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「匠塗」赤色のマツダCX-5が映える場所を求めて西伊豆へ【試乗フォトレポート】
目次
マツダの「匠塗」とは?
CX-5「ソウルレッドクリスタルメタリック」マツダ広報画像
「匠塗(たくみぬり)」は、「熟練した職人の手塗りに迫る」とマツダが語る特別な塗装技術。赤は「ソウルレッドクリスタルメタリック」という色名が与えられています。
この色についてマツダは、
「生命力にあふれたエネルギッシュな強さと鮮やかさ、濁りのない深みと艶感をさらに進化。瑞々しく艶やかな透明感を実現した『ソウルレッドクリスタルメタリック』が、魂動デザインの造形美をより質感高く際立たせる」
と伝えています。
鼓動デザイン:マツダが「クルマに命を与える」とし、単なる鉄の塊ではなくドライバーとクルマの関係を、まるで愛馬と心を通わせるエモーショナルなものにする、という理念から生まれています。
上の画像は、できるだけ本来の色を正しく読者にお伝えするために、マツダの広報画像で掲載。この記事では光の状況によって見た目の色が美しく変化する様子もお楽しみください、
ルートに選んだのは、西伊豆の海岸線
東名高速の始点、東京インターからちょうど100kmほど走り、新東名高速の長泉沼津インターで、通行料無料の伊豆縦貫道へ進んで終点の函南塚本インターまで約15km、ここを降りるとすぐに「道の駅 伊豆ゲートウェイ」があります。ここが西伊豆おすすめドライブコースの玄関口。
筆者がおすすめする西伊豆ドライブコースを走るなら、この道の駅のすぐ近くのガソリンスタンドで給油を忘れずに。
おすすめ西伊豆ドライブコース
県道17号線は時折、1車線の対面通行が曲がりくねった道に。すれ違いは徐行が必要な道幅ですので注意が必要。
雄大な富士山が見える絶景ポイントが続く
ここは夏場は海水浴客向けの駐車場に。
道の駅伊豆ゲートウェイ函南から20分ほど走ればすぐに雄大な富士山が見える海岸沿いの道に。前項Googleマップの「県道17線」の表示があるあたりで撮影。
ちょうど雲がかかったところが富士山。しかし、CX-5の美しいボディサイドラインが際立つ。
県道17線から「井田海岸」へ入ったところにあった無人みかん販売所
海岸線沿いを走ったかと思えば小高い山への登り道に。変化に富む道。夏は富士山を望みながら海水浴が楽しめる井田海岸場へは登った山から降りていく格好に。
ここで買ったみかんが、あとでちょっとした事件になるとは…
日没1時間前からの絶景
前項のGoogleマップの「御浜海水浴場駐車場」は水平線に夕日が沈む全国でも珍しい場所のひとつ。日本列島は地形上、夕日が海に沈む場所が限られます。
この画像は日没1時間前のもの。
刻一刻と変化する景色をカメラに収めました。
水平線上に雲がかかる。雲の切れ間からのわずかな太陽光で水平線に沈むのがわかります。
事件発生
ここは南伊豆町「喚声台」。
文字通り声をあげてしまうほどの景観。伊浜の集落と海を見下ろすことができます。春になるとマーガレット畑も見えるとか。
車と人の往来がなくちょうどよい広さがあったのでCX-5の内外装を撮影。
車外に出しておいたラゲッジルームの荷物を元に戻そうとしたところ、みかんを持って逃走する猿の後ろ姿が。
少し離れたところで猿はおもむろ道路上に腰を据え、悠々とみかんを食べ始めたのでした。
「なにか問題でも?」
撮影した喚声台は波勝崎にある猿園のすぐ近く。この辺り一帯は猿が無数に生息しているようです。
ガスコンロがヒントだった新開発エンジン
マツダの新開発2.5Lガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」の走りはパワフルそのもの。試乗車はFFで発進時にアクセルを強く踏むとトラクションコントロールが作動し一瞬タイヤが空転するほど。峠では胸のすく走りが堪能できました。
アクセルを踏み込まなければとても静か。踏めば唸るエンジンは走り好きにはうれしいセッティングかも。
このターボエンジンは、これまでの技術ではあり得なかった仕組みが。その開発のヒントには「ガスコンロ」があったそう。詳しくはマツダ公式サイトで。
ふわふわする乗り心地ではなく締まった足回りで、しっかりとした印象。
パワーのあるエンジンと相まってマツダの言う「人馬一体」を感じることができるCX-5でした。
225/55R19 99Vタイヤ&19×7Jインチアルミホイール(切削加工:ガンメタリック塗装)
今回のベストショット
宇野 智(MOBY)さん(@uno_moby)がシェアした投稿 – 2019年 1月月3日午前12時21分PST
試乗車「マツダ CX-5」のスペックと価格
グレード:25T Lパッケージ
ボディカラー:ソウルレッドクリスタルメタリック
全長:4,545mm
全幅:1,840mm
全高:1,690mm
乗車定員:5名
車両重量:1,620kg
エンジン:水冷直列4気筒DOHC18バルブ直噴ターボ
最高出力:169kW[230PS]/4,250rpm
最大トルク:420N・m[42.8kgf・m]/2,000rpm
燃料:レギュラーガソリン
駆動方式:2WD
トランスミッション:6速AT
WLTCモード燃費:12.6km/L
・市街地モード:9.4km/L
・郊外モード:12.9km/L
・高速道路モード:14.4km/L
オプション
・CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ):32,400円
・360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー):43,200円
新車車両価格:3,477,600円(税込)
ドライブ中、「ビャクシン樹林」という名勝地を見つけたので次回のレポートのロケ地に選定。堂ヶ島の夕日もカメラに収めたい。次号をお楽しみに。
車両協力:マツダ(CX-5 公式サイトはこちら)
※次号はこちらで公開されました。
【撮影・文】宇野 智MOBY編集長兼ライター兼エディター兼ディレクター兼カーフォトグラファー。無類のクルマ好き。軽度の鉄オタ。飛行機と船も好き。映画好き。猫好き。趣味大過ぎ。
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...