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「虫が黄色い車を好む」はあながち間違いではない?実はきちんと理由があった
愛車を選ぶとき、外観の格好良さや可愛さを左右する要素に絡んでくるのが「ボディカラー」。特に、黄色(イエロー)はスポーツカーにも採用されることが多いです。
スポーツカーの格好良さを引き出している黄色ですが、実は虫が”天敵”となっているかもしれません。
「虫が黄色い車を好む」はあながち間違いではない……?
SNSをはじめ、インターネットでの口コミを見てみると「黄色のボディカラーには虫が寄ってくる」などとのコメントが多く書かれていました。その理由には明るい場所に向かって虫が寄っていく”習性”があるからとされているようです。
夜遅く、道を歩いていると電柱に備わった街灯(ライト)に虫がたかっているのを見た経験がある人が多いのではないでしょうか。夜中に自宅の窓を開けてしまって虫が入ってきた際にも、室内灯の周辺を飛び回ります。
これは、虫の持つ「走光性」という性質のため。虫は夜中になると、月の明かりをもとにして飛んでいく方向を選んでいるそうです。
つまり、自宅の室内灯などに使われているライトを月と見間違えて寄っていくのではないか、と考えられます。
ボディカラーも同様で、蛍光色に近い黄色(スズキ スイフトスポーツZC33型に使われている”チャンピオンイエロー”が代表的)や明るめのオレンジ色は虫たちが反応しやすいのではないでしょうか。
ある科学ケミカルメーカーも「何色に誘われやすいのか」というテーマで虫を捕獲する調査を実施。白や赤、緑、黒などと比較して、黄色とオレンジ色が2倍近い虫の捕獲結果となりました。
実験結果から考えても、黄色は虫に対して刺激が強く、過剰な反応を示しやすいことがわかるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。