更新
シリンダーブロックとは?仕組みや構造と鋳造などの材質について解説!
オイル漏れした場合の修理について
シリンダーブロック内部は、クランクシャフトやシリンダー、バルブなどをエンジンオイルが巡回しており、クランクケース下部にオイルパンがある場合はエンジンオイルが溜まっています。
そのため、隙間などが発生してしまうとオイル漏れにつながります。
クランクシャフトやカムシャフトとクランクケースの間は、オイルシールによりオイルが漏れださないように栓がしてあります。
このオイルシールが劣化していたり、クランクシャフトに傷が付いていたりするとオイル漏れの原因になります。
また、エンジン上部のシリンダーヘッドカバーにもシリンダーとの継ぎ目があり、ゴム状のパッキンで締められている場合があります。
こちらも劣化するとオイル漏れが発生します。
さらに、シリンダーヘッドとシリンダーブロックの継ぎ目から漏れる場合もあります。
シリンダーブロックとオイルパンの継ぎ目からオイル漏れする場合もあります。
他には、タイミングチェーンカバーシールパッキンのオイル漏れ、ターボ車のタービン、オイルクーラーやホース、エンジンとミッションの継ぎ目などからのオイル漏れの可能性があります。
オイル漏れの修理費用は?
クランクシャフトオイルシールの交換費用は、工賃込みでフロント側がおよそ1万円~2万円、リア側が3万円~5万円ほどします。
カムシャフトオイルシールの交換もおよそ2万円~3万円ほどします。
タイミングベルトを外す作業が必要になったり、リアの場合はトランスミッションを外さないといけない場合があったりと、工賃が高くつくようです。
オイルパンのパッキン交換の場合は、およそ2万円~3万円ほどです。
車種により工賃が変わりますので、交換しづらい車種の場合はもっと高くなる場合もあります。
シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間からオイル漏れをしている場合、シリンダーヘッドガスケットを交換する事になると、工賃はかなり高くなります。
およそ3万円から、高ければ10万円近くする場合もあります。
シリンダーヘッドカバーのガスケット(パッキン)から漏れている場合は、5000円~1000円ほどで修理できる場合が多いです。
シリンダーブロックはエンジンの骨格
シリンダーブロックはエンジンの心臓部を包み込む骨格のような存在です。エンジン回りは複雑で重要なパーツも多く、修理となるとお金がかさんでしまいます。
オイル漏れの個所によって修理費用は変わってきますが、エンジン回りパーツを取り外す必要があったりと手間がかかり、工賃は高くなりがちです。
エンジンオイルの交換を怠っているとパッキンやオイルシールの劣化が早まりますので、定期的にエンジンオイルの交換を行い、なるべく修理が必要ないように管理しましょう。
エンジンに関する記事はコチラもおすすめ
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...