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地球にやさしい車中泊!環境のことも考えて楽しく実践する方法
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
環境に配慮した車中泊を!
近年世界中で地球温暖化による影響が起きていることをご存じでしょうか?
日本でも「観測史上初めて」や「ここ数年で最大規模」などという災害を耳にすることも増えました。
今後、個人でも地球温暖化や環境に配慮した生活がますます求められるようになっていくでしょう。
そして日々の生活はもちろん、車中泊でも地球温暖化や環境に配慮した過ごし方をすることは可能です。
そこで今回は地球にやさしい車中泊をするにはどういった点を心がければいいのか、具体的に紹介していきます。
地球のことを少しでも考えながら楽しい車中泊を実践したい、という方は参考にしてみてください。
私自身、年間100泊以上を車中泊で過ごしながら気を付けているポイントにもなるので是非最後まで読んで実践していきましょう。
車中泊でやりがちな環境に良くない失敗とは?
車中泊でできる地球温暖化や地球環境への対策を解説する前に、車中泊でよくやってしまう環境に良くない失敗を5つ解説していきます。
ここを抑えておくことで次に紹介する「車中泊でできる地球温暖化や地球環境へのエコ活動」をより理解しやすくなるでしょう。
車中泊でよくやってしまう、よく見る環境に良くない失敗例5選
・ゴミの不適切な廃棄
・停車中のエンジンのかけっぱなし
・水の使い過ぎや水の汚染
・自然環境へのダメージ
・過剰な包装の使用
それぞれ、私が車中泊をして気付いたポイントも含めて紹介していきます。
ゴミの不適切な廃棄
残念なことに、車中泊で旅をしているとキャンプ場や河原などに大量にゴミが放置されている状況を見ることがあります。
当たり前ですが、ごみ捨て場が設置されている場所以外にゴミを放置することはやってはいけません。
放置されたゴミが風や雨によって山や海に流れて行ってしまうと動物たちが間違って食べてしまうことも考えられます。
動物の胃の中から大量のプラスチックが出てくるといった悲しいニュースも見ますよね。
車中泊で出たごみは必ず指定の場所で廃棄するようにしましょう。
さらにゴミがあまり出ない梱包のものを選ぶとゴミも削減でき、環境にもいいと言えますね。
停車中のエンジンのかけっぱなし
停車中のエンジンのかけっぱなしによる騒音や排気ガス。
これらは地球温暖化や地球環境へ悪影響を及ぼすと言われています。
また、バッテリー上がりの原因になることも考えられるため、停車中はやむを得ない状況を省き、エンジンは停止させておくようにしましょう。
エンジンをかけておくことで周りにも「中に人がいる」と言うことを知らせている状態になってしまいます。
防犯上もあまりよくないのでエンジンは停止させておくのがベストです。
水の使い過ぎや水の汚染
車中泊だけに限りませんが、水は大切な資源です。
特に車中泊中は使用できる場所も限られてしまうため、長時間水を出しっぱなしにして使っている方を多く見ます。
必要以上の水を使わないように心がけることが大切ですね。
また、キャンプ場や利用する施設によってはそのまま使用した水が川に流れていく場所もあります。
環境にやさしい洗剤を使用するなど、水の汚染を考えながら環境に配慮した車中泊を心がけましょう。
自然環境へのダメージ
キャンプブームによって直火禁止の場所で直接地面に焚き火をした跡があったり、生えている木を勝手に伐採して焚き火にしたり、悲しいニュースを見ることも増えました。
自然は一度崩れてしまうと元のように戻るには長い年月がかかります。
二度と元のようには戻らないことも考えられます。
自分だけなら大丈夫だろうという軽い気持ちではなく「自然を大切にする」その気持ちこそ車中泊で一番大切なことかもしれませんね。
過剰な包装の使用
日本は海外に比べて商品の梱包が過剰なものが多いようです。
過剰な包装によってゴミも多く出てしまいますよね。
なるべく過剰な包装がされていない市場で購入できる野菜や、お肉屋さんのお肉などを購入するようにしてもいいですね。
車中泊でできる地球温暖化対策
車中泊でやりがちな失敗について上記で解説してきました。
ここでは、実際にすぐに取り入れられる車中泊での地球温暖化や地球にやさしい対策を5つ紹介していきます。
・エコドライブを心がける
・冷暖房を効率的に使用する
・再利用可能な食器の使用
・短時間の停車でもエンジンを停止する
・水などの資源の節約
