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【簡単DIY・低予算】NV200バネットの小窓に取り付ける網戸の作り方
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
小窓に網戸をつけて涼しい風を!
暑い時期の車中泊は車内の温度も上昇して過ごしにくさを感じる方も多いのではないでしょうか。
特に蚊やハエなどの虫も車内に入ってきてしまうとさらに不快感が増しますよね。
そこで、暑さの軽減や虫対策として車の小窓に取り付ける網戸が役に立ちます。
とはいえ、使用回数も1ヶ月に1度、年に数回となると正規品を購入するのは気が引けるという方もいるかと思います。
そこで今回は低予算の簡単DIY!サイドの小窓の網戸を紹介していきます。
最後まで読めば自分の車に合ったサイドの小窓の網戸の作り方を理解できるでしょう。
夏場の車中泊をより快適に暑さや虫を気にしたくないという方はぜひチェックしてみてください。
車中泊で小窓用の網戸を取り付けるメリット
冒頭でも少しふれましたが、網戸を取り付けることでどんなメリットが実際にあるのか紹介していきます。
具体的には3つのポイントがあるので詳しく見ていきましょう。
・虫の車内への侵入を防げる
・自然に換気が行える
・睡眠時の熱中症予防になる
上記の3点が挙げられます。
虫の車内への侵入を防げる
車中泊をしていて車内に虫が侵入してくると快適な睡眠が妨げられたり、用意していた料理に虫がついてしまったりと車内の環境が悪化することが考えられます。
特に夏場になると蚊や蜂などの虫が活発になり、注意が必要です。
そこで、小窓に網戸を取り付けることで虫の侵入を防ぐことができます。
自然環境にはどんな危険な虫がいるかわかりません。
網戸で不快な虫から身を守れるなら設置しない理由はないですよね。
さらに、網目の細かい網戸を選ぶことでより確実な虫対策が可能になるので網戸の細かさはなるべく細かいものを選ぶといいでしょう。
自然に換気が行える
小窓に網戸を設置することで小窓を開けたままでも車内に風を通すことができます。
車内が閉鎖的になりがちな車中泊において、自然な換気が行えることは快適な寝心地を保つためにも必要になります。
また、湿気やにおいも換気によって清潔に保つことができるでしょう。
睡眠時の熱中症予防になる
特に夏場の車中泊は熱中症になる危険性があるため、十分な対策が必要です。
小窓に網戸を取り付けることによって風通しを良くして、車内にたまった熱気を逃がすことができます。
寝る前に窓を開けて網戸で虫を防ぎつつ、涼しい風を取り込むことができるので快適な睡眠環境を作り出すことも可能になります。
次の章で簡単な網戸の作り方を紹介していきます。
小窓用の網戸DIY
車の小窓に網戸を設置する大切さが分かったところで、さっそく小窓用の網戸の作り方を紹介していきます。
DIY初心者でも簡単に作れるようになっているのでぜひ試してみてください。
用意するもの
最初に必要なものや工具のリストを紹介していきます。
今回作成した小窓用の網戸は日産NV200の車体に合うように作っているため、異なる車種を使用している場合は長さに注意して購入するようにしてください。
必要なもの
・配線隠し(モール)
・モールの接続部分(かど)
・配線クリップ
・網戸
・強力両面テープ
・配線クリップ
・ノコギリ
・ドライバー
・ねじ
・ボンド
・配線隠し(モール)
ホームセンターやネットで簡単に購入することができる配線隠しを使用します。
カラー展開もいろんな種類があるので自身の車のカラーに合った好みの色を選ぶといいでしょう。
配線カバーによっては、すでに両面テープが付いているものも販売されていますが、なるべく強力な両面テープを使用するといいので、別の両面テープを今回は取り付けています。
・モールの接続部分(かど)
上記で紹介した配線隠しのモールを連結するパーツが必要になります。
購入した配線カバーの幅に合った角のパーツを購入するようにしましょう。
配線カバーのサイズに合っていない角を購入してしまうとうまく設置できないので注意してください。
小窓1か所につき4つ必要になるので、左右の小窓に網戸を取り付ける場合は8個購入しておくようにしましょう。
・配線クリップ
自作小窓用の網戸で一番ポイントになる「配線クリップ」です。
