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シリコングリスの人気おすすめ商品と選び方|ペーストとスプレー、どちらがいい?
自動車のメンテナンスの際に使用するグリス類の中でも、最も汎用性が高いのがシリコングリスです。使用温度範囲が広く、石油系の溶剤を含んでいないためゴムやプラスチックなどの樹脂にも使用することができます。
シリコングリスとは
シリコングリスとは、自動車のメンテナンスの際に使用するグリス類の中で、最も汎用性の高いものです。シリコンオイルをベースとして作られています。石油系のグリスとは異なり、ゴムや樹脂にも使用することができます。マイナス50度から250度程度までの温度変化に対応でき、耐水性や耐油性が高いことが特徴です。
シリコングリスは耐熱性や耐油性、耐水性を要する箇所の潤滑に使われます。主にブレーキ周りやゴム製のグロメット類、ケーブル類や樹脂製の内装部品の摺動部です。
シリコングリスの種類
シリコングリスには主に、ペーストタイプとスプレータイプの二種類に分かれます。ペーストタイプは粘度が高いため、長時間にわたって潤滑効果を持たせたい摺動部などに使います。スプレータイプは、ペーストタイプに比べて手軽に利用できるため、分解しにくい部品の隙間へ注油することに優れています。
シリコングリス人気おすすめ6選
【おすすめ1】汎用シリコーングリース 低温潤滑用(トラスコ中山)
様々な部分に使用することができる、汎用タイプ
国内のシリコーン製造メーカーとしてその名を知られる、信越化学工業製のアイテム。耐水性に優れ、-60度から150度という幅広い温度範囲で使用することができます。低温潤滑の汎用タイプなので、ゴムやプラスチックを使用している部分に使用することができます。
【おすすめ2】シリコーングリース 20g(AZ)
潤滑製の保持はもちろん、ゴムや樹脂製部品の保護にも最適
金属やプラスチック、ゴム等様々な素材の組み合わせに対して、優れた潤滑性を発揮するアイテム。使用温度範囲が-30度から200度と広く、パッキンやOリングなどのゴム製パーツの膨潤や縮小を最小限に抑え、プラスチック部品の保護にも高い効果を発揮します。20gと少量で販売されているので、使い残しが出にくいのも特徴です。
【おすすめ3】KURE シリコングリースメイト ペースト(呉工業)
耐寒性や耐熱性に優れ、長期間潤滑性能を発揮する
扱いやすいチューブタイプの容器に入った、ペースト状のアイテム。-50度から250度という使用温度範囲の広さに加え、酸化安定性や耐水性、機械的安定性にも優れています。ブレーキ周りの可動部や、プラスチック製のギアなどに塗布することでスムーズな動きをキープします。また、ゴム製のOリングやブッシュに塗ることで、その性能を維持します。
【おすすめ4】ペースト状シリコーン潤滑剤(3M)
ブラシ付きキャップで、使いやすさもアップ
世界的化学・電気素材メーカーである3M(スリーエム)製の、高純度のシリコーンポリマーを素材としたアイテム。耐水性・シール性 ・耐摩耗性・耐電圧性・酸化安定性・耐腐食性などを持ち、様々な用途に使用することができます。また、-40度から200度と使用可能温度範囲が広く、耐寒性や耐熱性にも優れています。金属部品はもちろん、プラスチックやゴム、それらの複合部分などにも使用することができます。
【おすすめ5】KURE シリコングリースメイト(180ml)(呉工業)
使いやすく、長く安定した潤滑性能を維持できる
-50度から250度までの幅広い温度域で、安定して使用できるスプレータイプのアイテムです。フッ素樹脂を配合することで潤滑力の持続性を向上し、酸化安定性、耐熱性、耐寒性、耐水性、機械的安定性などに優れています。金属、ゴム、プラスチックなどに使うことができ、ブレーキ周りやケーブル類などのメンテナンスに適しています。
【おすすめ6】スーパーシリコーングリース(ワコーズ)
耐熱性と耐寒性に優れた、使いやすいエアゾールタイプ
ブレーキ周りの各部に使用することができる、ブレーキグリースに求められる性能を全て併せ持ったアイテムです。使用温度範囲が-40度から280度と非常に広く、耐熱性や耐久性に優れています。スプレータイプ以外に、チューブタイプの物もラインナップされているので、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 後藤 秀之
- 1970年代生まれ。バイクと自動車を中心にした趣味関係の書籍編集長を長年務めた後、フリーランスライターに。バイクと自動車以外にも、模型製作やレザークラフト 、ロードバイクや時計など男子の好む趣味一式を愛...