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インナーサイレンサーは効果がない?使用時・車検時の注意点と取り付け方

インナーサイレンサーとは?

©fabrus/stock.adobe.com

インナーサイレンサーは排気系パーツの一種で、排気音を抑えることを目的に作られたパーツです。車両のマフラー音が大きいと近隣住民とのトラブル等に発展しやすいこともあり、ちょっと音の大きい車両に乗っているオーナーにはお馴染みのアイテムとも言えるでしょう。

車両の騒音は「排気音」や「マフラー音」などと呼ばれますが、自動車やバイクのように内燃機関が搭載された車両における排気音とはつまりはエンジン音のことです。

実際、エンジンを切った状態では排気音は聞こえません。マフラーがなければエンジン音がさらに大きくなるであろうことは想像するに容易いです。マフラーの役割やその構造はどうなっているのでしょうか。

マフラー(サイレンサー)の仕組みと役割

エキゾーストパイプやセンターパイプ越しにエンジンとつながる

サイレンサーがエンジンに直接装着されることはなく、エキゾーストパイプやセンターパイプ越しにエンジンとつながることになります。

エンジン音の消音や排気ガスの温度低下が主な役割

すでに少し触れたように、マフラーはエンジン音を消音する役割を担っています。エキゾーストパイプからセンターパイプを経てマフラーに入ってきた排気ガスは、マフラー内部でさまざまな方法で消音され、大気へ排出されるというわけです。

また、燃焼を終えて燃焼室から排気された空気(排気ガス)は非常に高温なのですが、マフラーによって温度が下げられます。これもマフラーが担う重要な役割と言えるでしょう。

マフラーによる消音の仕組み

マフラーによる消音方法として、共鳴式、吸音式、そして膨張式などの消音方法が挙げられます。

共鳴式は逆位相の音を利用して相殺する方法、吸音式は音の圧力エネルギーを吸音材へ導くことで音を低減する方法、そして膨張式はいくつか仕切りが設けれら空間で膨張を段階的に行わせて消音するという方法です。

インナーサイレンサーの取り付け方

インナーサイレンサーはマフラー出口部分にボルトとナットで固定されています。つまり至って簡単に装着することができるというわけです。

知っておくべきことは、インナーサイレンサー側のボルトをマフラーへ装着するために、マフラー出口あたりに穴を設けなければならない点です。

すでに穴が空いていれば問題ありませんが、そうでない場合には、まずインナーサイレンサーをサイレンサーに挿し込んで位置決めをして穴を開ける場所をマーキングし、ドリルドライバーやインパクトドライバーなどで穴を開けましょう。

エンジン始動中のマフラーは高温になるので、作業をする場合にはマフラーの温度をチェックして火傷の心配がないことを確認してください。

執筆者プロフィール
中華鍋振る人
中華鍋振る人
自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。

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