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炎天下で愛車のボディが…今すぐチェックしたい【夏に弱いクルマ】の条件
熱の吸収を抑えられるボディカラーも登場
近年では、車の表面温度の上昇を抑えるために開発された「遮熱機能付きボディカラー」を採用している車が販売されています。2015年12月に発売されたトヨタの4代目プリウスには「サーモテクトライムグリーン」と呼ばれるボディカラーが設定されていました。
このカラーは、赤外線を反射する粒子を用いた技術が採用されており、炎天下に2時間停めておいても、通常の塗装と比べて5℃以上、表面温度の上昇を抑える効果が期待できると言われています。
直射日光を反射することで、ボディ表面に与える影響を最小限に抑え、耐久性や退色性の向上に貢献しています。
ボディ表面の温度上昇を抑えられれば、車内の温度上昇も抑制できます。エアコンをフル稼働させる時間を短縮でき、車のバッテリー消費の低減にもつながるのです。
その一方で、遮熱カラーは明るい蛍光色のようなビビッドなカラーのため、好みが分かれるのも事実です。また特別な塗装技術のため、通常の塗装と比べて価格が高くなってしまうというデメリットもあります。
こうした塗装を施した車種はごく一部であることも確かなので、夏の暑さによって車内温度が上昇してしまうのを避けたいドライバーは、熱の反射率が高く熱を吸収しにくい「白」や「水色」などのボディカラーを選択することをおすすめします。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...