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2023年にトヨタ超高級SUV「センチュリーSUV」の発売を計画中との情報が!
トヨタが「センチュリー」クラスの超高級SUVの開発・販売を計画していることがわかりました。この”センチュリーSUV”は、2023年に生産が開始される予定とのこと。早ければ2023年中にも販売となる可能性があります。
センチュリーをSUV化する?
ツイッターの画像は、2017年に作成された「SUV風センチュリー」のイメージCG。見出しでは「超高級ランドクルーザー」と表記されています。
現在、トヨタのSUVにおける最上位モデルはランドクルーザー。しかしデザインや車両コンセプトはオフロード寄りで、センチュリーのような要人向けショーファーカーとは真逆といったよそおいです。

トヨタの新型SUVの投入については、2020年11月に「現行クラウンを生産終了とし、SUVに似た形の新型車を2022年に市場投入する」というニュースが報じられたばかり。
クラウンSUVに次いでセンチュリーSUVが登場することになるのでしょうか?
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超高級SUVを発売する狙いとは
世界的にセダンよりSUVが人気だから
トヨタがSUVのラインナップ拡充を図るとすれば、世界市場におけるSUVのニーズ拡大に合わせる狙いが最も大きいといえるでしょう。
1955年から販売されてきた歴史ある「クラウン」ですら、セダンの売れ行き不調のために生産調整が濃厚です。同様に、センチュリーもトヨタの売れ筋の車ではないため、何かしらの調整が加わってもおかしくありません。
とはいえ、現段階では「現行センチュリーの生産終了」という情報はありませんので、あくまでセンチュリー級のSUVが新たに誕生するということでしょう。
他メーカーも高級SUVの開発・販売を行っているから
高級車を取り扱う欧州メーカーを中心に、高級SUVの開発・販売が積極的に推し進められています。国産自動車メーカーで唯一高級ショーファーカーを販売するトヨタが、高級SUV市場に参入するのは不思議ではありません。
ショーファーカーとして新たなVIP需要を開拓するため
「黒塗りの高級車」ことセンチュリーは、日本では要人やVIP専用の移動車両のアイコン的存在ですが、世界的に見れば高級SUVもブームになっています。こうした世界のVIP需要を開拓し、グローバルユーザーを拡大するためにも、新型超高級SUVの投入は有効なのかもしれません。
ライバルはロールスロイスやベントレーか?
ロールス・ロイス カリナン(4,530万円)

カリナンは2018年に発表された、ロールス・ロイスのSUV。6.75L V12ツインターボエンジンによるハイパワーと、ロールス・ロイス伝統の高級感や威厳を両立した、まさに超高級SUVです。
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メルセデスAMG G65(3,900万円)

ダイムラーのハイパフォーマンス&ラグジュアリーブランドである「メルセデスAMG」。長年愛されるミリタリースタイルのSUV「メルセデス・ベンツ Gクラス」をベースとした、V12エンジン搭載モデル「AMG G65」は2017年に販売終了となりましたが、 超高級SUVの基盤を作りました。
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ランドローバー レンジローバー(3,202万円)

「レンジローバー」はランドローバーのフラッグシップモデルで、オフロードでも贅沢な乗り心地や高級感を味わえるSUVです。
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べントレー ベンテイガ(3,000万円)

ベンテイガは2016年に発表された、ベントレーのSUV。昨今の超高級SUVブームの火付け役ともなった1台です。W12ツインターボエンジンによるハイパワーモデルと、V8エンジンによるエントリーモデル、ハイブリッドモデルなど、豊富なラインナップも特徴です。
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ランボルギーニ ウルス(2,652万円)

ウルスは2017年に発表された、ランボルギーニのSUV。超高級車ブランドやメーカーから次々とSUVが発表されるなか、超高級スポーツSUVとして初めて登場したことで、一躍話題となりました。
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トヨタ史上最高額の車になるかも……

おそらくトヨタは、ベンテイガやウルスといったスポーツ性能にも優れたSUVや、AMG GやランドクルーザーといったタフなオフロードSUVを目指す可能性は低いと考えられます。
目指すのはロールス・ロイス カリナンのような、要人やVIPの移動車両やショーファーカーの方向性でしょう。
現在、トヨタ・レクサスブランドにおける最高額のSUVはレクサス LXの1,115万円。”センチュリーSUV”は、レクサスLXよりも高額となり、車両価格も2,000万円を超えてくるのではないでしょうか。
ちなみに現行センチュリーの価格は1,996万円~。これをベースに新型SUVが誕生するのであれば、2,000万円以上は確実でしょう。
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新型SUV=レクサスLQである可能性も?

トヨタは2018年に米国で「LQ」という新型車名を商標登録しています。さらに、2018年のデトロイトモーターショーでは、レクサスブランドにおける次世代の最上級クロスオーバーコンセプトカー「LF-1リミットレス」を公開しました。
今回判明した“センチュリーSUV”は、レクサスブランドから登場する新型SUV「レクサス LQ」である説も濃厚です。
現在、トヨタとレクサスは兄弟車となるSUVをそれぞれのブランドで販売しています。トヨタ ランドクルーザーも、レクサス LXと兄弟車の関係にあたります。
“センチュリーSUV”も、トヨタとレクサス両方のブランドから販売される可能性もあるでしょう。その場合は、ランドクルーザーやレクサスLXよりも高額モデルになるといえます。
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- MOBY編集部