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アクセルペダル・ブレーキペダルの遊び調整や交換方法|プロに任せると安心
目次
アクセルペダルの仕組みを簡単に説明!
アクセルペダルの調整について説明する前に、そもそもアクセルペダルとはいったいどんな仕組みなのかを簡単にご説明します。
現代のアクセルペダルはワイヤー方式という方式で製造されています。ワイヤー方式は、アクセルから伸びているワイヤーがスロットルバルブに繋がる仕組みです。
スロットルバルブは、吸気口にある弁です。スロットルバルブ開き具合を調節することで燃焼機関(エンジン)に入る空気の量(吸気量)を調整し、エンジンの回転数を制御します。
アクセルを踏むことによってワイヤーが引っ張られ、スロットルバルブが開閉する構造になっています。スロットルバルブが開くほど吸気量も多くなり、エンジンの回転数も上昇します。
アクセルペダルの遊び調整方法
アクセルペダルの「遊び」とは?
アクセルペダルは基本的に、ある一定の場所まで踏み込まないと反応しない仕組みになっています。その踏んでも反応しない部分のことを「遊び」と呼びます。
遊びがないと、アクセルに軽く触れただけで走り出してしましい、事故のもとになってしまうため、遊びは必要なのです。
急発進・急加速しやすいと感じたらアクセルペダルの遊びを調節する必要があるかもしれません。
遊びの調整方法は?
遊びの調整方法は、エンジン内のスロットルボディ内にある、アクセルワイヤーを固定しているナットをアクセルワイヤーが外れない程度に緩め、ワイヤー分の遊び分ほど移動させるだけです。
緩めれば遊びは増え、閉めれば少なくなります。分かりやすい目安としては、ワイヤーの弛みがなくなるほどがベストです。遊びを少なくする場合は強めに締めましょう。
自分で行っても問題ありませんが、自信がない方や不安な方は、ディーラーや整備工場に依頼しましょう。
ブレーキペダルとは?
次は、ブレーキペダルについて説明します。ブレーキペダルとは、車の部品の一つで、車を停止させるために必要なペダルです。
ブレーキペダルがないと、車を安全に停止させることが出来ないので、アクセルペダルと同様に最重要なパーツです。一般的に、AT車のブレーキペダルの方がMT車のペダルよりも大きめに設計されています。
ブレーキペダルの遊び調整方法!
ブレーキペダルの遊びについて説明します。ブレーキペダルもアクセルペダル同様、遊びというものがあります。ブレーキペダルも遊びがないと、軽く触れただけで車が停止、減速してしまうため、走行中などに支障をきたしてしまいます。
基本的にブレーキペダルの遊びを個人で調整することは推奨されていません。あくまでも自己責任で行い、ブレーキの効き具合に不安がある人はディーラーや整備工場へ持っていくことをおすすめします。
遊びの調整方法は?
ブレーキペダルの遊びを調整する方法をご紹介します。
ブレーキペダルの裏側にあるナットを緩めて、次にプッシュロッドを回して遊びを調整します。調整後にナットを締め、ストップランプが点灯するかどうかを確認します。
この確認は、遊び部分でランプが点灯することがないようにするために必要になります。
これを怠ってしまうと、ブレーキランプが点いたまま走行している、という状態になってしまいます。また、遊び調整は適正に調整しなければなりません。
遊びを過度に大きくしてしまったり、反対に少なくし過ぎてしまうと法律に触れてしまう可能性があります。
よって、自分で行うよりも、自動車整備士に依頼して調整してもらった方がよいでしょう。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...