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日産が幼児送迎バスなどに向けた「車内置き去り防止支援システム」を発売
日産が『車内置き去り防止支援システム』を開発
日産は、シビリアン(幼児通園専用車)およびキャラバン(幼児通園専用車)向けに、幼児など送迎時での置き去り防止を支援する『車内置き去り防止支援システム』を、販売店装着の純正用品として2023年6月より発売予定と発表しました。
『車内置き去り防止支援システム』は、運行スタッフに音声案内で車内の確認を促した後、確認が実施されない場合や、確認を実施したものの万一車内に置き去りにされた幼児などが自ら助けを求める場合に、車外へ警報を発するシステムです。
児童がバスに置き去り…保護者の教えで危険回避
二重の確認で子どもの安全・安心を守る
『車内置き去り防止支援システム』では、運行スタッフへ車内に残っている幼児などがいないか確認を促すため、エンジン停止後に音声案内を開始。
音声案内後、車内の最後尾に設置した「リセットスイッチ」ボタンが一定時間経過しても押されなかった場合、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅で車外への警報が実施されます。
また、万一幼児などが車内に置き去りにされた場合でも、幼児が自ら車外へ助けを求められるよう、リセットスイッチボタンとは別に、「SOSスイッチ」ボタンを設置。SOSスイッチボタンを押すと、ホーンの吹鳴およびハザードランプの点滅にくわえ、集中ドアロック付車の場合は、ドアロックが解除されます。
『車内置き去り防止支援システム』の対象モデルは年式が2003年4月以降のシビリアン(幼児通園専用車)と年式が2005年4月以降のキャラバン(幼児通園専用車)で、価格は取り付け工賃を含め補助金の範囲内を予定と発表しています。
児童がバスに置き去り…保護者の教えで危険回避
「置き去りにされたらこうして!」約8割が子どもに車内置き去り対策教える
「車内置き去り」に遭った子どもが自分自身で対応するには、周囲に存在を知らせるためにクラクションを鳴らすことや、子ども自ら車のドアを開けて脱出するなどの対応があります。
以前MOBYがCarQで行った「【緊急時】子供にドアの開け方、教えてる?」のアンケート結果では「クラクションの鳴らし方を教えた」の回答が最多となり、そのほかにも「ドアの開け方を教えた」「カギ&ドアを開ける方法を教えた」など、回答者の約8割が子どもに車内置き去り対策を教えたことがわかりました。
子どもの体格などによってはクラクションを鳴らす力が足りない、ボタンに手が届かないといった場合も考えられます。ひとつの手段だけでなく、複数の対策を無理なく教えることでより安全を確保できるようになるのではないでしょうか。
スマートキーは便利な半面、予想だにしない事も
法律上クラクションを鳴らしてよい場面はごくわずか
ホーンとクラクションの違いはなに?
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...