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バイきんぐ 小峠英二×シボレー ノヴァ:Vol.3「お前は間違ってない」MOBYクルマバナシ

車は人生をともに過ごす仲間。”その車“にはどんな想いが詰まっているのだろう――。今やドッキリ芸人の代名詞とも言えるバイきんぐ・小峠英二さんは、1966年式のシボレー ノヴァを所有し車好き芸人としても有名。初めて購入した車がこのノヴァだという小峠さんに、車にまつわるエピソードや愛車の魅力について語っていただく、連載インタビュー第3回。

【Profile】バイきんぐ 小峠英二1976年6月6日生まれ。福岡県出身。
1996年に相方・西村瑞樹とお笑いコンビ『バイきんぐ』を結成し、主にネタ作り・ツッコミを担当。「キングオブコント2012」優勝をきっかけにブレイクし、今や日本のお笑い界に欠かせない存在となっている。趣味はバイク、パンク・ロックミュージック、ライダースジャケットなど。
今回お持ち頂いた愛車は1966年式シボレー シェビーⅡ ノヴァ。

前回までのインタビューはこちら:
Vol.1「BLANKEYに撃ち抜かれ」
Vol.2「雨降りの憂鬱」

お前は間違ってない

中学生時代からアメ車に憧れていたという小峠さんですが、免許を取得されたのはいつ頃ですか?

18歳の時です。まだ高校生の時ですね。

すぐに車を買おうとは思わなかったのですか?

なかったですね。田舎にいた時は親の車に乗ってましたけど、芸人を始めてすぐに大阪に行ったので、車が欲しいとは全然思いませんでした。

そのころ車を運転することはありましたか?

レンタカーを24時間借りて、よく遠くまでドライブをしてました。音楽好きの友達と、ひたすら好きな曲をかけながら。

どんな所へ行っていたんですか?

本当に適当ですよ。「今日は西に行こう」とか、「この間は南に行ったから今度は北だ」とか。今でも一人でドライブする時はそんな感じです。目的地なんかなんでもよくて、なんとなく方角だけ決めとこうという感じ。

そのときは小峠さんが運転されていましたか?

してました。やっぱり、音楽をかけながら運転するのが好きなんだと思います。

音楽の趣味が合う人となら、より楽しいですよね。

むしろ、同じ人じゃないとしんどいですね。それだったら一人の方がいいです。

車と音楽はセットなんですね。

もう完全にセット。無音で乗ることはほぼ無いですね。

その頃と今とでは、聴く音楽は変わりましたか?

そう考えたら、全然変わらないな……。高校の時に聴いてた曲は今でも聴いてるし、ずっと一緒ですね。

レンタカーで音楽を聴いていた、駆け出しの若手芸人だった頃の自分に声をかけるとしたら、何を伝えますか?

「お前のやろうとしてることは合ってたぞ」ってことですかね。高校時代から、アメ車買って自分の好きな音楽をかけることに憧れていて、ついにその夢を叶えることができた訳で。

だから当時の自分には「お前は間違ってない」って言っておきます。

ちなみに、女性とドライブすることは多いんですか?

女の子を乗せるっていうのは数える程度。前の彼女……坂口杏理ちゃんとかね(笑)。あとは数人じゃないですか?

女性と乗られた時も音楽はかけますか?

杏里ちゃんを乗せた時も音楽はかけましたけど、あの子はアイドル系が好きなんですよね。アイドル系をこの車で流しても、全然良くないんですよ。ノヴァの雰囲気に合わない。

アメリカンな内装とマッチしないのですね。

でも、僕の好きな音楽ばっかり流すわけにもいかないじゃないですか。だから2人の好きな音楽を交互に聴いてたんですけど、やっぱり駄目でしたね。

女性がノヴァに乗った際には、どのような反応をされますか?

それこそ杏理ちゃんを乗せた時は、左ハンドルだしデカイし、音もうるさいもんだから、杏里ちゃんに「これバイク?」って聞かれました。あの子が今まで乗ってきた車と全てが違うから。「いいや、車だよ」って教えてあげましたけど(笑)。

ドライブデートをする際に気を使っているポイントはありますか?

女性に言われるまで気づかなかったんですけど、ノヴァにはドリンクホルダーが無いんですよ。それからはキャップ付きの飲み物にするか、ずっと手で持っておかないと駄目ということを伝えてますね。

ドリンクホルダーは当然あるものだと思いますからね。他には何かありますか?

あとはね、ドアが途中で止まらないんですよ。ドアを開けると、最後まで開くか、閉まるかのどっちか。だから乗った人には「ドア開けてから閉めるまでずっと持ってて」って。これは僕自身も気をつけてる点です。

カーナビやドリンクホルダーまで、今では当たり前の装備がノヴァにはない。余裕たっぷりの室内は、優雅で贅沢な空間。

小峠さんのCDコレクション。中学時代から聴く音楽は変わっていないと言う。音楽やライダースジャケットからも、好きなものにはとことんハマる小峠さんの気質が伺える。

もう長い期間ノヴァに乗られていますが、これから乗ってみたい憧れの車はありますか?

もし乗り換えるとしたら、60年代のマスタングがちょっと引っかかってる……。今は白い車に乗ってるので、黒のマスタングがいいなと思いますね。

こちらは1967年式 シボレー マスタング。1964年に初代モデルが登場し、現在は6代目が製造されている。しかし2016年、フォードは日本市場から撤退。日本におけるマスタングの販売は終了してしまった。

相方の西村さんは今キャンプにハマっているそうですが、それについてはどう思われますか?

趣味が仕事に繋がっているようで、ありがたいですよね。西村は古いランドクルーザーを所有していて、僕も乗せてもらったことがあるんですけど、結構いい感じでしたよ(笑)。逆に西村がノヴァに乗ったこともあって、その時は「カッコイイ」って褒めてくれました。

まだ駆け出しだった頃の自分に「お前は間違ってない」と言えるのは、人知れぬ努力があってこそ。小峠さんの芸人魂と愛車への思い入れがリンクしていたとは驚きです。

次回は連載最終回。ドッキリ番組に車を使われることに対する小峠さんの見解や、将来の夢についてお伺いします。

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Vol.4(最終回)「ぼくの夢」

取材:三浦眞嗣、米永豪
撮影:佐藤亮太
文:米永豪

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