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人生3回目のモテ期を呼び起こせ!ちょいワルオヤジに乗ってほしいイギリス車たち【推し車】

若い頃にヤンチャしていたお兄さんがそのまま年を取り、家庭持ちで普段は優しいパパでも、昔取った杵柄でダーティでモテる雰囲気は変わらない。そんなちょいワルオヤジのイメージを勝手に膨らませつつ似合う車をおすすめしていくこの企画。

今回のイギリス車編はなかなか難題で、ロールスロイスやマクラーレンでは「ちょいワル」とはちょっと違いますし、そもそも旧来のイギリス自動車産業は1990年代までに壊滅。残ったメーカーもあまりイギリスっぽくないため、ちょっと古めのチョイスとなりました。

トライアンフ TR4(1961年)

MG-Bやエランより、ちょいワルオヤジ向きなブリティッシュスポーツ

トライアンフ TR4(日本での通称は”トラ4″)
©David Pimborough /stock.adobe.com

第2次世界大戦後1960年代まで、つまり日本車の台頭まで隆盛を極めたブリティッシュ・スポーツの代表的な車種の1つ。今もオートバイメーカーとして現存するトライアンフのオープンスポーツです。

MGやロータスとは異なる重厚なデザインは、当時も主要市場だったアメリカでいかにもウケそうです。日本車でいえばZ以前のフェアレディを連想する人が多いかもしれません。

特に高い位置へ配された大型の丸目2灯ヘッドランプと、それを囲うハウジング状に盛り上がったボンネットによる押し出し感の強さ。スマートな流線型デザインよりも、ちょいワルオヤジ向きでシブくキマっています。

アストンマーティン DB5(1963年)

世界の美女を虜にする、ちょいワルオヤジ?なスパイの愛車

元祖ボンドカー代表、アストンマーティン DB5

映画「007」シリーズの主人公、大英帝国が誇る秘密情報部MI6のキレ者スパイ、ジェームス・ボンド。日本なら島耕作以外ありえないほど華麗なる女性遍歴を誇る、独身貴族版ちょいワルオヤジ(?)です。

そのジェームス・ボンドが駆る「ボンドカー」に選ばれる栄誉は、時には舞台に合わせ、あるいは英国自動車産業の没落で、外国車が選ばれる事があるとはいえ、基本的には英国車。それもアストンマーティンのスポーツカーで、代表的なのがDB5です。

何しろ映画「キャノンボール」にもボンドカーとして登場したほどですし、ちょいワルオヤジに無条件で似合うイギリス車といえば、DB5でしょう!

ロータス コーティナ(1963年)

ちょいワルオヤジにふさわしい、英国版「羊の皮を被った狼」

英国版羊の皮を被った狼?英国版スカG?とにかくロータスツインカムを舐めちゃいけないヨ
©Fernando/stock.adobe.com

正式には「フォード コーティナ・ロータス」ですが、一般的には「ロータス コーティナ」として知られています。イギリス・フォードの大衆車コーティナに、ロータスの1.6リッターDOHCエンジンを搭載したモデルです。

エンジン変更だけではなく、ボディ外板を一部アルミにするなど軽量化。リヤサスペンションやギアボックス、デフもフォード版とは異なる高性能版であり、昔ながらの呼び方なら「羊の皮を被った狼」。現代風ならエボリューション・モデルと呼ばれそうです。

一見して実用大衆車でも、高性能スポーツカーをカモれる実力で、日本ならスカG(スカイラインGT)を連想させます。まさにちょいワルオヤジ向けなシブいハコのGTです。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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