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「恥ずかしい?それとも迫力満点?」実際、オラオラ顔のファミリーカーは人気なの?

最近、オラオラ顔の車が多すぎる?

©AvokadoStudio/stock.adobe.com

車の雰囲気や性格を象徴するフロントフェイス。独自のブランドを象徴するためにデザインを揃えているメーカーもありますが、多くは車種ごとに異なる表情を持っています。

その中で、最近増えてきているのが鋭い顔つきのフロントデザイン。ヘッドライトやフロントグリルの造形がシャープで、ちょっとイカツい印象を与える車です。ファンからは、“オラオラ顔”なんて呼ばれている様子。

たとえばトヨタは、2012年にグローバル展開車へ「キーンルック」デザインを採用すると発表しています。キーンとは英語で「鋭敏な、強烈な」といった意味を持つ単語。たしかにトヨタのヴェルファイアやアルファードなどは、代表的な“オラオラ顔の車”といえるほどスタイリッシュな顔立ちです。

デザインが量産されるということは売れているということなのでしょうが、ネット上では「オラオラ顔の車ばっかりで飽きちゃう。家族向けの車にはもうちょっと柔らかい印象の顔が良いな」「苦手なんだよなオラオラ顔…。全部の車をそうしなくてもいいのに」といった意見も。

流行の「オラオラ顔」ですが、デザインの棲み分けを求める声が多く上がっていました。

一方で、かわいい系統へ回帰した車種も

トヨタ新型シエンタ

最近では、大人気のプリウスもフロントフェイスがシャープな顔つきに変身。コンパクトカーにも流行の広がりを見せるオラオラ顔ですが、一方で逆進化を遂げた車種もあります。

たとえば2022年にフルモデルチェンジしたトヨタの新型シエンタは、目つきとフロントグリルの造形が大きく刷新されました。

なにより大きなデザインの違いは、フロントグリルにあります。新型シエンタのフロントグリルは、四隅の角が丸くコンパクトな意匠に変更。さらにグリルを真横に走る樹脂製バンパーが大きく目立つため、金属の冷たいイメージをマイルドに変えています。

モデルチェンジ前は切れ長な目元に台形のフロントグリルだったシエンタ。キーンルックの特徴である、エンブレムを中心としたVの字の広がりを強調する顔立ちでした。

しかしこのスタイルが採用されたのも2015年のフルモデルチェンジがきっかけ。最初期のシエンタのデザインは、まん丸のヘッドライトに細いフロントグリルだったのです。

新型の登場で、元々の「かわいいデザイン」に回帰したシエンタ。軽自動車ならともかく、ミニバンの流行とは正反対な進化と言えます。

やはりメーカーとしても、棲み分けを意識しているということでしょうか。ディーラーにオラオラ顔の人気っぷりと、ファミリーカーのデザインについて聞いてみました。

執筆者プロフィール
小高皐月
小高皐月
1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...

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