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雨の日は晴れの日の何倍事故が起きやすい?雨天時の運転には「アレ」活用で安全性が高まる?
雨の日に安全に運転するには?
どうやら雨の日は交通事故が起こりやすいらしい。実際、雨の日は視界が悪くなりますし、スリップもしやすくなりますから、事故の発生率が上がるのも当然かもしれません。
とはいえ、天候がどうあれ交通事故は避けたいところ。ここからは、雨の日の運転方法について見ていくことにしましょう。
雨の日の運転で気を付けていることは何ですか?
一般的なドライバーが雨天時に注意していることを知るために、知恵袋サイトで「雨の日の運転で気を付けていることはありますか?」と質問してみました。お寄せいただいた回答を見てみましょう。
質問へのご回答
「雨の日は前をよく見ずに走る自転車が増えるため注意しています。それと、夜間は路面で乱反射したライトの光で視界が悪くなるので、特に気を付けて運転しますね(Tさん)」
「普段よりスピードを落とすのが鉄則ですね。雨の日はカーブでスリップしやすくなりますし、マンホールの上もよく滑りますから、なるべくゆっくり走るようにしています(Wさん)」
「冠水している道路はなるべく避けるようにしています。水の深さがわからないし、歩道との境目が見えなくなっている場合もあって危険ですから(Mさん)」
ライトの乱反射やタイヤのスリップ、周囲の自転車など、どれも雨の日に特に注意すべきものといえそうですね。
冠水した道路も要注意で、事故の危険があるだけでなく、マフラーや吸気口からの浸水でエンジンが故障する場合もあるようです。Mさんがいうように、雨水に浸かっている道路はなるべく迂回したほうがよいでしょう。
雨の日の運転で意識したいポイント
知恵袋サイトにいただいた回答やネットの情報などを参考に、雨の日の運転で意識したいポイントをまとめました。
- 雨の日はスピードを抑える
- エアコンを活用する
- 昼間でもライトを点灯させる
以上3つのポイントを順番に見ていきましょう。
雨の日はスピードを抑える
知恵袋サイトへの回答にもあったように、雨の日はスピードを抑えて走る必要があります。というのも、雨の日は視界が悪くなるうえに、タイヤが滑りやすくなりますし、ブレーキ時の制動距離も延びてしまうからです。
ちなみに、交通事故総合分析センターのデータによると、雨の日は建物や設備などに接触する単独事故が発生しやすいようです。これは普段どおりのスピードで走り、スリップして事故を起こすドライバーが多いためと考えられます。
ということで、雨の日は可能な範囲でスピードを抑えて走るべし。また、車間距離も大きめにとったほうがよいでしょう。
エアコンを活用する
雨の日は車の窓ガラスが曇りやすくなります。フロントガラスが曇ると運転に支障をきたすので、乗車の際はエアコンを次のように設定しましょう。
- 「内気循環モード」にする
- 「A/C」をONにする(冬場でもA/Cを使います)
上記の設定をすることで、湿度の高い外気が車内に侵入しなくなり、かつエアコンで空気が除湿されて、窓ガラスが曇りにくくなります。すでにガラスが曇っている場合は、この設定に加えて「デフロスター」を使うとよいでしょう。
昼間でもヘッドライトを点灯させる
雨の日は昼間でもヘッドライトを点灯させておいたほうが安全です。特に、激しい雨で視界が悪くなっているときは、周囲の車や歩行者にこちらの存在を知らせるために、ヘッドライトを点けたほうがよいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...