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耐熱スプレーの人気おすすめ商品と選び方|高温になるパーツの塗装に必須
DIY塗装で使用する缶スプレータイプの塗料は、ラッカー系で80〜100℃、ウレタン系で100〜120℃の温度まで使用できますが、それ以上の温度になる部分に使用すると溶けてしまいます。そのため、マフラーなどの高温になるパーツを塗装する場合は 、耐熱タイプの塗料を使用することになります。
耐熱スプレーの基本的な使い方
耐熱スプレーにはシリコン樹脂系の塗料が使われており、200〜600℃程度の温度に耐えることができます。主にマフラーやエンジン回りなどの高温になる部品に使用され、基本的には乾燥後に一度高温にして焼き付けることで丈夫な塗膜になります。
ただし、完全に乾燥する前に温度を上げてしまうと、塗料が膨らんで浮いてしまったり剥がれてしまったりするので注意が必要です。一般的なタイプで200℃で1時間程度焼き付ける必要がありますが、焼き付け時間や温度は商品によっても異なるので説明書きをよく読んで作業を行ないましょう。
耐熱スプレーの選び方
耐熱スプレーを選ぶ際に最初に確認しておきたいのは、耐熱温度でしょう。耐熱スプレーが使われることが多いマフラーの場合、一般的にエンジンに近いエキゾーストパイプ部は500℃以上、中間部で300℃前後、エンド部分で100℃前後の温度になります。市販されている耐熱スプレーの耐熱温度は600℃程度のものが多いので、それ以上の温度になる可能性があるパーツには対応できる高温タイプのものを使用する必要があります。
また、耐熱スプレーは黒やシルバーが多く使われていますが、ブレーキキャリパーの塗装用などに使用する赤や黄色といったカラフルなタイプもあります。使用する場所に合わせて耐熱温度に気をつけつつ、好みの色をチョイスしましょう。
耐熱スプレーおすすめ6選
【おすすめ1】耐熱ペイントコート ブラック(KURE)
KURE(呉工業) 耐熱ペイントコート ブラック (300ml) 金属パーツ用耐熱塗料 [ 品番 ] 1064 [HTRC2.1]
しっかりとした塗膜を作り、高温になるパーツを保護する
自動車のマフラーやエンジンまわりはもちろん、焼却炉やストーブなどの高温になる金属部品のサビや腐食の防止に使用できるシリコン樹脂系のアイテムです。乾燥後に200℃程度の熱を入れることで完全に硬化します。硬化後の表面は艶消し仕上げとなり、耐熱温度は600℃です。
【おすすめ2】ワンタッチスプレー マフラー 用(Okitsumo)
高い耐熱性能を持ち、使いやすさも考慮された製品
550℃まで対応できる、自動車のエキゾーストシステム用に作られたアイテムです。180°で20~30分加熱することで完全硬化し、仕上がりは半艶のシルバーになります。塗料は楕円型に噴射され、ノズルの向きを変えることで縦型と横型に切り替えることができます。ブラックもラインナップされているので、用途に合わせてチョイスできます。
【おすすめ3】耐熱ペイント(Holts)
ホルツ ペイント塗料 耐熱塗料 ハイヒートペイント HI-4 ブラック 耐熱温度 600℃ 300ml Holts MH11204
エンジンやエキゾースト周りに使える、高性能タイプの塗料
耐熱温度は600℃で、自動車のマフラーやストーブや煙突などの温度が高くなる部分に使用できる塗料です。焼き付ける事で塗膜が硬化して、密着性や耐久性が向上し、変色が少ないのできれいに仕上げることができます。カラーはブラック以外にブルーやシルバーがラインナップされているので、必要に応じて選ぶことができます。また、メッキパーツには使えないので注意してください。
【おすすめ4】耐熱 耐火 スプレー(VHT)
カラーチョイスもでき、超高温に耐えられる仕様
704~1,093℃という非常に高い耐熱性能を持つ、スプレータイプの塗料です。シルバーやブラックのベーシックなカラーに加え、レッドやオレンジ、イエローなどもラインナップされてます。乾燥後に熱を入れることで完全硬化しますが、すぐに熱をかけずに、なるべく長時間放置する方が剥離しにくく耐久力が増します。
【おすすめ5】トップヒート 耐熱塗料(Eighty Eight)
鉄やアルミ、樹脂などに使える艶あり仕上げタイプ
耐熱温度は200℃で、耐油性も高いのでエンジンやキャブレターなどの燃料系統の部品の塗装に適したアイテムです。サフェーサーやプライマー無しで素材にしっかり密着し、熱入れすることで耐ガソリン・耐油効果を発揮します。クランクケースやブレーキキャリパーなど熱をあまり持たないパーツを塗装する場合は、ヒートガンなどで120℃前後に温めます。
【おすすめ6】耐熱塗料 レッド(ストレート)
足周りをカラフルに彩り、スポーティにイメージチェンジする
ブレーキキャリパーの塗装用に作られた、耐熱温度200℃タイプのスプレーペイントです。艶ありタイプの仕上がりなのでルックスが良く仕上がり、高いドレスアップ効果を発揮します。また、温度が200℃以上になるエキゾースト系などのパーツには使えないので注意が必要です。
ラバースプレーとは?どんな魅力がある?
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...