「Zに勝つ」モリゾウ肝入りのスープラGRMN登場か？6速MT・480馬力に期待

フェアレディZに対抗心メラメラ！TAS2022で発言

昨日の #東京オートサロン

「日産の皆さん。#Zには負けませんから❗️」#モリゾウ から始まった #突然むちゃぶりリレー(どうもすみません)を動画にまとめました

TGR→日産さん→スバルさん→ホンダさん→#MS未来会議

ライバルと共に日本のクルマを、モータースポーツを、もっと楽しく❗️#負け嫌い pic.twitter.com/F9yflsaCUw

— TOYOTA GAZOO Racing (@TOYOTA_GR) January 15, 2022

2022年1月14日から開催された東京オートサロン2022では、トヨタの豊田章男社長による「突然むちゃぶりリレー」が始まり、トヨタ、日産、スバル、ホンダがスポーツカーとモータースポーツへの思いを言葉にしました。

このとき、豊田社長は「日産の皆さん、Zには負けませんから。聞いてる？Zには、負けませんから！」と意味深な発言をしていて、日産の新型フェアレディZに対抗するモデルの登場をにおわせています。

そんなZに勝つための車として登場が予想されているのが、スープラの走りをさらに磨いた「スープラGRMN」です。どのようなモデルになのか、そのスペックやスタイリングの予想をチェックしてみましょう。

フェアレディZとスープラの上位グレードを比較

車名	トヨタ スープラ（RZ）	日産 フェアレディZ（Proto Spec）
エンジン	B58型（B58B30O1） 直列6気筒ターボエンジン	VR30DDTT V型6気筒ツインターボエンジン
排気量	2,997cc	2,997cc
最高出力	387PS/5,800rpm	405PS/6400rpm
最大トルク	51.0kgf･m/1,800-5,000rpm	48.4kgm/1,600-5,600rpm
トランスミッション	8速オートマチック	6速マニュアル 9速オートマチック
駆動方式	後輪駆動	後輪駆動
価格	7,313,000円	6,966,300円

トヨタ スープラと日産 フェアレディZをそれぞれの上位グレードで比較した以上の表から分かるとおり、トヨタ スープラと日産 フェアレディZのスペックを見比べると、後発のフェアレディZが最高出力でスープラを超えています。

それでいて価格はスープラよりも低く設定されているため、価格と最高出力で考えるとフェアレディZが有利と言えそうです。また、スポーツカーならではの魅力として、マニュアルトランスミッションの設定があることもポイント。

スープラがフェアレディZに勝つには、「最高出力を高める」「マニュアルトランスミッションの設定を用意する」ことが求められると言えるのではないでしょうか。

BMW M4のパワートレイン流用で480馬力以上、MT設定を実現？4WDもあるか

現在、トヨタ スープラに搭載されているエンジンは、BMW製のB58型およびB48型。これは、スープラの兄弟車種となるBMW Z4やBMW 3シリーズ、4シリーズなどにも搭載されているエンジンです。

スープラGRMNには、B58型をベースに性能を高めた、BMWのハイパフォーマンスモデルであるM3やM4にも搭載されるS58型が採用されるとみられています。

M3やM4のベースグレードでは480馬力、コンペティションでは510馬力を発揮し、トランスミッションには8速オートマチックだけでなく6速マニュアルミッションも用意。四輪駆動の「xDrive」も選択可能です。

そのため、スープラGRMNはRZを約100馬力上回る高い出力を獲得し、待望の6速マニュアルミッションを設定、そして四輪駆動も用意されるという予想がされています。

GR86が楽しさを追求したスポーツカーであるなら、スープラは速さを追求したスポーツカー。そのパフォーマンスをさらに高めたスープラGRMNが登場するのは、不思議ではないと言えるでしょう。

令和のスポーツカー対決は第2ラウンドへ？

前述のとおり高いパフォーマンスを発揮することが予想されるスープラGRMN。作成された予想CGでは、フロントやサイドに大型のアンダースポイラーを装備。リアウイングはGTウイング形状で、見た目からして空力性能が高められていることが分かります。

これらの追加されたエアロパーツはカーボン製で、アグレッシブなスタイルをより高めたスポーティな雰囲気に仕上がっていることはもちろん、軽量化にも寄与しているでしょう。

また、ダブルバブルルーフもカーボンに置き換わり、低重心化によるコーナリング性能の向上も期待できます。ボンネットはエアスクープが設けられ、この中に収まるエンジンが高出力であることを物語っています。

通常モデルではフェアレディZに一歩リードされたスープラですが、GRMNが登場することでその立場が逆転するのかもしれません。

ライバルのフェアレディZもバージョンNISMO登場が予想されているため、国産スポーツカーによる性能競争の火は、カーボンニュートラルが叫ばれる今もなお、燃えているようです。

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