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ビルシュタインとは?高い評価をうける理由|おすすめグッズ&人気ショックアブソーバーランキングも

ドイツの老舗ショックアブソーバーメーカー「ビルシュタイン」について、製品の特徴やメリット、デメリット、おすすめ商品ランキングを紹介します。ビルシュタイン社のショックアブソーバーが評価される理由とは?

世界最高峰のショックアブソーバー「ビルシュタイン」とは?

ショックアブソーバー
© Vlad Kochelaevskiy/stock.adobe.com

ビルシュタインとはドイツ・エナペタルに本社を置く老舗の自動車用ショックアブソーバー(ダンパー)メーカーです。

その高い性能と品質からメルセデス・ベンツやポルシェをはじめ、ランボルギーニやアストンマーティン、クライスラーなど、世界中の自動車メーカーが純正ショックアブソーバーとして採用されています。日本車でも、スポーツ性能に特化させた純正オプション品として採用例が多く存在します。

日本ではイエローカラーのショックアブソーバーと、ライトブルーで描かれた「BILSTEIN」のロゴが有名です。しかし実際には、メルセデス・ベンツなどの自動車メーカーに純正品として採用されている製品には、黒色のショックアブソーバーもあり、他にも銀色や青色も存在します。

レースで鍛えられたビルシュタインの歴史

1954年創業のビルシュタインは、ド・カルボン博士が考案したガス封入モノチューブダンパーの製品化に成功。メルセデス・ベンツに納入したことでショックアブソーバーメーカーとして高い地位を獲得しました。

その後ポルシェのレースチームとタッグを組み、1967年のニュルブルクリンクADAC1,000km耐久レースで優勝を飾ると、ル・マン・ラリー・F-1・NASCARを問わず、あらゆるレースでの勝利に貢献。ビルシュタインの信頼は不動のものとなり、数多のレースシーンでの技術フィードバックが現在のビルシュタインの高い技術力を支えています。

ビルシュタインは何がすごい?

高圧ガス封入式ダンパーを採用

ラインナップの上位に位置するビルシュタインのショックアブソーバーには、他に類をみない鍛造スチール製のシリンダーが用いられています。

高強度のシリンダー内部には高圧窒素ガスを封入し、オイルを加圧することで、減衰力の立ち上がりを早めているのがビルシュタインの特徴。それによりほんのわずかな上下動でも確実なダンピングを得ることができます。

きめ細やかに制御可能な上位装備も

一部の車高調キットに搭載される「ライドコントロール」は、車内からスイッチひとつで、乗り心地に優れたコンフォートモードと、強力な減衰力を発生させるスポーツモードの切り替えが可能なシステムです。

さらに上位モデルの「ダンプコントロール」は、日産 GT-Rやポルシェ 911なども純正採用する最新のアクティブ・ショックアブソーバー。日産 GT-Rでは11カ所に配置されたセンサーから割り出した車両状態をもとに、最適な減衰力をリニアにコントロールし続けることができます。

日本の正規サービスセンター「エナペタル」

エナペタル社は、愛知県にあるビルシュタインの正規サービスセンター。ラインナップにない車種でもオーダーメイドでのショックアブソーバー製作や、ビルシュタインのアフターメンテナンスをおこなっています。

ビルシュタインのショックアブソーバーを一度分解・調整・再組立することで、車両状態にマッチした仕様変更やメンテナンスを提案してくれます。

豊富なラインナップとオーダーメイドも魅力

自分の運転スタイルにマッチするよう、エナペタルで個別に注文することで用途に最適なショックアブソーバーを手に入れることも可能です。

スーパーカーも採用するビルシュタインの性能とは

ビルシュタイン社のショックアブソーバーを選ぶメリットは、単筒オイルダンパーがもたらす安定性と、純正採用されるだけの高い信頼性です。

一般的な自動車より過酷な使い方が求められるスーパーカーメーカーに採用されていることからも、その性能と品質の高さは折り紙つきです。

ビルシュタイン独自といえる強力な封入ガスは、路面から伝わる細かな振動を効果的に吸収します。大きな車の挙動には、単筒ならではの大径ピストンがしっかりと減衰力を発生。高速度域でも急激な姿勢変化を抑え、高い安定性を確保します。

