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ウソでしょ?車についた鳥フン・虫の死骸、放置すると塗装が溶けるってホント?
車を使ってお出かけをしようとしたら、ボンネットに大きな鳥フンが落ちていてがっかりした経験をする人は多いのではないでしょうか。
鳥フンや夏場によく見られる虫の死骸は、車のボディにダメージを与える大敵となるのです。放置してしまうと後悔するかもしれない大敵にどう立ち向かえばよいでしょうか。
鳥フン・虫の死骸は車の塗装にダメージを与えてしまう
車の塗装は下地から順に「ベース」「カラー」「クリア」と3つの層で作られています。ダメージを蓄積したままにしておくと、塗装が剥がれるだけでなくボディに錆を作る原因となってしまいます。
鳥フンに含まれる成分としてアンモニアや尿酸、ナトリウムが挙げられます。これらの成分は強い酸性であるため、ボディに付着すると塗装が侵食され、最悪の場合、錆になってしまうことがあります。
早めに鳥フンを取り除かなければ、塗装が剥がれるだけでなくボディに錆を作る原因となるでしょう。
一方、虫の死骸には、「リン酸」や「タンパク質」が含まれています。
リン酸は虫の体液の中に含まれていて、金属の腐食を進めてしまう成分です。物質の濃度が上がるほど強さが増し、車の塗装面からボディに浸食してしまいます。同時に、虫の死骸に含まれているタンパク質がリン酸と合わさり、ボディ表面へダメージを与えるのです。
虫の死骸も早めに取り除かなければ、侵食が進んでしまい、塗装を削らなければ根本的な汚れが落ちないどころか修復が難しくなるでしょう。
運転中に壁に接触して傷をつけてしまうのもショックが大きいですが、自宅の駐車場に車を置いていただけでボディをダメにしてしまう可能性があり得るということです。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。