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「次はそっちね…」“水素燃料への切り替えは環境リスク高い”海外の研究者が警鐘鳴らす

水素を活用した“水素社会実現”を目指すトヨタ

トヨタ MIRAI

トヨタは脱炭素に向けた取り組みのひとつとして、水素を活用した“水素社会”の実現に取り組んでいます。

その中で、水素燃料電池車『MIRAI』などを生産するほか、水素をエンジンの燃料として使用するコンセプトカー『AE86 H2 Concept』の発表や、デンソーと協力し工場で水素を製造・自家消費するための水電解装置を開発し稼働するなど、水素社会の実現に向けたさまざまな取り組みを実施中です。

さまざまな自動車メーカーが電気自動車の一本化に舵を切る中、トヨタは“全方位戦略”を掲げ、ハイブリッドなど内燃機関を搭載する車も残したまま脱炭素を達成することが重要だとし、水素の活用もその一環の中で推し進められています。

量産することで今後は普及可能なコストレベルを追求

水素漏れ起これば脱炭素の取り組みは無駄になると説明

ところが、プリンストン大学と全米海洋大気協会が実施した研究によると、水素燃料への切り替えが環境に悪影響を与える可能性があることを示しました。

研究では、水素は大気中のメタンなど温室効果ガスを吸収する役割を持つ分子と反応を起こすことがわかり、水素の排出量が一定のしきい値に達すると、この分子がメタンなど温室効果ガスを吸収する役割を果たさず、大気中のメタン量が増加するとしています。

製造時などに大気中に漏れる水素は、水素の利用が広まるほどその量が増える可能性があるとし、一定の排出量を超えないよう管理しなければ化石燃料から置き換えるメリットがなくなると説明。

「水素の利用は、炭素排出量を削減しようとする他の部門の取り組みを妨げない方法で構築するべきだ」としました。

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MOBY編集部
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