ビルシュタインを採用する主な自動車メーカー

日本トヨタ、日産、マツダ、スバル
イギリスアストンマーチン、ジャガー、ランドローバー
ドイツポルシェ、メルセデスベンツ、アウディ、BMW
イタリアランボルギーニ、マセラティ
アメリカGM、クライスラー、フォード

ビルシュタイン社のショックアブソーバーは、「ランボルギーニ」や「アストンマーチン」「ポルシェ」などの、スーパーカーを製造しているメーカーにも採用されています。これらのメーカーの車種は、一般的な市販車に比べ、高馬力、最高速度300km以上を誇り足回りの性能が重要視されるためです。

さらに、モータースポーツ走行を目的としたアフターパーツだけではなく、多くの自動車メーカーが純正ショックアブソーバーとして採用しています。

これはビルシュタイン社のショックアブソーバーが、あらゆる環境で使用される市販車において、自動車メーカーが純正品としてその性能と品質を認めているということです。

ビルシュタインのショックアブソーバーのメリット

実績と信頼性

ビルシュタイン社のショックアブソーバーを選ぶメリットは、やはり実績と信頼性です。多くの自動車メーカーに純正ショックアブソーバーとして採用されている実績は信頼性につながります。

一般的な自動車より過酷な使い方が求められるスーパーカーメーカーに採用されていることもその品質が認められているからでしょう。それは多くのモータースポーツに使用されていることからでも証明されます。

車種に合った豊富なラインナップ

ビルシュタイン社のショックアブソーバーは、車種と目的にあった様々なタイプのショックアブソーバーを選択することが可能です。

自分の運転スタイルを追求するのであれば、エナペタルで個別に注文することで、自分仕様のショックアブソーバーを手に入れることもできます。

モータースポーツで得た膨大なノウハウがもたらすオーダーメイド・セッティングにより、既製品の枠に縛られない選択ができる点もビルシュタインの特徴です。

ビルシュタインのショックアブソーバーのデメリット

乗り心地は日本の一般車向きではない

ビルシュタイン社のショックアブソーバーに変更することで一番大きなデメリットといえば、やはり乗り心地が損なわれることです。

一般的な車の純正ショックアブソーバーは、自動車メーカーとしては「乗り手を選ばない」乗り心地を重要視します。一般的な車において、スポーツカーのダイレクトな乗り心地は求められません。

名前につられて、安易にビルシュタイン社のショックアブソーバーを取り付けするのはおすすめできません。車種の特徴や車のセッティングに合わせて、適切なショックアブソーバーを選ぶべきでしょう。

価格が高い

自動車メーカー純正仕様の場合、正立式ショックアブソーバーが大半ですが、ビルシュタインのようなアフターパーツ(チューニングパーツ)では倒立式が多くなります。

倒立式の場合は、シリンダー内のオイル容量が多く、減衰力の安定性が高くなります。また、ショックアブソーバー自体の強度も高くなります。

これらの特徴は全てコスト高として、ショックアブソーバーの単体価格の向上に直結しますので、高価になることが一つのデメリットと言えます。

ビルシュタインはスポーツ専用ダンパーだから固い?

日本車でビルシュタインのショックアブソーバーを採用する車種は、スポーツカーであるため、「ビルシュタイン=スポーツ専用ダンパー」というイメージが定着しています。それゆえ「ビルシュタインのダンパーは固い」というイメージがあるようです。

しかしドイツ本国では、メルセデス・ベンツのセダンなどスポーツカー以外の車種にも採用されているように、ビルシュタインはスポーツ専用ダンパーメーカーではありません。

あくまで、ビルシュタインを採用している日本車にはスポーツカーが多い、ということです。

ビルシュタインが固い理由はドイツ本国仕様だから?

ビルシュタインの本場であるドイツは、日本よりも車の平均速度域が高いため、高速安定性を確保するために強固なボディ剛性が与えられます。それに比例して車重も重くなるため、ドイツ車には固めのダンパーがほどよくマッチするというわけです。

また、ビルシュタインのダンパーは、減衰力が高い特徴があります。単純に減衰力を高めたような鋭いショックではなく、角のとれたややマイルドな突き上げ感。ストップ&ゴーの多い日本の道路や街乗りでは、少々固く感じられるでしょう。

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MOBY編集部 カー用品チーム
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