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「そ、そんなんでいいの?」アメリカ式修理は“ボロ車でも走ればOK”にもほどがあった
日本では2年に1度義務化されている車検。全国統一の適合基準が設けられ、厳しく審査されています。そのためそこかしこが壊れたままの車両が公道を走っていることはあまりありません。
しかし、アメリカでは日本人には信じられない状態の車が実際に走行していることをご存知でしょうか?
目次
日本人には信じられないアメリカンな車の修理方法
「アメリカで暮らしてれば、ガムテープで補強された車を絶対一度は見たことあるはずですよ」と語るのは、在米歴13年になる山川さん(仮名)。
アメリカで看護師を勤める山川さんは、毎日車を30分ほど走らせて勤務先の病院へ向かいます。そんな中、走行できているのが不思議なくらいボロボロの車を幾度となく見てきたそう。
「ガムテープで車を補強するのって、ある意味でアメリカの常識なのかもしれません。それくらいよく見ますし、ちょっとした破損だったらお金をかけて直さない。とりあえずガムテープで! といった感じで使用されていますよ」
ドアミラーはガムテープで補強すればOK!
山川さん曰く、ガムテープで補強されている率が一番多いのはドアミラー。
「かなりの高確率でドアミラーが壊れただけなら、ガムテープで補強して終わり。なぜだかわからないけど、ガムテープの強度を信用しすぎてますよね!
そもそも、アメリカ人は日本人と比べて運転がとっても雑なんです。免許も日本のような自動車学校に行かないで、自分で練習しただけで取れちゃいますからね。いろんなとこに擦ったりぶつけたりしています。
それに狭い駐車場に止めたときはドアミラーを自分で閉めておかないと、通りすがりの人に変な方向に曲げられるので、要注意! ドアミラーに当たったくらいでは、謝りすらしない人も多いです」
驚きのエピソードとともに、アメリカの自動車事情を明かしてくれました。開放的なイメージの強いアメリカですが、日本人も驚くほどの「もったいない精神」を発揮している人も多いようです。
しかし、邪魔なドアミラーを通りすがりの人に曲げられてしまうとは……。こうなると大らかというより、大雑把と言った方が正しい気がしますね。
- 執筆者プロフィール
- 小高皐月
- 1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...