自在に曲げられて、滑り止め加工がされているため、しっかりと窓に固定できます。
長さも様々なタイプが購入できるので4㎝~5㎝ほどのものを選ぶといいでしょう。
・網戸
こちらもホームセンターなどで購入できます。
季節によっては100均でも見つけられる場合があるので価格を抑えて作りたい場合はチェックしておきましょう。
なるべく網目の細かい小さな虫も防げるものを選ぶようにしてください。
その他のものはすでに持っているものでも代用可能なので説明を省略させていただきます。
作り方
ここからは作り方を紹介していきます。
全部で5つの手順で解説していきます。
①窓枠の寸法を測る
②窓枠に合うサイズでモールをカット
③両面テープでモールに網戸ネットを取り付ける
④モールに直接配線クリップを取り付ける
⑤クリップを調整しながら取り付け
上記の手順で紹介していきます。
①窓枠の寸法を測る
最初のステップとして取り付ける窓枠のサイズを測ります。
網戸の完成サイズは窓枠より1、2㎝大きく作っておくのがポイントです。
配線クリップの取り付け位置と曲げる長さを考えておくと失敗しにくくなります。
②窓枠に合うサイズで配線隠し(モール)をカット
配線隠しを図った長さでカットしていきます。
カッターで切断しようとしましたが、思うように切断できなかったのでノコギリでカットしています。
滑りやすいのでケガをしないように充分注意して作業するようにしてください。
③両面テープで網戸を取り付ける
網戸を配線隠しに直接貼り付けていきます。
カットはカッターでもハサミでも簡単に切れるのでケガに注意して行ってください。
先に網戸をカットしてしまうと網戸がほつれてきたり、サイズが合わなくなったりするので、全面を貼り付けてからカットするといいでしょう。
※網戸をカットした後にほつれてくる場合にはボンドなどで接着して補強しておくと網戸のほつれを予防できます。
④モールに直接配線クリップを取り付ける
網戸のネットの貼り付けが完了したら、最後に窓枠に固定するための配線クリップを取り付けます。
ネジで簡単に取り付けられるので固定したい位置で上2か所、下2か所取り付けていきましょう。
⑤完成
配線クリップも取り付けが終われば完成です。
設置方法はとても簡単で窓を開けてから作成した網戸のクリップを調整しながら設置するだけです。
クリップの滑り止めをしっかりと窓枠に引っかかるように取り付けることでより窓枠に隙間なくはまります。
【簡単DIY・低予算】小窓用網戸の注意点
簡単に作れる小窓用の網戸の作り方について紹介してきました。
最後に、小窓用の網戸の注意点を3つ紹介するので確認しておくようにしましょう。
走行中は必ず外すこと
自作の小窓用の網戸を取り付ける場合、走行中は必ず外すように注意してください。
車の走行中は激しく車体が揺れ動きます。
その衝撃で窓枠にしっかりと固定していないと網戸が外れて周りの車に迷惑をかけてしまうことも考えられます。
それだけでなく、風で飛ばされて壊れてしまうこともあります。
走行するときには自作の小窓用網戸は外して走行するようにしましょう。
車の窓のサイズに合わせて調整が必要
自作の小窓用の網戸は車のサイズに合わせて制作する必要があります。
窓枠と網戸のサイズが合わないと虫が入り込んでしまう隙間ができたり、マッド枠に取り付けることができないことあります。
網戸を作成する前に窓枠のサイズを正確に測定し、必要な寸法を確認しておくことが大切です。
隙間があると小さな虫は入ってきてしまう
自作の小窓用の網戸を取り付ける際には網戸と窓枠の間に隙間がないようにすることが重要です。
隙間があると、前述したように小さな虫が網戸を通り抜けて車内に入ってしまう可能性があります。
虫が入ってきてしまうとせっかく網戸を取り付けた意味がなくなってしまいます。
網戸を取り付ける際には隙間がないように調整することが必要です。
まとめ
小窓に網戸を取り付けることで、虫の侵入を防ぎ、自然な換気ができ、熱中症対策にもなります。
車中泊においては、網戸を上手に活用して、快適な寝泊まりを楽しんでください。
ライター:さん子
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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