってメディア向け発表会が行われたので、早速取材へ。
現物を見ながら、初代モデルのEFDELTAからどこがどう進化したのか、いろいろと聞いてきたので報告したいと思います。
目次
その前に、ポータブル電源とは? 初代モデル「EFDELTA」の特長は?
あらためてポータブル電源というのは、持ち運びできるバッテリーで、外部電源により充電を行って蓄えた電気をスマホやパソコン、扇風機、液晶テレビ、容量によってはドライヤーや電子レンジなどまで稼働させられる電源装置のことです。
ここ数年、車中泊やキャンピングカーの人気の高まりもあって、各社から様々な機種が発売されています。
今回EcoFlowから発売になるのはDELTA2というポータブル電源。
「2」というくらいだから「1」に当たる製品があります。
それがEcoFlow 史上最高のベストセラー・EFDELTAで、2019年に発売されています。
EFDELTAはその当時、といってもほんの3年前ですが、ポータブル電源の最上級クラスという触れ込みでした。
何がどう最上級だったかというと、まずAC出力は1,600W。
これはどういうことかというと、1,000Wの家庭電化製品、つまりドライヤーでも電子レンジでも、家で使っている家電をなんでも使えるというもの。
ポータブル電源はあちこちのメーカーから出始めていましたが、大容量な製品としては先駆者的な存在でした。
大容量だと普通は充電するのに時間がかかりますが、60分で80%まで充電。
100%充電まででも約100分と大容量の割に短時間での充電が可能。
使い勝手でいうと、USB-A出力コネクタが2口、急速充電対応USB-A出力コネクタが2口、60WのUSB-C出力コネクタが2口など、出力ポートが合計13ポート。
これだけたくさんあるとスマホにパソコンに電子レンジにポータブル冷蔵庫……。
いろんな機器を同時に接続して使えます。
これでももう十分高機能で高性能ですが、EFDELTAの後継機に当たるDELTA2はさらにパワーアップ&グレードアップしています。
パワーアップ&グレードアップしたDELTA2の特長
■DELTA2の特長■
●AC出力1500W。X-boost技術により最大1900W。一般的な家電の90%以上が使える。
●充電時間が速い。わずか50分で80%、80分で満充電!
●普通のコンセントやUSB、シガーソケットなど計15の出力ポート。一度にたくさんの家電を接続できる。
●約3000回、充放電ができる。つまり毎日1回充電したとして8.2年使用できる計算。
それでは今回発売になったDELTA2について紹介したいと思います。
まずは高出力
スマホやパソコンといった小電力の機器を使ったり充電できたりするだけでも便利ですが、どうせなら電子レンジやドライヤーといったたくさん電気を使う家電も使いたい。
しかも、同時にいろいろな家電を使えたらさらに便利ですよね。
それにはやはり高出力。
DELTA2のAC出力は1500W、と言われてもピンとこないかもしれませんが、簡単に言うと自宅のコンセントと同じ感覚で電化製品を使ってほぼ大丈夫。
さらにEcoFlow独自のX-boost技術により最大1900Wまで対応できるので、一般的な家電の90%以上を稼働できます。
とにかく充電が速い!
