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テント泊の弱点を克服!安全・安心を確保するならキャンピングカーキャンプがおすすめ!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


昨今、大きな盛り上がりを見せているアウトドア・キャンプですが、今年2020年はコロナ禍の影響もあり、「密」が避けられるレジャーとして、ますます人気が高まっています。

withコロナを考えれば、今後もキャンプ人気は継続してゆくと見られますが、特にテントを使用するキャンプでは、実は困ったことや怖かったこと、危険なことなどネガティブな要素が意外に少なくありません。

今回は、テント泊キャンプにおける3つのネガティブ要素をピックアップし、それを克服する方法として、キャンピングカーによる車中泊キャンプをおすすめする理由をご紹介します。

テント泊キャンプの3つのネガティブ要素とは

筆者が考えるテント泊キャンプのネガティブ要素は以下の通りです。

  1. 天候 … 雨・風・気温など、天候に関すること
  2. 外敵 … 動物・虫などによる被害や、対人トラブル
  3. 手間 …テント設営・撤収の際の手間

これ以外にもマイナス要素はありますが、今回はこの3つに絞り込んで考えてみたいと思います。

天候~テント泊は天候の影響を受けやすい

自然の中に入り込むキャンプでは、自然との向き合い方が街中にいるときとはまるで違ってきます。

例えば雨ひとつとっても、普段であれば、台風でもない限り傘をさせば事足りますし、場合によっては地下街を通れば傘すら不要で目的地に向かう事もできます。

しかし、キャンプをしていると「雨」や「風」というものが、いかに厄介なものかを実感する場面が多くあります。

中には雨中キャンプを好む方もいますし、筆者も、特に雨だからといってキャンプ自体をキャンセルするような事はありません。

そもそもキャンプは自然に親しみ、自然を楽しむものだとすれば、キャンパーの工夫やアイデアを駆使して雨や風の中でも楽しむ事は充分に可能なはず。

しかし、ベテランであれば「工夫」や「アイデア」の引き出しをたくさん持っており、悪天候のキャンプを楽しめるかもしれませんが、まだ経験が浅いうちは、そうした工夫自体が負担となってしまう場合もあります。

また、多くのキャンパーは、初めから雨天を想定していることは少なく、晴天で気持ちのよい青空の下でのキャンプを期待しているためガッカリするでしょうし、予定していた「外遊び」をキャンセルするなど、気分的にも沈みがちになってしまうでしょう。

それでも、タープを張るなどすれば、雨に濡れずにBBQをはじめとしたアウトドアを楽しむことは充分に可能です。

なので、最も深刻な雨の影響を受けるのは「就寝時」ではないかと思います。

テント泊キャンプの場合、テントコット等を用意するなど、降雨を想定してテント設営していれば問題ありませんが、テントを地面に直張りし、マットなどで就寝している場合には、就寝中に地面から雨水が滲みてくるケースがあります。

さらに、テントの縫い目などから雨漏りするケースもあり、これも就寝を妨げるひとつの要素となります。また、「風」がテントに及ぼす影響も小さくありません。

しっかりペグ止めしていない場合には、テントごと飛ばされてしまうなんて事も珍しくありませんし、ゴーゴーという風音だけでも、安眠を妨げる大きな要因となってしまいます。

さらに、山間部のキャンプ場では天候が変わりやすく、状況が刻々変化しますし、海辺のキャンプ場では強風が吹く事が多いので、キャンプ予定日の予報が晴れであっても、雨風の影響は常に念頭に置いておかなくてはいけません

外敵~動物・虫・人から身を守る必要がある

豊かな自然に触れることは、キャンプの最大の魅力と言えます。

自然との関りが深ければ深いほど、「自然に触れる」という意味では満足度が高くなるでしょう。

しかしその半面、自然に深く関われば関わるだけ、そこに生息する動物や虫と遭遇する機会も増えます。

特に「虫」による被害は、野生動物のそれよりは身近で、遭遇する頻度も高いでしょう。

蚊はもちろん、ブヨ、アブ、蜂、ムカデ、ヒルなど、キャンプ場で出会う虫は多種多様。

セミやトンボ、カブトムシやクワガタなど、特に子どもたちが積極的に見たがる虫もいますが、人間の都合で選り分けることはできません。

蚊に有効な虫除けがブヨにはまったく効き目がなくて困ったとか、テント内に置いていた着替えにいつのまにかムカデが潜んでいた等はキャンプあるあるで、頻繁に耳にする虫被害です。

