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速さを求めるなら本数より……車好きなら知ってて当然?マフラーの意味とその役割
高性能車ではマフラーの3本や4本出しも
内燃機関を搭載するクルマにとって、必須パーツであるマフラー。近年では、環境意識の高さをアピールするためか、マフラーエンドをリアバンパーの下にこっそり隠すレイアウトのクルマも増えています。
とはいえ、スポーティさを押し出しているクルマにとって、マフラーは重要なアイコンであり、本数や径の太さによって、「ポテンシャルの高さ」を感じる方も多いはず。
実際、ドレスアップにおいても重要なパーツであり、マフラーの本数や形状によって、後ろ姿の印象は大きく変わります。
マフラーの本数を増やすことには、どのような意味があるのでしょうか?
そもそもマフラーは何のために付いている?
マフラーとは、排気音を抑制する部品を指します。
エンジンから排出されたガスは、エキゾーストマニホールドやセンターパイプ、サイレンサーなどを通って外へ放出されます。
エンジンで発生した排気ガスは非常に高温、高圧であるため、そのまま大気中へ放出した場合、急激に膨張して騒音を撒き散らすことになってしまいます。
そこで、段階的に膨張や干渉を繰り返して温度と圧力を下げ、排気音を小さくする工夫がなされているのです。
この排気システムの中で、一般的に「マフラー」と呼ばれているのは、排気ガスの最後の通路であるサイレンサーの部分。サイレンサーは、排気音の抑制を目的としたパーツで、マフラーは日本語訳で「消音装置」を意味します。
多くの場合、「メインサイレンサー」と「サブサイレンサー」の2つを装備し、段階的に抑える役割を果たしています。
- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...