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《身長より低い》浸水注意!?東京都内の「最も低い高さ制限」は何m?
街には様々な道路標識があふれています。中でも、地上からの高さを示している「高さ制限」標識は、鉄橋の高架下などでよく見かけることがあります。そこで、実際に最も低い高さ制限は何mなのか、一般的な乗用車の高さなどと比較・検証してみました。
東京都内の「最も低い高さ制限」は何m?
筆者が調べたところでは、東京都内で最も低い高さ制限は港区にある「高輪橋架道橋下区道(高輪地区と芝浦港南地区を結ぶ線路下の区道)」であることがわかりました。しかし、現在では工事によって車両通行止めとなっています。実際に現場で確認してみると、標識などはすでに撤去されていました。
この場所にはかつて、1.5mというかなり低い高さ制限の鉄道高架下の道路がありました。タクシーの屋根についている提灯が高さギリギリになることも多く、なかには提灯が当たって通行できないケースもあったといいます。
筆者自身も数年前この場所で1998年式のジムニー(軽自動車)で通行しようとしましたが、車高が1.5m以上あり、引き返した経験があります。
港区の担当者に話を聞くと、「令和2年からトンネルを新設するため、第二東西連絡道路整備工事を行っており、高輪橋架道橋下区道は車両通行止めにしています。」とのこと。
これまでも車の天井部分が高架に接触する事故が発生していたため、より通行しやすい道路に整備し直すようです。
そのほかにも、都内では大田区や江東区などに1.6~1.7mほどの高さ制限道路が存在しています。
セダンや背の高くない軽自動車であれば問題なく通行できる高さではありますが、実際には2mほどの高さ制限の道路でも屋根がぶつかってしまうのではないかと思うほどの圧迫感があり、慎重に通行する必要があります。
- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...