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ETCカードの盗難よりも怖いトラブルって何?夏場は特に注意すべきこととは?
ETCカードは、高速道路を利用するなら欠かせないものとなりつつあります。
普段使っているクレジットカードの追加オプションとして気軽に作れるのは魅力ですが、別々にカードを分けられるからとついつい車載器に入れたままにしてしまいがちですよね。
しかし、ETCカードの挿しっぱなしには注意が必要。特に、車内温度が高くなる夏場は思わぬトラブルに繋がることがあります。
カードが劣化する危険が…
ETCカードを挿しっぱなしにして、炎天下かつ高温となった車内に放置してしまうのは危険です。
ETCカードは熱に弱いため、変形すると車載器での読み取りができなくなる可能性があります。クレジットカードや各種カードと同様、プラスチックで作られているからです。
さらにETCカードには、利用者を識別するためのICチップが搭載されています。ICチップも熱に弱いため、カード破損の原因となりやすいようです。
ETCカードを用意しているクレジットカード会社の1つである「dカード」へ、高温の車内などで放置してカードを破損したケースではどう対応すればいいのか問い合わせてみました。
dカード担当者「ICチップの故障およびカード自体の破損では、再発行料で1,100円(税込)をご負担いただきます。破損した場合は早めにコールセンターへ連絡をお願いします」
車載器に挿しっぱなしでETCカードを破損してしまったら、再発行のために別途費用がかかると頭に入れておきましょう。また、再発行まで時間がかかるケースもあるため注意が必要です。
なお、多くのカード会社では、クレジットカードやETCカードをはじめとした付帯オプションのカードが盗まれたときの「盗難補償」が用意されていますが、管理に不手際があったケース含め、不可抗力の盗難以外では適用されないそうです。
営業職や配送ドライバーなどの外回りの仕事をしている人なら、ETCカードを挿しっぱなしにしてしまうことがあります。炎天下だけでなく、長時間駐車する際は、忘れずにETCカードを回収するよう心がけるべきでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。