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相手が悪かった?スーパーカーとの事故、自分の過失が少なくても損するって本当?

自分の過失割合が少なくても損することがあるってホント?

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車を運転している限り、どれだけ注意を払っていても避けることのできない事故に遭遇してしまうことがあります。

とくに車同士の事故は、多くのケースで自分に過失が発生するものとみてよいでしょう。

責任がゼロとなるのは、自分が駐停車中に追突されたなど、自分が動いていない状態のときがほとんど。それ以外のケースでは両方の車が動いているため、いくら自分に非が無いと思う場合でも、少なからず過失割合が自分にもついてしまうことがあります。

さらに、相手の車や被害の状況によっては、自分に過失が少なくても高額の保険金を支払わなければならない可能性もあるのです。

大手国内損害保険代理店を営む筆者が実際に取り扱った事故の事例を参考に過失割合について解説していきます。

事故の過失割合は警察ではなく保険会社が決めるもの

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交通事故が発生したら、まず警察へ連絡をして現場検証をしてもらうことになりますが、このとき、警察は民事不介入という観点から過失割合を決めることはできません。

過失割合は、基本的に加害者と被害者それぞれが加入している保険会社が交渉して決めたり、場合によっては裁判で決めたりすることになります。

その場合、基本的には、過去に起こった同様の事故で算出された過失割合を参考としています。

例えば、信号機が設置されている交差点での直進車同士の事故(出会い頭の事故)の場合は、信号の色によって、過失割合が異なります。

Aの車の信号が黄色、Bの車の信号が赤色だった場合、Aの車とBの車の過失割合は、20:80からスタートするのです。また、直進や右折左折をするという状況変化によっても過失割合は変わります。

執筆者プロフィール
河野みゆき
河野みゆき
1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...

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