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仕事の車がキャンプカーに!荷物の入れ替えを最小限に抑えるための DIY

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


こんにちは。西オーストラリア、パース在住のbemntyです。

我が家では、なるべくお金をかけず気軽にキャンプを楽しみたいので、仕事で使っている自家用車を、キャンプカーとしても使っています。

数か月単位の長期にわたる車旅の予定はまだなく、駐車場のスペースも限られることから、キャンプ専用の車やキャラバンなどの購入は今のところ考えていませんが、週末にキャンプに行く機会には恵まれています。

しかし、そうなると問題になるのが、仕事用に積んでいる工具と、週末のキャンプ用品の入れ替えという作業。

ルーフテントがあるので、かさばるテントを毎回積む必要はありませんし、寝具もルーフテントにしまえるのですが、こまごまとした荷物を毎回出し入れするのはとても面倒です。

そこで、荷物の入れ替えの手間を省くため、いくつか工夫をしました。今回は、それらの工夫を皆さまにご紹介したいと思います。

我が家の車とキャノピーについて

我が家の車は、ピックアップトラックのハイラックス。

仕事には必要ないですが、畳んだ状態なら邪魔にならないので、荷台に設置したキャノピーの上にルーフテントを常設しています。

また、サイドオーニングも同じく常設しています。こちらも仕事では使用することはありませんが、キャンプ時はもちろんのこと、ビーチに行った時の日除け対策などに重宝しています。

ちなみにキャノピーは、両サイドと後部の合計3ドアの開け閉めが可能。車のドアロックのような自動ロックが付いているので、防犯面でも安心です。

仕事仕様&キャンプ仕様のキャノピー

冒頭でもふれましたが、普段キャノピーには仕事で使う工具がぎっしり詰まっているため、キャンプ仕様にする際の荷物の入れ替えは、とても気が重い作業です。

そこで、DIYで引き出し収納を設置することに。仕事仕様からキャンプ仕様をスムーズに切り替えられるようになりました。

こちらが、仕事仕様の引き出しです。

車載用の既製品を使ったので、閉じた時にしっかりとロックがかかり、走行中に引き出しが飛び出すこともありません。

普段はこのように、工具がぎっしりと入っています。

続いて、キャンプ仕様の時の引き出しです。

キャンプに出掛ける時は、引き出しに入っている仕事用工具を、キャンプに必要な物に入れ替えます。

キャンプの期間に合わせて必要な物を必要なだけ入れるのですが、キャンプ期間が短めの時は、工具は全部出さずに済ませたり、1つの引き出しだけキャンプ用品に入れ替えたりするなどして、臨機応変に対処します。

中に入れるのは、主に冷蔵庫に入れなくても保存できる食材や食器など。高さはありませんが奥行があるので、収納した物が見やすくて便利です。

引き出しの上面は片側だけスライダーになっており、車載冷蔵庫を置いても開け閉めが可能。ストラップホールも付いていて、車載冷蔵庫をストラップでしっかり固定できます。

DIYの木枠も設置して、より収納しやすく

収納しやすいように DIYで木枠も付けました。仕事仕様がこちらです。

これを置くことで、キャノピー内の整理がしやすくなりました。上面がフラットになるよう 横の引き出しと同じ高さにしたので、大型の工具なども置くことができます。

木枠の上面は外せるので、工具の出し入れも簡単。用途によって収納方法を変えることもできます。

キャンプ仕様の時は、木枠の1つの上面を外して、クーラーボックスを収納しています。ぴったりと収まるので、走行中も動くことはありません。

ちなみに、わざわざクーラーボックスの大きさに合わせてDIYしたわけではありません。工具の収納用に作ったら、たまたまクーラーボックスがぴったりと収まった次第です。

また、写真左のグレーのボックスが、前述した車載冷蔵庫です。

仕事仕様の場合、片側の木枠は、このように2セクションに分けて使っています。

キャンプ仕様の時は、20Lの予備のガソリンタンクやウォータータンクを入れています。木枠にちょうどフィットするので、走行中にタンクが倒れたりする心配はありません。

フック&筒状の建材入れを取り付け、さらに収納力アップ

キャノピーの上枠部にフックを取り付けて、工具やSUPのパドルなども収納しています。

キャノピーの上側面には、細長い建材などを入れるための、約3mの筒状の建材入れを設置しました。

こちらは、なんと排水管を利用して(もちろん新品の物です)作りました。

キャンプ仕様の時は、釣竿など、細長いものを収納することが可能。数種類の釣り竿や、水中で伊勢海老を捕獲するためのループなども収納できます。

フロントブルバーキャリアは釣り竿などを積むのに便利

ブルバー(カンガルーバー)に固定したフロントブルバーキャリアは、仕事では長い木材などの建材を積むために使用します。

キャンプ仕様の時は、サーフボードやSUPを積むことができます。我が家では、サーフボードキャリアとして必要不可欠です。

仕事仕様&キャンプ仕様の両方で使えるアイテム

入れ替えを最小限に抑えるために、前述したような工夫を重ねているわけですが、 我が家ではさらに、道具も仕事とキャンプで使いまわせるように工夫しています。

例えば、キャンプで愛用しているライト。

これは工具メーカーの物ですが、充電式のバッテリーは、ドリルなど同じ工具のシリーズ全般で使えます。荷物が少なくなりますし、同じシリーズの他の工具のバッテリーが予備になるので安心です。

車に常時積んでいる、掃除になどで使うブロワーも、焚き火の火起こしの時に使うと、瞬時に火が大きくなります。

意外とキャンプで使う時があったりするので、積みっぱなしも案外悪くありません。

最低限の荷物の入れ替えで、より気軽にキャンプを楽しめるように

仕事仕様、キャンプ仕様のどちらでも活躍する我が家の車をご紹介しましたが、いかがでしたか?

我が家はアウトドアが好きで、ちょっと釣りに行ったり、ちょっとサーフィンをしに行ったりする場合、車の中の工具は積みっぱなしのまま。しかし、1泊以上のキャンプとなると荷物の入れ替えは必須なので、引き出しをDIYするなどの工夫を行いました。

短期間なら、2つある引き出しのうち1つだけを入れ替えれば済むので、より気軽にキャンプを楽しもうという気分になりますね。

さらに「使える物は工夫して使う」ことを心がけることで、より入れ替えの手間を減らせています。

今回はなるべく低コストになるよう手作りで仕上げましたが、使い込んでいくうちにさらにアイデアが浮かぶと思うので、遊び心たっぷりのマルチ仕様の車へと進化させていくつもりです。

我が家のアイデアが、少しでも読者のみなさまの参考になりましたら嬉しく思います。

ライター: bemnty

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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