車中泊をしながら私が気をつけているポイントにもなるので是非チェックしてみてください。
地球温暖化対策1.エコドライブを心がける
エコドライブとはその名の通り「エコな運転」ですね。
環境に配慮した優しい運転を心がけるようにしています。
たとえば、車間距離をしっかりととって加速・減速の少ない運転を心がけるだけでもエコドライブになります。
高速道路での渋滞中などで車間距離をとらずに詰めてしまうとどうしても加速・減速が増えてしまいますが、車間距離を多めにとれば一定の速度で渋滞中もエコドライブができます。
また、減速時に早めにアクセルから足を離すこともエコドライブにつながります。
エンジンブレーキが作動し約2%燃費が改善されるとも言われています。
減速する時や、坂道を下る際にもエンジンブレーキを活用するといいでしょう。
地球温暖化対策2.冷暖房を効率的に使用する
冷暖房を多用していると排気ガスが多く出てしまい環境にはあまりよくありません。
冷暖房をあまり使用しないための工夫として服装で調節するなども有効ですね。
年間100泊以上車中泊で過ごしていますが、停車中に車の冷暖房は使用しません。
寒い時にはダウンや毛布、暑いときには扇風機などを導入して車内で充分快適に過ごすことができます。
地球温暖化対策3.再利用可能な食器の使用
車中泊では食事も車内で済ませることも多く、食器が必要なタイミングは多くあります。
しかし、環境の事を考えると使い捨ての食器は極力避けた方がいいでしょう。
実際にわたしも使い捨ての食器ではなく繰り返し洗って使用できる食器類を使用しています。
地球温暖化対策4.短時間でも停車でもエンジンを停止する
エンジンをかけっぱなしにしていると排気ガスが出続けている状態になってしまいます。
たとえ短時間でもエンジンは停車するように心がけるようにしましょう。
エンジンをかけっぱなしにしていると車の近くを通る子どもや犬などのペットにも悪影響もあるので環境への配慮だけでなく周りの迷惑を考えても停車中のエンジンはかけないようにしています。
とはいえ、夏場や極寒の冬など、どうしてもエンジンをかけて冷暖房を使用したい場合などは我慢しすぎずにエアコンを使用しましょうね。
地球環境を考えすぎるあまり体調を崩してしまったら本末転倒ですからね。
地球温暖化対策5.水などの資源の節約
道の駅やキャンプ場の手洗い場やトイレで水を出しっぱなしにして食器を洗ったり、歯を磨いたりしている方をよく見かけます。
水も大切な資源です。
本当に必要な量以上は使わないように心がけることが大切です。
楽しく実践できる地球温暖化対策の活動
車中泊でできる地球温暖化などの対策としてすぐにできる地球にやさしい活動を紹介していきます。
私たちも車中泊中は少しでも環境にやさしくできるように車には多めにゴミ袋を用意してゴミ拾いなどできることから活動しています。
海や山のゴミ拾い
誰にでもすぐに始められる活動としてゴミ拾いがあります。
海や山にはいろんな落とし物や流れ着いたものが落ちています。
子ども達と一緒に宝探しをしてみてもいいかもしれませんね。
海にはシーグラスやペットボトルなどいろんなものが落ちています。
拾って工作を楽しむこともできます。
省エネで過ごしてみる
車中泊では家での暮らしよりも圧倒的に省エネになります。
電気、ガス、水道どれをとっても普段の家と同じような暮らしはできませんよね。
家の中が便利になりすぎて普段気づかない夜の暗さなんかを車内で楽しむのも楽しいですよ。
暗くなったら寝る、明るくなったら起きる。
自然に波長を合わせて過ごすとなんだか体調も良くなる気がします。
プラスチックの削減
プラスチックの削減も意外と楽しめるエコ活動の一つです。
たとえば、普段トレイに入っているお肉を購入している方はお肉屋さんでお肉を買ってみるのもいいですね。
お肉を紙に包んでくれるためプラスチックの削減になります。
地球にやさしい車中泊は今日から始められる!
地球温暖化の対策や地球にやさしい車中泊の失敗例や工夫できるポイントを解説してきました。
アウトドアブームによって車中泊も注目を集めています。
車中泊は誰でも手軽にアウトドアを楽しめますが、その一方でマナーの悪さも目立つようになってきてしまっています。
とはいえ、ひとりひとりの心掛けで地球にやさしい車中泊は可能です。
ぜひ地球を大切にして未来の子どもたちのために素敵な環境を残してあげたいですよね。
ライター:さん子
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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