スズメバチやアシナガバチの類は、「黒いモノ」に対して攻撃的になる性質を持っていますし、ミツバチやマルハナバチ、クマバチなどの蜜蜂の仲間は、赤や黄色などの衣服を花と間違えて寄ってきます。

温厚な性格なので余程の事がない限り刺される事はないですが、それこそ虫の居所が悪ければ安全を保障できるものではありません。

スズメバチやムカデは、命に関わるケースもありますので、たかが虫と侮る事は危険です。

また、虫の被害は、メッシュ付きのテントで虫除け等を駆使すればある程度抑える事ができますが、野生動物までは撃退する事はできません。

先日も、長野県のキャンプ場でテント内にいた女性がクマに襲われたというニュースが報道されていましたが、その女性はソロキャンプではなく、周囲にいくつもテントが設営されている中でキャンプをしていたといいます。

被害に遭った女性キャンパーの話しによれば、クマはテント内に食べものがある事が分かっているようだったとの事。野外キャンプでは、野生動物と遭遇する危険性もあるということは、忘れてはいけないことでしょう。

特に就寝時の無防備な状況での野生動物や虫との遭遇には、不安や心配を抱かずにはいられません。

また、こちらもあって欲しくないことですが、人的な被害も気になります。

周囲のキャンパーとちょっとしたことでトラブルになる可能性もありますし、周囲に不審者がいないとも限りません。

自分も、家内や娘を同行したテント泊の際に、ガサっと音がすれば聞き耳をたて、人の声や足音が聞こえれば身構える…といったような、神経が張り詰める夜を過ごした事が何度もあり、キャンプ2日目は寝不足…なんてこともよくありました。

やはり女性や子どもを同伴している場合には、身の安全を確保してあげたい気持ちが強くなるので、どうしても就寝時の安全面は神経質になります。

手間~テント設営・撤収は手間がかかる

テントの設営・撤収に時間が取られるのも、テント泊キャンプのネガティブ要素の一つ。

一人用のテント程度なら大した手間ではありませんが、ファミリー用の大型テントや、インナーとアウターの二重構造になっているものは、設営にも撤収にも手間や時間がかかります。

せっかく家族で出かけたキャンプなのに、設営と撤収にばかり時間を取られて、遊びや料理、食事…といったことを楽しむ時間を取れなかったという声はよく聞きます。

確かに、キャンプは手間をかける事や面倒くささ、不便さを楽しむような側面もあり、筆者も、火おこしや調理、使った調理器具や食器の片づけなど、テント設営・撤収以外では「手間を楽しむ」気持ちが分かります。ですが、テントだけは嫌で嫌で堪りませんでした(笑)

さらに、そうした面倒なテント設営中に雨に降られてしまうと、もう全てを放り出して帰りたくなってしまうのです。

雨中でのテント設営はよほど慣れていないと難しい作業ですし、そのうえ雨で濡れたテントを撤収し、さらに帰宅後も掃除や乾燥などの手間がかかることも・・・。

キャンピングカーでテント泊の3大ネガティブ要素を克服!

今年に入って再開するまで、筆者はキャンプをしばらく行なっていませんでした。

娘が成長して一緒に出掛けてくれなくなった等の理由もありますが、元々アウトドア好きですので、上記の3要素がクリアされていれば、長いインターバルを置かずにキャンプを継続していただろうと思います。

しかし、思ったよりは早くキャンプを再開することができました。

その背景には、実は「キャンピングカー購入」が大きく影響しています。

筆者が考えるテント泊の3大ネガティブ要素に対するキャンピングカーの有用性は以下の通りです。

1.雨風などの悪天候に影響されずに安眠できる

キャンピングカー車内であれば、雨風を防ぎ、浸水や雨漏りの心配なく就寝する事ができます。

少なくとも、通常レベルの雨であれば車内に浸水する心配はありませんし、雨漏りする事も気にせずに済みます。

風も余程の事がない限りはキャンピングカーが横転することはないでしょうし、風音は風向きに合わせて車体の向きを変える事で多少なりとも軽減でき、精神的な余裕が生まれます。