次に驚くのが充電時間の速さです。
初代モデルに当たるEFDELTAの場合、0~80%の充電に要する時間は約1時間でした。
DELTA2は、さらに充電時間を短縮。
わずか50分で80%まで充電できます。
急に思い立って「1時間後に車中泊旅に出発したい」となっても、自宅のコンセント(ACコンセント)につないでおけば、なんだかんだ支度をしている50分の間に80%、1時間あれば100%充電ができているのです。
DELTA2のバッテリー容量は1,024Whもあるのにこれはかなり速いと言えます。
充電方法は自宅のコンセントからのほか、自動車のシガーソケット、ソーラーパネル、さらにEcoFlowのスマート発電機からも可能。
特にソーラーパネルによる充電は、太陽光を利用して環境にやさしいだけでなく、災害時や電源のないキャンプ場などでも活躍。
DELTA2の場合、EcoFlowの折り畳み式ソーラーパネル(400W)を使えば、約3~6時間で満充電できます。
車旅に出かけた先で、「コンセントから電気が取れない」となっても、DELTA2とソーラーパネルがあれば、自宅にいるのと大して変わらずいろいろな家電が使えるって、便利だし安心だと思います。
大容量で急速充電可なので、いろんな家電が使いやすいのはわかった。
けれどいざ機器をつなぐときにコンセントが足りないというのでは困ります。
その点DELTA2の出力ポートはACポート(コンセント)が6口に、USB-Aが2口、USB-A 急速充電が2口、USB-C100Wが2口、シガーソケット1口などDCポートが9口で、合計15口。
最大15台の電化製品に電気を供給できます。
初代モデルのEFDELTAは13口だったので、さらに2口増えました。
毎日充電しても8年超は使える
DELTA2は製品の寿命が長いのもうれしい特長です。
充放電できる回数、つまりゼロまで使って満充電してまた使ってを、約3000回繰り返せます。
毎日1回ずつ充電したとしても1年で365回。
3000回だと8.2年は持つ計算。
ちなみに初代モデルのEFDELTAは約800回だったので、3.75倍寿命が延びていることになります。
なぜこんなに充電回数を増やせたかというと、DELTA2では「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用したから。
これまでDELTAシリーズで「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載していたのは最上位モデルのDELTA Proだけ。
DELTA2は、最上位モデルと同じ高性能電池を積んでいるというわけです。
電気製品の寿命は、エアコンが10年、次いで冷蔵庫が9年、テレビは8年が目安とも言われているので、DELTA2の寿命は普通の家電並みに長くなったと言えます。
専用のスマホアプリで遠隔監理ができる
EcoFlow製品専用スマホアプリとの連動です。
DELTA2の電力消費量や温度をリアルタイムで確認。
推定使用可能時間・バッテリー残量などが一目でわかるほか、タイマーの設定もアプリから行えます。
本体から離れた場所にいてもDELTA2監理できるようになり、利便性が向上しました。
もっと大容量を、というニーズにも応えます
これだけでもかなり大容量ですが、もっと長期間車中泊をしたい、家庭用の非常電源も兼ねたいなどの要望が出てきた際に、別売りの予備バッテリー(エクストラバッテリー)を追加接続することで2,048Whまたは3,040Wまで容量を拡張できます。
ポータブル電源を使用するシーンが増えても、将来まで長く対応できるのもDELTA 2の特長です。
ちなみに保証期間は5年。
バッテリーを長持ちさせるために、しばらく使わないときは3カ月に1回放電したほうがよいとのこと。
それ以外のメンテナンスは必要ないので手間要らずです。
ポータブル電源をこれから買おうか検討中、またはポータブル電源の買い替えを考えている人で、車中泊で家電を家にいるのと同じようにいろいろと使いたいなら、DELTA 2は候補に入れていいのではないでしょうか。
※「DELTA 2」は、2022年8月10日(水)よりEcoFlow公式サイトをはじめ、公式楽天市場店・Yahooショッピング・
PayPayモールにて予約受付を開始しました。8月下旬より商品の発送を開始いたします。
詳細は「DELTA 2」製品ページにてご確認ください。
DELTA 2 デルタ 2
■DELTA 2 仕様■
製品名:EcoFlow DELTA 2
希望小売価格(税込): 143,000円
容量:1,024Wh(1 x DELTA 2専用エクストラバッテリー・DELTA Max専用エクストラバッテリー・スマート発電機で拡張可能)
AC入力:最大1200W、0-80%:50分、0-100%:80分
AC出力:総計6口 合計1,500W(サージ 2,250W)、X-Boost 1,900W、6口
DCポート:総計9口 USB-A x 2、USB-A 高速充電 x 2、USB-C x 2、車載シガーソケット x 1、DC5521 x 2
ソーラー入力:最大500W、11-60V、15A
バッテリー:LFP(リン酸鉄リチウムイオン)、サイクル3,000回後に初期容量の80%以上を維持
接続:Wi-Fi、Bluetooth
サイズ:(D x W x H)400 x 211 x 281 mm
重量:12 kg
温度範囲:推奨使用温度範囲 20℃ ~ 30℃、 使用温度範囲 -10℃ ~ 45℃、充電温度範囲 0℃ ~ 45℃、保管温度範囲 -10℃~45℃(20℃ ~ 30℃推奨)
ライター:DRIMO編集部
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- 執筆者プロフィール
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