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後続車のハイビームやパッシング、これってあおり運転じゃないの?道を譲ってみたら意外な展開に……
しつこく何度もパッシングしてくる車、実は……
筆者は、かつて後続車に繰り返しパッシングされた経験があります。かなりしつこくパッシングをしてきたので、先に行ってもらおうと、近くのコンビニの駐車場に停車しました。するとその後続車も駐車場に停めて降りてきたのです。
しかし、あおり運転をしている様子とは少し違う雰囲気を感じました。そのドライバーは年配の女性で、少し焦っているような表情だったのです。そのため窓を開けて話を聞くと、筆者の車のガソリンキャップが開いたままだということを知らせてくれたのです。
パッシングされる前、ガソリンスタンドで給油をしたのですが、考え事をしていて給油口のキャップを閉めるのを忘れていたのです。それに気づいた後続車の女性が必死に伝えようとしてくれていたのです。
この件は結果として、あおり運転ではありませんでしたが、後続車のパッシングがあおり運転なのか、そうではないのか判断するのはかなり難しいと実感しました。
トラブルの元になりかねないため、できる限り控えよう
前述の通り、パッシングはコミュニケーションがとれるメリットがある反面、あおり運転などで悪用されてしまうデメリットもあります。
パッシングはライトが点灯するだけなので、相手に思った通りの意思を伝えられないこともあり、場合によっては、あおられていると勘違いされることも。
完全に否定するわけではありませんが、誤解される可能性があることを考えるとパッシングは最適なコミュニケーション手段とはいえません。
特に何度もパッシングを繰り返すと、トラブルの原因となるので控えたほうがいいでしょう。
円滑で安全な交通社会を実現するためには、頭を下げたり、手を挙げたりして意思疎通を図ったほうがトラブルに発展する可能性は低いと思います。こうした点を配慮し、思いやりを持った運転を心がけてください。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...