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ガソリン車とハイブリッド車、冬の暖房利用で燃費悪化率が高いのはどっち?

ガソリン?ハイブリッド?冬に燃費悪化が起こりやすいのは?

©littlewolf1989/stock.adobe.com

寒い冬がやってきました。カーエアコンは非常に優秀な機械で、温度設定をしておけば、温風や冷風を自動的に切り替え、車内を快適な温度に調整してくれます。

とはいえ「エアコンを使うと燃費が悪化する」ことは避けられません。では、ガソリン車とハイブリッドカーでは、燃費にどれほどの違いが出るのでしょうか?

冷房を使っても燃費が落ちにくいのは?

©Andrey Popov/stock.adobe.com

冷房の場合には、冷たい空気を車が苦労して作り上げています。外気温は高い、そして車のエンジンルームなども燃料を燃焼させるため高温になっていますので、夏場に冷たい空気はどこを探しても見つかりません。

そこで、車の中にため込んである冷媒ガスをコンプレッサーで圧縮し、冷たい空気を送り出しているのです。

このとき、大きな電力を使うため、発電機であるオルタネーターを回します。オルタネーターをしっかりと回し発電を行うために、エンジンは通常よりも回転数を上げるなどして、頑張るわけです。動きが激しくなるエンジンルームでは、より多くのガソリンが消費されます。

ですから、夏場はガソリンエンジン車は燃費がガクッと落ちてしまいます。電気を使って冷たい空気を作り出すためです。

ハイブリッドカーでも同様の現象が起きますが、コンプレッサーを動かすための電力が駆動用バッテリーから送られてくることで、ガソリンエンジン車よりも燃費の落ち幅は小さくなります。

執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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