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レギュラーとハイオクの違い【ややこし語#18】

レギュラーとハイオクの違い

©Norman01/stock.adobe.com

自動車を所有したことがある方であれば、「レギュラー」と「ハイオク」は知っているはず。また、自動車によって対応する燃料が異なることもご存知でしょう。

ただ、両者が具体的にどういった違いを持っているのか、説明できる方は中々少ないのではないでしょうか。

どちらも「ガソリン」に分類される燃料ですが、その違いを解説していきます。

レギュラーとハイオクは「オクタン価」が違う

ガソリンは「オクタン価」という数値によって、レギュラーかハイオクかを判断します。

オクタン価とはガソリンの「アンチノック性(=ノッキングのしにくさ)」を表す数値のこと。アンチノック性が高いほど燃えにくく、異常燃焼を起こしにくい特徴があります。

つまり、オクタン価が高い=異常燃焼を起こしにくいということです。

ガソリンとハイオクを区別する具体的なオクタン価は、日本工業規格(JIS)によって以下表のように定められています。

ハイオク
(特級、1号)
オクタン価:96以上
レギュラー
(並級、2号)
オクタン価:89以上

ハイオクの方が価格が高い

価格面では、ハイオクの方がレギュラーよりも10円ほど高く設定されています。

これはハイオクにオクタン価を高めるための添加剤が多く含まれていることが理由。さらに、添加剤を多い分、燃焼時の燃えカスも増えます。

ハイオクにはこの燃えカスを洗浄する洗浄剤も含まれているため、レギュラーよりも価格が高くなってしまいます。

指定された燃料以外を入れるのはNG

ハイオクを燃料とするエンジンにオクタン価の低い(=燃えやすい)レギュラーを入れると、ノッキング現象を起こしやすくなり、エンジンの故障に繋がります。

逆にレギュラーを燃料とするエンジンにハイオクを入れた場合、何ら影響はありません。ただ、レギュラーを想定して作られたエンジンであるため、燃焼の効率が低下する可能性があるほか、コストが通常より多くかかります。

より詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

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MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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