2.ロックがかかる車内での就寝は、動物や虫、人からの被害に対して有効

布1枚で仕切られたテントよりは、確実に動物や虫の攻撃から身を守る事ができます。

例えばクマが攻撃しても、車体は多少傷つきますが、中の人員にまで被害が及ぶ事はまずないでしょう。

虫についても、出入りの際に侵入させなければ、虫刺され等を心配する必要はありませんし、車内に侵入した虫を撃退するアイテムを用意してあれば万全で、蚊の羽音を気にせず安眠することができます。

また人的な被害についても、ドアロックが可能な車内であれば身を守れますし、いざとなれば、キャンピングカーを走らせて、そこから避難すればよいので安心です。

そういう意味では、就寝時のドアロックは必須ですし、キーは運転者が身に着けているべきでしょう。

3.テントの設営・撤収の手間がなくなり、降雨時にも車内に避難できる

手間と時間のかかるテントの設営・撤収がない事で、その浮いた時間をアクティビティやのんびりする時間に充てることができます。

さらに悪天候時に車内に避難する事もできる安心感は、大きなメリットです。

テント泊をキャンピングカー泊にするには

筆者は、これまで述べてきたようなテント泊の3つのネガティブ要素を、キャンピングカー泊に替えることで克服しました。

今年になりキャンプを再開してから、家内と何回かキャンプに出掛けましたが、以前感じたような就寝時の不安や、神経を張り詰める緊張感を持つことはなく、車内で安眠する事ができました。

筆者が所有するタウンエース・アルトピアーノは、キャンピングカーとしては簡素な装備で、ちっとも豪華ではないし、機能や装備も最低限のものしか付いていませんが、「就寝時に車内のベッドで安眠できる」というこの1点において、買って良かったと思っています。

元々、車内で過ごす事を想定していない「外遊びキャンパー」ですので、車内に豪華装備は必要なく、簡素で割安なアルトピアーノはベターチョイスでした。

筆者のように、車内で過ごす事を想定していないのであれば、ライトキャンパーと呼ばれる簡易的な装備のキャンピングカーでも充分に車内泊キャンプの恩恵を受ける事ができますし、もちろん、豪華なキャブコンやトラコンであれば、まるで別荘にいるかのように、外的要因に左右されずに過ごす事ができます。

人それぞれ好みはありますが、キャンピングカーでキャンプに出掛けるには、主に以下の方法があります。

1.キャンピングカー購入

キャンピングカーを自分で購入・所有する事で、いつでもキャンピングカー泊キャンプが可能になります。

安いもので300万円前後、高額なものでは1000万円クラスも珍しくないキャンピングカーですが、キャンピングカーを自分で購入・所有すれば、自分の都合やスケージュールで好きな時にいつでも利用できます。

2.キャンピングカーレンタル

キャンピングカーを専門にレンタルしている専門店や、一般の車両と混在でキャンピングカーを貸し出しているレンタカー会社もあります。

レンタルの利点は、月間1~2回程度の利用であれば、購入するよりも負担コストが割安に済ませられる事や、レンタルするたびに、異なるタイプのキャンピングカーを使える事です。

デメリットとしては、ハイシーズンは特に、自分の希望の車種が希望日に借りかられるかどうかが不確定であること。またハイシーズンはレンタルコストも割高になる傾向にあります。

3.個人間カーシェア

2020年6月に正式にサービスインした、Carstay株式会社が運営する「バンシェア」は、キャンピングカーや車中泊仕様車専門の個人間カーシェアサービスです。

「バンシェア」では、キャンピングカーの所有者と共同使用契約を結ぶ事で、登録されているキャンピングカーを利用する事ができます。

料金的には営利目的ではない(コストを共同負担するという建前)ので、レンタルに比べて若干割安な設定となっています。

一般のレンタカーと異なり、オーナーが各々の好みや嗜好を反映した、個性豊かなバンやキャンピングカーを利用できることが特徴であり、魅力でもあります。

月間に2~3回以上と頻繁に利用するなら「購入・所有」がおすすめですが、頻度が少ないならレンタカーやカーシェアがおすすめです。

以上、いかがだったでしょうか。安全安心なキャンプを楽しみたい方は、ぜひキャンピングカーでのキャンプを検討してみてくださいね。

ライター: Enjoy Camper

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執筆者プロフィール
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