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【走るラブホを超えろ!】王者トヨタが限界ギリギリまで攻めた伝説の車とは
走るラブホことホンダ S-MXとは
ホンダ S-MXは1996年から2002年まで販売されていたコンパクトミニバンの先駆け的存在。
完全フルフラット可能なシートや、枕元に当たる場所にティッシュボックスが収納できるトレイを装備しています。「恋愛仕様。」のキャッチコピーからもお分かりいただける通り、あからさまな専用構造を採用したことから「走るラブホ」という不名誉?なニックネームで愛されました。
S-MXが生産終了した後、こういった車種は発売されてきませんでしたが、実は2016年にトヨタが似たようなコンセプトをもたせた車種を発売していました。
より進化したS-MXとして登場?トヨタ タンク
それがこのトヨタ タンクです。タンクはトヨタが2016年から2020年に販売していたトールワゴンで、兄弟車として「ルーミー」がいます。ルーミーは未だに販売を継続しており、2022年4月に普通乗用車の新車販売台数1位に輝く人気車種として活躍しています。
一見何の変哲もない車種であるタンクですが、実は発売当時、”攻めた”プロモーションを打ち出していたことで話題になりました。
攻めに攻めた当時の公式サイトが話題に
こちらの画像は当時のタンク公式ウェブサイトにいくつか掲載されていたプロモーション動画のうちのひとコマ。
この動画ではカップルと思われる男女の生々しい雰囲気が描かれており、「ドライブデート #からのフルフラット #ランプを消して」という意味深なハッシュタグが添えられています。
ランプを消した後、後で女性の服装が消す前よりもはだけていることから「一体何があったんだ」と視聴したユーザーの間で話題に。
自動車でこんなPR動画は前代未聞?当時話題になった動画を画像で見る(画像22枚)
そもそも、なぜそんな位置にライトの点灯スイッチがあるのか。動画だと分かりづらいですが、下の画像を観ていただけたらわかるように点灯スイッチの場所にはティッシュボックスを置くことができるスペースも用意されています。
これはまさに冒頭で少し触れたホンダ S-MXの仕様そのもので、伝説のデートカーの再来(すでに生産終了していますが)といっても過言ではありません。
「フルフラットモード」はタンクの特徴の一つで、シートアレンジによって画像のような状態にすることができます。後部座席の背もたれはS-MXのように完全にフラットにはなりませんが、足を伸ばしてゆったりと座ったり、少し横になったりするくらいなら十分な居住空間です。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...