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キャンピングトレーラーって実際どうなの?本音で語るメリットとデメリット
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
初めまして。みなさんはキャンピングトレーラーにどんな印象を持たれていますか?今回はキャンピングトレーラーの外装を中心にご紹介し、そのメリットやデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
キャンピングトレーラーとは?
キャンピングトレーラーは普段乗っている乗用車の後ろに連結し引っ張って走行します。もちろん、トレーラー側にはエンジンなどの動力源は付いておりません。引っ張るほうの乗用車はヘッドと呼ばれます。
実はキャンピングトレーラーという呼び方は和製英語になります。正式には「トラベルトレーラー」と呼ぶのが正解です。しかし、この記事では分かりやすいように「キャンピングトレーラー」と呼ばせて頂きます。
車体価格や維持費や免許は?
トレーラーはエンジンが付いていないため、キャンピングカーに比べて比較的、安価に購入できます。(同じ室内サイズなら自走式の半額以下)
維持費も安いです。8ナンバー登録で新車時からずっと2年車検です。車検代金もユーザー車検で通せば自賠責保険料込みでおおよそ2万円弱です。自動車税も年で1万円くらいと安いです。
免許の種類は、このトレーラーサイズでは普通免許で運転できます。(このサイズ以上は牽引免許が必要)
ヘッド車とトレーラーの連結部分ってどうなっているの?
ヘッド側の連結部です。横には電源ソケットが付いていてトレーラーのリアモニターや、テールランプや走行中の動力をトレーラー側のバッテリーに走行充電しています。
トレーラー側の連結部分です。パーキングブレーキを引いておけば坂道で勝手に走り出すことはありません。このモデルにはスタビライザーが付いていて、走行中の不要な挙動を制御してくれます。
タイヤに付いているこの装置は「ムーバー」と言って、切り離したトレーラーだけをリモコンで動かすことができる逸品!
このように運転(バック)に自信がなくてもムーバーを使って壁にピタリとつけることができます。平らなところでは手で押して動かせるトレーラーですが、ちょっとでも坂になっていると人力では動きません。
タイヤは一年中スタッドレスタイヤを履いたままです。引っ張られているだけのタイヤなのであまり減りません。冬場を考えたらスタッドレスオンリーで良いと思います。
こちらが外部電源の接続部です。
これが100ボルト電源とトレーラーを繋ぐコードです。外部電源を使うと車内の電子機器が使えるようになります。
車内での100ボルト機器は主にエアコン・電子レンジなどです。もちろんコンセントがあるので通常の電子機器は使えます。
また、車内の照明や水道、シャワーや水洗トイレなどは12ボルトなので電源に繋げなくても使えます。
こちらは水道水の注水場所です。車内にタンク(約40リットル)があり、キッチンの水道やシャワーで使います。
こちらの扉を開けるとエアコンの背面ダクトが現れます。窓設置型のウィンドウエアコンですが、このトレーラーに設置されているエアコンは暖房も出る冷暖房エアコンです。すごく効きますが音はうるさいかもしれません(私は慣れました)。
これはキャンプ場など屋外でテレビを観るときのアンテナジャックや、外で電源を使うときのジャックがあります。
切り離した場合は専用ジャッキやインパクトドライバーを使って「四つ足」を出してトレーラーを固定できます。この四つ足を出さずに車内を歩くと揺れます。
また、大体の方はインパクトドライバーで回してると思いますが、夜間は爆音が轟くので使用はご注意ください。
フロント部は開口し、トランクルームになっています。中にはスペアタイヤや電源コードを収納しています。ガスボンベもここに設置されています。
ガスボンベは車内の冷蔵庫(3Way式なので100Vと12Vでも切り替えで稼働)やFFヒーター(暖房)、もちろんキッチンのガスをまかなっています。
近年はガスの規制が厳しく、キャンピングカー業界では市販のカセットガスに改造したりしているようですが、大手のガスメーカーに依頼すれば安価で充填してくれます。(これについてはまた別の記事でご説明しますね)
これがカセットトイレです。このタンクに汚物が入ります。カセット式なので外から外してトイレに中身を流し捨てます。
トイレは水洗式で専用の薬剤(液体)を入れておくと、あら不思議!キレイなブルーの透明な液体になってしまいます。みなさんが想像するようなグロさは一切ありません。
トイレは絶対に便利です!なんといってもトイレがない場所でも車内のトイレがあればどこでも寝泊まりできるのですから!
以上がトレーラーの外装です。長くなりそうなので内装編は別の機会にご紹介したいと思います。
まとめ
メリット
- 購入費が安い
- 維持費が安い
- 運転が楽しい
- キャンプ場やRVパークなどを拠点にヘッド(乗用車)だけで観光にまわれる
デメリット
- バックが難しい(運転に慣れが必要)
- キャンプ場やRVパーク以外はトレーラーだけ残すのはセキュリティーが心配
- 普段の駐車場がなかなか無い(郊外在住や私のトレーラーサイズは問題なし)
キャンピングトレーラーには「デメリット」をはるかに上回る「メリット」がたくさんあると思っています。今後はキャンピングトレーラーの実際の用途などを皆さまにお届けしていきたいと思います!
ライター: DRIMO編集部
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...