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【キャンピングカーの中古車探し】普通の車とちょっと違う購入前に確認しておくチェックポイント!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


「新車は高いから中古車を検討しよう」

よく聞く話だが、キャンピングカーの中古車選びについてはどうだろう?

新車キャンピングカーはあまりの人気ぶりで納車は年単位で待つことも

そこで即納車される中古車が大人気なわけだが、そのチェックポイントについて解説したい。

キャンピングカーを見極める際には「車としての部分」と「家としての部分」の、それぞれに見るべきポイントがあるのだ。

車としての部分

TOYOTA

まず大前提として理解してほしいのは、

・キャンピングカーのベース車はほとんどが商用車である

ということ。

つまり仕事道具であり「丈夫で長持ちが身上」。

10万キロ走った程度じゃビクともしない耐久性を備えている。

乗用車なら10万キロ超の車は避けたくなるが、キャンピングカーであれば全く問題ない距離だといえる(もちろん走行距離は短いに越したことはない)。

ただしそれは「適切なメンテナンスがされていた場合に限られる」のは言うまでもない。

そのためにも

・整備記録簿がしっかりしている
・売っている店でずっと面倒見ていた

など、これまでどんな状態で乗られてきたのか、どんな管理をしてきたのか、何かしら手掛かりになるものがある個体を優先すべきだ。

例えば、

A.履歴のわからない5万キロ走行車
B.こまめに整備されていたことがわかっている10万キロ走行車

のふたつを比べるなら、後者の方がよっぽど後々のトラブルの発生率は少ないといえるだろう。

もちろん、やたらに故障歴があるような車はNG。

要するに信頼できる来歴があるかどうかを確認しよう、ということだ。

家としての部分

乗用車と決定的に違うのが「家」の部分だ。

車によって異なるが、まずは冷蔵庫など、各種装備品がきっちり動作することを確認しよう。

電装品はもちろんのこと、ベッド展開、窓のシェード、サイドオーニングなど、すべてについて確かめること

その場で不具合がわかれば交渉できるし、また、後日不具合があったときに、いつまで保障してもらえるかも確認しておきたいところだ。

居室部分については、人によって使い勝手も好みも違う。

一概にはいえないが、DIYが色々とほどこされている車は要注意だ。

明らかに後付のスイッチ類がある、他とは違う材料を使った棚や収納がある、などは、前オーナーがあれこれとイジった証拠。

店側で状態を把握しているなら別だが、そのDIYが原因で後々困ることもある。

できれば撤去してもらって初期状態に戻した方が安心だろう。

もし、後から手を加えた部分が便利だと思うなら、それはあくまでも自己責任となる。

そうした『リフォーム』やDIYも含めて、その車両の整備歴・改造歴・修理歴になる。

中古車を扱っている業者がどこまで理解できているか、万一の場合に直せる技術があるかどうかも、後日苦労しないための大切なポイントだ。

また、年式の割に走行距離が少ない車(=あまり使われていない)は、入念にチェックしたい。

普通に考えれば、あまり使われていないのはラッキーなはずだが(なにしろキレイである)が、こと装備や道具というものは「長期間使われていなかった」=「良いこと」とは限らない。

永い眠りから覚めて作動させてみたら、思わぬトラブルが起きることさえある。

例えば、水周り。

使っていなくても、パッキン類は経年劣化している。

実際に使ってみたらいきなり水漏れ、では笑えない。

タンクに水を入れポンプを作動させ、漏れはないか。

冷暖房はきちんと冷気・暖気が出るか。

異音や異臭はしないか、などなど、すべて動作確認することが大切だ。

いざ購入となったら…

各種装備品がしっかり作動するのはもちろんだが、まだまだ確認すべきことはある。

メインバッテリー、サブバッテリー、タイヤについては、そのままなのか・新品に交換してもらえるのか。

どんな状態で納車されるのかを確認したいポイントだ。

特にタイヤはサイドウォールの記号をチェックすれば製造年月がわかる。

たとえ山が十分に残っていたとしても、製造から2年以上経過しているなら、交換を条件に交渉したほうがいいだろう。

バッテリーは残念ながら見ただけでは古いか新しいか、わからない。

前オーナーがいつ交換したものか、履歴が残っていないかぐらいは確認しておこう。

そのほかにも、自社で整備工場を持っているのか/整備は外注なのかといったメンテナンス体制についても確認しておきたい。

ベース車両がトヨタ車だからといって、居室部分にトラブルが発生してもトヨタではどうすることもできないのだ。

キャンピングカーの設備や装備品は日進月歩で進化を続けている。

新車に比べれば安価で即納されるのが中古車の魅力ではあるが、買う時には「価格」「納期」「整備などの保障」そして次に手放す際の「リセールバリュー」などなど、様々な条件を考慮してから決めたいものである。

ライター:渡部 竜生

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車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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